勉強方法がわからない小学生に正しい勉強のコツを伝える“赤本”が刊行
子どもたちが自宅で意欲的に学習に取り組めるようになるコツを、子どもにもわかりやすく解説
「小学館クリエイティブ」から、子ども向け実用書「小学生のコツ」シリーズの第三弾として「明日がちょっと楽しみになるコツ 頭がよくなるひみつ」が刊行された。
著者は「百ます計算」で知られる、教育クリエイターの陰山英男氏。
「小学生のコツ」シリーズは、親が子どもに知っていてほしい・教えるのが難しいテーマを、著名人や専門家がこたえる子ども向け実用書。
既刊には齋藤孝先生が学校が楽しくなるコツを伝授する「明日がちょっと楽しみになるコツ 学校のひみつ」、香山リカ先生が友だちづきあいのコツを教える「明日がちょっと楽しみになるコツ 友だちのひみつ」がある。
10月下旬には美文字王子の愛称で知られる、青山浩之先生の「明日からきっと自信がつく きれいな字のひみつ」の発売を予定。そのほか、今後も続々と刊行の予定となっている。
昨年、新型コロナウイルスの影響により学校は休校になり、子どもたちは自宅での学習を強いられた。
新学年の学習内容を学校で教えてもらわずに、自分だけで勉強するという難しい状況のなか、基礎を徹底的に反復することで学力を伸ばす学習方法「陰山メソッド」導入校で、休校明けの子どもたちの学力を調べてみると、驚くことに多くの子どもたちの学力がアップ。
陰山氏によると、「自分で予習をすることで授業が楽になったから」だという。
また、休校になるかもしれないという不安な状況が続く今、自宅で自分の力で学習をすることが重要に。この書籍では、子どもたちが自宅で意欲的に学習に取り組めるようになるコツが、子どもにもわかりやすく解説されている。
「勉強ができない子はいない。できないんじゃなくて、勉強のやり方が間違っているだけ」と、書籍の中で陰山氏は語る。
「漢字を何度も書いて覚える」「応用力をつけるために難しい問題に取り組む」といったこのようなやり方も、実は間違った勉強方法。間違ったやり方で一生懸命努力をしても、成績は上がらないどころか、「どんなに努力しても成績が上がらない」と子どもたちは思ってしまい、勉強を嫌いになってしまうそう。
子どもたちが自分で予習できるようになるためには、「正しい勉強方法」を教えることが必要。方法さえわかれば、あとは少し努力するだけで成績が上がるようになり、勉強を好きになっていくという。
この書籍では、自身の実践を通して教育現場の常識を常に見直し、アップデートをし続けている「陰山メソッド」の勉強方法のコツを公開。コツの理解がより深まるよう、各章頭に導入としてマンガページが設置されており、気になるコツから読み進められる本文構成になっている。
自宅学習の重要性が高まった今こそ役立つ、少しの努力で成績が上がるメソッドが詰まった1冊。ぜひチェックをしてみては。
明日がちょっと楽しみになるコツ 頭がよくなるひみつ
著/陰山英男
小学館クリエイティブ刊 1,320円(税込)
問い合わせ先/小学館クリエイティブ マーケティング部
tel.03-3288-3761