【教えて!てぃ先生】教育の基本は「幼児期の習慣」がカギ。 幼児期に身につけておきたい習慣とは?
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「子どもの学びや成長の土台として『生活習慣』を大切にしたい。でも具体的に何をしたらよいのかわからない…」そんなママやパパは多いのではないでしょうか。そこで今回は、絶大な人気を誇る現役保育士のてぃ先生とご自身もママであるライオン株式会社の相川さんとの対談を通して、幼児期の習慣化の大切さやポイントについてお伝えします。
「幼児期の習慣化」が将来の学びや成長の土台となる
「幼児期の習慣化が大切」であることはあらゆる場面で語られており、なんとなく認識があるママやパパはいるかもしれません。
しかしながら、それが子どもの将来の何につながるのかや、具体的にどう取り組めばよいのか…と考えるとなかなか難しいですよね。
そもそも習慣にはどのようなものがあるのでしょうか。
大人は「運動を習慣にしたら、健康的になった」「早起きを習慣にしたら、自分の時間を作れるようになった」など習慣のメリットを知っていますが、子どもは習慣にまつわる成功や失敗の経験がまだ少ないので、自分事化しにくいように感じます。
子どもがやらないのは、必要に感じていないからなんですよね。
お片付けも、必要なときにおもちゃが見つからない経験をしたらするようになるでしょうし。
子どもの習慣化には、それを必要と感じる体験がポイントのようです。
「頻度が高くタイミングが決まっているもの」は習慣化しやすい
また、子どもの習慣化には、身に付きやすいものとしにくいものがあります。
頻度が高く、タイミングが決まっているものは習慣化しやすいですよね。
『あいさつ』がよい例です。
人に会ったときの『おはよう、こんにちは』何かしてもらったときの『ありがとう』、帰るとき別れるときの『さようなら、バイバイ、またね』など。
『手洗い』も、食事の前や帰宅後などタイミングが決まっているので、習慣化しやすい行動だと思います。
ただ、ここでひとつ注意点があります。それは「例外を作らない」こと。
『手洗い』には『今日は急いでいるからやらなくていい、適当でOK』など、例外が発生しやすいんです。
『例外を作らない』これは大きなヒントですね。
また、子どもに本当に習慣化をさせたいのであれば、おじいちゃんやおばあちゃんなど家族も巻き込んで徹底するくらいの覚悟が必要、とてぃ先生は話します。
上手に手洗いのポイントは「スモールステップ」
うちの子の場合『手洗い』は比較的習慣化されているのですが、形だけの手洗いなっているのが気になります。
泡をちょんちょんとつけてすぐ流してしまう感じ。
わかります(笑)。
実はそこには明確な原因があるんですよ。
大人って『手洗い』を一括りにしちゃうんですけど、子どもには細分化=スモールステップで教えてあげる必要があるんです。
【手洗いのスモールステップ】
- お水をだす
- 手を水でぬらす
- 手にハンドソープをつける
- ハンドソープを泡立てる
- 手の泡を水で流す
- 水をとめる
この6つのスモールステップをひとつひとつ丁寧に教えてあげることではじめて、子どもたちは、『手洗い』を理解するのだそうです。
なるほど。それは目からウロコですね。
手洗いを嫌がる場合はどうしたらいい?
