子どもの食事に関するしつけ。ご飯を食べない、食べ残し、好き嫌いをする場合は

子どもの食事に関するしつけ。ご飯を食べない、食べ残し、好き嫌いをする場合は

2017.12.18

子どもの食事にまつわるしつけで、さまざまな悩みを抱えるママさんも多いのではないでしょうか。今回は、ご飯を食べない、食べ遊びするなどの食事の悩みや、口を閉じて食べる、座って食べるなど食事のマナーのしつけ方をご紹介。また、好き嫌いが多い・食べ残しをするなどの食べる量に関する悩みとしつけ方も合わせてご紹介します。

子どもの食事マナーに対する悩み

まずは、よくある食事マナーの悩みについてみていきます。ママたちがどのようなことをしつけたいと思っているのでしょうか。


ご飯を食べている最中に席を立つ

遊びたい盛りの子どもにとって、食事の最中にしっかりと座っていることはとても難しいでしょう。

しかし食事のマナーにおいて、座って食べるということは日本では大切な基本のマナーです。

子どもが食べ始める前に、食事の時間中は席を立たないということを必ず伝えましょう。このときに大切なのは、ちゃんと座っていられたら褒めてあげること。もし座っていられずに立ち歩いてしまったとき、すぐに叱ってしまうと子どもがやる気を失ってしまう可能性があります。

「明日はもっと長く座って食べようね」などと声がけしてあげましょう。ママが笑顔で褒めてくれると子どもは喜ぶでしょうから、少しでもできたらしっかりと褒めて、やる気を起こさせてあげるという方法もあります。


口を閉じて食べるように

子どものしつけ
jamesteohart/Shutterstock.com

口を閉じずに食事をすると、クチャクチャと音がして、周りの人にも不快な思いをさせてしまうかもしれません。

また、食べている口の中が見えてしまうのも気持ちの良いものではないでしょう。子どもにも食べ物を噛んでいるときには、口を閉じるということを教えることが大切です。

食べさせるときにも、口の中に食べ物を詰め込みすぎないように気をつけましょう。口いっぱいに頬張って食べていると、噛み切れなくて吐き出してしまう場合もあるからです。

子どもが一口で食べられる量を食べさせるように心がけましょう。


箸を使って食べない

3歳くらいまでの子どもだと、スプーンやフォークを使っていることが多いかと思います。

スプーンやフォークで上手に食べられるようになったら、少しずつ箸を持たせてみてもよいでしょう。大人の真似がしたい子どもも多いため、自分から「お箸が持ちたい」と言い出すこともあるかもしれません。

子どもは親の箸の持ち方も見て真似する可能性もあるので、日頃から自身の箸の持ち方も正しく心がけるとよいかもしれません。


食べ遊びをする

食事の最中にスプーンなどを使ってお皿や机を叩くなど、食べながら遊び始めてしまうこともあるでしょう。

親としては叱りたいところですが、気持ちを抑えて冷静に接してみてください。冷静に子どもの目を見て、「今は食事中だからやめようね」と注意しましょう。

冷静な親の態度を見て、自然と子どもはいけないことだと理解するものです。何度も根気よく注意をしてあげ、ちゃんと約束が守れたときには、しっかりと褒めてあげましょう。

子どもの食事マナーのしつけ方

食事のしつけ
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次に、悩み別食事マナーの上手なしつけ方を具体例とともに紹介します。


ご飯を食べない

おやつを欲しがるだけ食べさせてしまうなど、おやつの量が多い子どもは、食事への意欲が低下する可能性があります。

しっかりご飯を食べさせるためにも、朝・昼・晩の三度の食事は、しっかりとお腹を空かせた状態で迎えるようにしましょう。

そのためには、おやつを与える時間や量を調節するなど工夫みるとよいかもしれません。また、ご飯が楽しくなるよう、子どもの好きなメニューや食材を考えるなど、工夫も必要かもしれません。


好き嫌いがある

好き嫌いは無理に食べさせるのではなく、少しずつチャレンジさせてみましょう。大人がおいしそうに食べている姿を見せると、子どもも興味が沸くかもしれません。

そして、苦手なものを一口でも食べられたら、思いっきり褒めてあげましょう。頑張ったことを評価されると、子どものやる気にも繋がるはずです。

以前は食べなかったものでも、子どもは気分が変われば食べることもあるので、その都度子どもの様子を観察してみるとよいでしょう。


食べ残しをする

食べ残しの原因としては、お腹がいっぱい、食わず嫌い、気分などの原因が考えられます。お腹がいっぱいという場合は、先に挙げたようにおやつなどの量を調整しましょう。

また、子どもは見た目だけでおいしそうとか、おいしくなさそうと判断していることも考えられます。

その場合、目で見ておいしいごはんになるよう意識をして、盛り付けを考えてみることも大切です。おむすびの海苔でキャラクターを作る、人参や大根などの野菜は型抜きで星の形にするなど、簡単で子どもが喜びそうなことから始めてみましょう。


偏食をする

偏食というのは、好き嫌いではなく、極端に食べられるものが限定されていることです。子どもは噛みにくい、箸でつかみにくかったなど、味とは別の理由で食べたくない場合もあります。

そんなときはいっしょに料理をして、子どもにお手伝いをしてもらうのもひとつの方法です。調理することで、食への興味が高まる可能性もあるでしょう。

また、「これは自分が作った」という喜びで、食べたい意欲が沸くきっかけになるかもしれません。

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食事用のいす

子どもが食事をする際に、姿勢を正して食事ができるよう環境も整えることができ、立ち歩きを防いで、きちんと座って食べることもできる便利な食事用のいす選びも重要でしょう。

選び方のポイントは、座ったときに子どもの足は足置きについているのかということ。足が床についていたほうが、しっかりと食べ物を噛むことができるようです。


使いやすくかわいい食器

食べるのが好きな子どもばかりではないので、食への興味が薄い子どもには、好きなキャラクターの食器で興味を引くのもよいでしょう。


食べやすくなる箸など

まだ上手く箸を使えない子どもには、手に馴染みやすくて掴みやすく作られた箸が便利ですよ。

スプーンやフォークも、先が曲がっていて口に運びやすいよう設計されたものもあるようです。子どもが食べやすくなることで、食事も意欲的になるかもしれません。

子どもの個性に合わせてしつけをしよう

座って食べる
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子どもの食育やマナーにまつわる悩みは、ご飯を食べない、口を閉じて食べる、座って食べる、食べ遊びをする、好き嫌いが多い、食べ残しするなどさまざまですよね。

子どもの個性もそれぞれなのでしつけをする際には、子どもに寄り添いながらどのようにすればやる気になるのかな?とやる気が起きるポイントを見つけだしてあげましょう。ほんの少しの工夫で悩みが解消されるかもしれませんね。

2017.12.18

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