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小学生になる前にしつけたい、睡眠やトイレなどの子どもの生活習慣
もうすぐ小学生になる年齢の子育ての中でも、気になるのが生活習慣に関するしつけだというママは多いようです。今回は睡眠やトイレなどの生活習慣のしつけの大切さについてママの体験談と共にご紹介します。
生活習慣の大切さ
文科省の資料「子どもの基本的生活習慣の育成に向けた取組」を参考に生活習慣の大切さを見ていきましょう。
生活習慣の乱れが学習意欲の低下につながる?
子どもが健やかに成長するために必要となるのが基本的生活習慣です。
バランスのとれた食事・適度な運動・十分な休養と睡眠が大切なのですが、最近の子どもたちの生活習慣は乱れていると問題視されているといいます。基本となる生活習慣が乱れることが、学力意欲・気力・体力が低下してしまう一つの要因になっているようです。
生活習慣は子どもの健康だけではなく、学力や気力にも影響しているようです。小さいうちにしっかりと身につけておきたいですね。
朝ごはんを食べることの大切さ
文部科学省の「義務教育に対する意識調査」によると、朝食を食べない子どもが増えていることがわかります。
小学生では15%、中学生では22%の子どもが、朝食を食べないことがあると答えているそうです。国立教育政策研究所による「小・中学校教育課程実施状況調査」では、毎朝必ず朝食を食べている子どもの方がペーパーテストの点数が高い傾向にあることも明らかになりました。
調査したのは小学5年生から中学3年生ですが、すべての学年と教科で同じ結果が出たそうです。
忙しい朝、大人は特に朝食を抜かしがちになってしまう場合がありますが、テストの点数に直接影響していることに驚く方も多いのではないでしょうか。毎朝必ず朝食を食べることを習慣にしておきたいですね。
また、睡眠や食事にもつながるトイレの習慣も大切でしょう。夜寝る前や朝になるべく自分からトイレに行く習慣も併せてつけておきたいですね。
大切にしている子どもの生活習慣
実際に先輩ママたちが大切にしている子どもの生活習慣についての体験談をいくつかご紹介します。
「早く寝て早く起きるという生活のリズムを整えることを大切にしています。
また、しっかりとお腹を空かせるために心掛けているのが、毎日必ず公園などで体を動かすこと。公園では汚れることなど気にせず思いっきり遊ばせます。公園で汚れると、子どももキレイにしようと思うようで、帰宅したらすぐに手洗い・うがいをしてくれるようになりました。公園帰りはすぐにお風呂を済ませることも多く、自然と夕食も早く済ませるペースができています。
疲れてお腹いっぱいになると自然と眠たくなるのか、寝かしつけにも苦労しません。早く寝れば自然と早起きになり、早く夕食を済ませているので、朝ごはんもしっかり食べてくれています」
(3歳男の子ママ)
「子どもが赤ちゃんの頃は寝かしつけに苦労していたので、断乳した頃から夜20時半から21時までの間には寝かせるように工夫しています。
決まって毎日20時半になると部屋の電気をすべて消して、もう寝る時間になったよと声掛けをして、寝室へ連れて行きました。最初の頃は泣き続けていましたが、自分もいっしょに寝たふりを続けていると、気がついたら子どもが寝てくれるようになったのです。
今では、電気が消えたら寝る時間と認識していて、電気が消えると自ら歯磨きをしてくれています」(3歳女の子ママ)
「朝ごはんをしっかり食べさせるようにしています。
我が子は離乳食を食べ始めた頃から好き嫌いが激しく、まず食べさせるということ自体に苦労していました。食事が楽しいと感じてもらいたいという想いから、朝ごはんから家族揃って食卓を囲むことを大切にしています。家族が楽しくおいしそうに食事をする姿に刺激されて、今では食べることが大好きになってくれました。
毎日しっかり朝ご飯を食べることが基本になっているので、体調が優れない場合はすぐにわかります。朝ご飯は我が家の健康のバロメーターの役割を果たしているのです」(2歳男の子ママ)
それぞれの家庭で早寝早起きなどの睡眠の習慣や朝ごはんの習慣をしっかりとしつけしているようです。生活習慣の場合は、その日だけではなく、毎日続けてきちんと定着させることが大切なようです。
規則正しい生活のためのしつけ
子どもの生活習慣を小学生になる前に整えるには、早寝早起きや朝ごはんをしっかり食べることを習慣づけることが大切なようです。十分に睡眠を取る、自立してトイレに行けるなどの毎日の小さな積み重ねを繰り返すことで、子どものなかにも自然と規則正しいペースが身につくでしょう。
ひとつひとつのしつけや生活習慣を大切にし、親の私たちがしっかりと子どもの生活をサポートできるよう心がけたいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2017年11月24日時点で作成した記事になります。