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「お風呂のたびに泣く」子どもの水嫌いを克服するために、ママが試してみたこと
子どもが水嫌いでお風呂のたびに泣く…と悩んでいるママもいるのではないでしょうか。:今回の記事では、幼児期の子どもがどんなきっかけで水嫌いになるのか、その克服法と合わせて考えてみます。
ちょっとしたきっかけで水が嫌いに
筆者には5歳の子どもがいますが、お風呂に入るのを毎回嫌がるのでこちらまで入浴となると憂鬱な気分になります…。今思うと、
赤ちゃんの時のおふろのシャワーの音と勢い
にびっくりして水嫌いになってしまったような気がしています。
子どもが小さいうちは、ちょっとしたことで水が嫌いになってしまうこともあるようです。その原因について考えてみました。
顔に水がかかった
いきなり顔に水がかかったりすると、それだけでびっくりして水嫌いになってしまうことが。特に
・目に水が入って開けられなかった
・鼻に水が入ってツーンとした
などの経験があると、苦手になってしまうようです。
シャワーがこわい
シャワーの音や勢いに圧倒されて水嫌いになってしまうことも。
筆者の息子は、体を洗った後にシャワーで流すのはOK ですが、頭を洗った後、シャワーでシャンプーを洗い流す際に、
ジャーッ
と大きな音を立てた水の束が自分に近づいてくるのがこわいようです。
水中で滑った、波が怖い
海やプールの水中で、滑って慌てた経験が恐怖になり、水嫌いにつながることもあります。
また、海の場合は「波が怖い」という子もいるようです。子どもにとって波の動きは予測不能=怖いと思うのかもしれませんね。
水嫌いの傾向を見極める
ひと口に「水嫌い」といっても、水が全般的にダメな場合と
「プールはOKだけどお風呂がダメ」
など、限定されている場合もあります。
上手に水嫌いを克服するためには、まずは子どもがどのケースなのかを見極めてみてください。
ママも対処がしやすくなり、子どもも苦手意識のハードルが低くなるので、乗り越えやすくなると思います。
克服法1. お風呂が原因の場合
お風呂の中でも「湯船が嫌い」「シャワーがこわい」など原因がわかる場合は、ポイントを絞って試してみる方法を考えてみました。
シャワーが苦手
シャワーが苦手な場合は、時間と手間はかかりますがシャワーをやめて手桶でくんだお湯で洗ってみる方法もあります。
筆者の息子にこの方法を試してみたらお風呂でのグズグズが減り、手早くお風呂に入ってくれるようになった経験があります。
シャンプーが苦手
シャンプーハットなどを使い、頭を洗う時、顔に水や石けんがかからないようにするのも、1つの方法です。
石けんをシャワーで流すときは
「1、2、3、で流すよ」
と声かけしてあげると、子どもも安心できます。
また、美容院で髪の毛を洗ってもらい、気持ちよさを体験させてみると「シャンプー嫌い」を克服するのに効果があるようです。
おもちゃでおふろを楽しく
プールや砂場遊びで使うようなおもちゃのじょうろが大活躍!水遊び用のおもちゃを使ってお風呂タイムを楽しく演出するのもいいでしょう。
なかでも小さなじょうろのおもちゃはおすすめ。水が上から下に流れる様子を見せてあげる様子に興味しんしんになってくれるかもしれません。シャワーのかわりにじょうろで体にお湯をかけてあげると、くすぐったくて思わず笑ってしまうこともありますね。
克服法2. 海やプールが苦手な場合
どの方法も無理強いしないのがポイントです。
まずはビニールプールに挑戦
いきなり大きなプールにトライすると、逆効果になることも…。
まずは家で遊べるビニールプールから始めてみましょう。その後、水着でなくても遊べる公園の水遊び場など、こぢんまりとした場所で水遊びをするなど、段階を踏んでみましょう。
水に入る時は温度に気を付けて
水温が低いとちょっと入っただけでビクッとし、それが恐怖感につながってしまうことも。
水遊びする日は、できるだけ暑い日を選び、水温も27~30度くらいのぬるま湯にしましょう。
スイミングスクールに任せる
プロの手を借りて水嫌いを克服するのも方法の1つです。スイミングスクールでは、子どもが水に親しむためのプログラムや手法を持っているところが多くあります。
見学から体験から始めてみると、水へのイメージも変わるかもしれませんね。
友達同士で水遊び
親と自分だけだと甘えて「怖い」「できない」という子どもも、お友達や兄弟と一緒だと、自然に水遊びの楽しさを経験できそうですね。
気候の良い日を選んで、まずは公園の噴水広場などにお出かけしてみてください。
水深30cmでもおぼれる可能性がある
ので、必ず目を離さないようにしてください。
海なら「磯遊び」から始めて
海なら、生き物や貝を探しながら親しむ方法もあります。
「海水浴」というよりも、スコップとバケツを持って「磯遊び」から、始めてみるのもいいかもしません。
遠くから波を眺める
波が怖い場合は、まずはママと一緒に波を遠くから眺めて。「波って寄ってきては帰るんだよ」などと、波の動きには規則性があることを伝え、慣れてきたら、一緒に波打ち際などへ近づいてみましょう。
その際、必ず手をつなぎ、「波、来たね♪」などの声かけをして安心感を与えてください。
「水は怖くない」ということを伝える
ママの声かけが克服の近道
子どもの水嫌いを克服する方法をいろいろと紹介しましたが、どのケースにも共通する大切なことは、
ママが「水は怖くない」ことを声と行動で表すことです。
例えばママの顔に水をかけ「ほら、かかってもこうやって手で拭けば大丈夫なんだよ」と、お手本を見せてあげてください。
【体験談】気長に待つことが大事
また、水嫌いの子どもとお風呂に入る時、イヤイヤが始まると入浴時間が長引き、寝る時間が遅くなることも。
でもママの焦る気持ちは封印し
「今日はちょっとぐらい寝るの遅くなってもいいや」
というくらい気持ちに余裕を持つことも大切です。
筆者の息子は、お風呂に入ってもそこから「髪の毛を洗う」という決断をするまでにいつも時間がかかっていました。
その間、ただ待っているとどうしてもイライラしてしまうので
泥汚れや下洗いが必要な洗濯物を片づけたり、一緒にしりとりをしたりして、できるだけのんびり心構えをするようにしていました。
息子もそのうち「シャンプーする」と自分から言い出すことが多くなりました。
焦らないで、待ってみましょう
子どもが水嫌いになった原因を探り、それぞれに合った方法を試してみることが、子どもの水嫌い克服への近道だと思います。
また、ママの心がまえが大切です。焦らず気長に待ってあげてください。ふとしたことで水遊びが好きになることもあります。
水嫌いを克服したら、親子でお風呂やプール、海水浴などを思い切り楽しんでくださいね。