柴田ケイコ氏の最新絵本「ぱなしくん」が発売後に即重版決定
「お片づけしなさい」というお説教ではなく、「ぱなしくんだと、ちょっと困る時が来るよ」「お片づけって難しくないんだよ」というメッセージを込めて、自身の長男・次男の「お片づけ問題」をユーモアたっぷりに描いた人気絵本
「PHP研究所」から、お片づけしない男の子の最新絵本「ぱなしくん」が発売中。
著者は、累計24万部突破の「しろくま」シリーズ(PHP研究所)をはじめ、2021年の未来屋絵本大賞やTSUTAYAえほん大賞第1位を2年連続受賞した「パンどろぼう」シリーズ(KADOKAWA)などを代表作に持つ、絵本界きってのヒットメーカー・柴田ケイコ氏。
柴田氏が、自身の長男・次男の「お片づけ問題」に着想を得た今作には、「うちの子かと思った」という全国のパパやママから共感の声が届き、その反響の大きさを受け、発売から10日で5,000部の重版が決定した。
「ぱなしくん」は、遊んだおもちゃなどなんでもちらかしっぱなしで、かたづけが苦手な男の子。愛犬「モジャ」もお手入れしていないからもじゃもじゃ。
ぱなしくんの毎日は、朝、なかなかおきずにねっぱなし。朝ごはん、食べたうつわはおきっぱなし。毎日同じ服、きっぱなし。
ぱなしくんのお母さんには、「こんなにちらかしていると、ごっちゃおばけがやってくるわよ」と、言われてしまいます。
実際に、柴田氏の息子さんたちはブロック遊びが大好きで、遊んだあとも出しっぱなしの「ぱなしくん」。
当時の柴田氏は、その片づけに時間をとられてばかりだったが、同時に「この日常を描きたい」と考え続けていたという。
また、「ブロック遊びは敷物の上で。好きなだけ散らかしても、敷物ごとまとめれば入れ物にザザッと戻すだけでOK」というアバウトなルールを導入した柴田氏もまた、「片づけはそれほど上手ではない」と自覚している一人とのこと。
だからこそ、「お片づけしなさい」というお説教ではなく、「ぱなしくんだと、ちょっと困る時が来るよ」「お片づけって難しくないんだよ」というメッセージを込めて、片づけ絵本「ぱなしくん」をユーモアたっぷりに描いた。
「ぱなしくん」「ぱなしさん」から脱皮する一歩をちょっぴりでもふみだせそうな1冊。この機会にぜひ、親子のお話の時間に取り入れてみては。
ぱなしくん
作・絵/柴田ケイコ
PHP研究所刊 1,540円(税込)
問い合わせ先/PHP研究所
prinfo@php.co.jp
https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-88039-6