手洗いの導入ステップがわかったところで、続いては手洗いを嫌がる場合の対応について紹介します。
子どもたちが手洗いを嫌がる理由には、『やり方がわからない』『水が冷たい』『めんどくさい』など、が考えられます。
『やり方がわからない』場合は、先ほどのスモールステップを参考にしてください。
そして意外とあるのが『水が冷たい』。この場合は、大人が先に手を洗って大人の手つたいに水をかけてあげるとよいでしょう。
『めんどくさい』もありますよね。そんなときは、大人の手で包んで洗ってあげるなど、楽しく一緒に手洗いする工夫ができるといいかな、と思います。手洗いの歌などもいいですね。
勉強になります。例えば『歯磨き』とか、手洗い以外にも応用できそう。
子どもの「やりたくない」には、その背景に目を向けてあげると解決のヒントが見つかるかもしれませんね。
甘えさせてあげた方が頑張れる場合も
なかには「保育園ではきちんと手洗いできるのに、お家だとできない(やらない)」場合もあるようです。
できるのに子どもが「やって!」と言ったりするときに、どこまで甘えさせてよいのかボーダーが難しいと感じるママやパパもいるでしょう。
これもこたえはひとつで、できる範囲で全部やってあげればいいと、僕は思っています。
子どもは子どもなりに子どもの世界に揉まれながら頑張ってるんですよね。
お家でくらい甘えたいのは自然だと思いますし、甘えたいときに『できるでしょ!やりなさい』はテンション下がってしまいますよね。
子どもの甘えは、まず受け止めてあげることが、次の頑張りやその先の成長につながるようです。
「キレイキレイしよ?」を合言葉に楽しく手洗い
さて、ここまで「手洗い」を例に習慣化のお話をしてきましたが、実は「キレイキレイ」誕生のきっかけも習慣化にありました。
家族の清潔習慣に「キレイキレイ」
1996年に『O-157』発生し、それをきっかけに、子どもたちを菌などから守る『手洗いの習慣化』が社会的な使命になりました。
その翌年に『キレイキレイ』が誕生。
『手洗いしなさい』という押しつけでは子どもたちには響かない。
どうしたら楽しく自発的に手洗いできるだろうと考え抜いた結果、『手洗いしよ』と誘うワードとして『キレイキレイしよ』という言葉が生まれました。
『キレイキレイしよ』は、楽しい響きですよね。子どもたちにも馴染みやすいと思います。
きちんと殺菌!“泡切れがよくすすぎが早い”キレイキレイ 薬用泡ハンドソープ
「キレイキレイ」の誕生秘話がわかったところで、続いては商品ラインナップを紹介します。
『泡ハンドソープ』の一番の特長は、IPMP※という殺菌成分。きちんと殺菌し、バイ菌から手肌を守ります。
泡のきめ細かさ、すすぎやすいところもポイントです。
昨年発売した本体大型サイズは、よりボトルの安定感が増し、お子様でも最後まで押しやすい設計になっています。
手洗いの習慣化のしやすさも考えた商品になります。
※イソプロピルメチルフェノール
保育園でも泡タイプを使っているところが多いですね。
泡立てる工程が減るので、子どもにとっての手洗いのハードルが下がる点でもよいと思います。
<左から>
キレイキレイ薬用泡ハンドソープ(医薬部外品)
ライオン薬用ハンドジェル 本体(指定医薬部外品)効能:手指・皮膚の洗浄・消毒
ライオン薬用ハンドジェル 携帯用(指定医薬部外品)効能:手指・皮膚の洗浄・消毒
キレイキレイ99.99%除菌ウェットシート
ご紹介した泡ハンドソープの他にも、水なしで消毒できる、低アルコール処方の薬用ハンドジェル(指定医薬部外品)や、99.99%除菌ウェットシートもあります。
<ヤマハ音楽教室×キレイキレイ>おうたで楽しく「キレイキレイ」!
さらに、「キレイキレイ」では、子どもの成長を応援するプロジェクトを行っています。そのひとつにヤマハ音楽教室との取り組みがあります。
楽器を使う前後の手洗い習慣として、キレイキレイの泡ハンドソープを設置。
楽器の練習と同じように手洗いも毎日きちんと行うことが大切。
手洗いも音楽も、子どもたちが楽しく身につけてくれたら嬉しい!そんな想いから取り組みがスタートしました。
『次に使う誰かのための手洗い』を伝えられたらよいなと思っています。
『自分のための手洗い』から『誰かのための手洗い』という発想は、とても新鮮で素敵な発想ですね。
いっぱい遊んでいっぱい汚れて大きくなろう!
いかがでしたでしょうか。
子どもの習慣化が、とりわけ直接的に「お勉強ができる」「集中力がつく」といった能力につながるわけではありません。しかしながら幼児期の習慣化は、次の習慣化のベースになります。
てぃ先生によると「幼児期の習慣化は、目標に向かう力につながりそう」とのこと。「毎日の習慣が未来をつくる」といっても過言ではないでしょう。
たくさん遊んでたくさん触って経験したことは、子どもの成長にきっとつながるはず。たっぷり遊んだあとは、キレイキレイで楽しく手洗い!
子どもの習慣化、手洗い習慣にぜひキレイキレイを取り入れてみてはいかがでしょうか。
食事、睡眠をはじめ、習慣にはさまざまなものがありますよね。
子どもの習慣化でわかりやすいのは、あいさつ、手洗い、お片付け、あたりでしょうか。