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結婚式などの行事とき授乳はどうする?着物やドレスなど服装別の授乳方法と持ち物やマナーについて
授乳期間中に結婚式やお宮参りなどの行事で、着物やドレスを着て参加する場合、どのような方法で授乳したらよいのでしょうか。今回は、授乳方法や服の選び方などを着物とワンピースやドレス別にそれぞれご紹介していきます。また、行事の際に持っておくと便利な授乳グッズや気をつけておく点を考えてみました。
授乳中に冠婚葬祭へ参加する際の服装
授乳中は前開きの服や授乳用の服など、授乳がしやすい服装で過ごすママが多いようですが、お宮参りやお祝いなどの席ではそれが難しい場合もありますよね。赤ちゃんが生まれてから結婚式を挙げるとなると、授乳しやすいドレス選びが大切です。また急な葬儀に出席しなければならない場合も、ふさわしい服装で行く必要があります。
着物を着る場合
七五三やお宮参りで着る
上の子の七五三や、お宮参りで赤ちゃんに和装を着せるのに合わせて、ママも着物を着る場合があります。また親族の結婚式に出席する際に、留袖を着ることもあるでしょう。
必ず着物で出席しなければならないという行事はありませんが、本人の強い希望や家庭都合、家族のすすめがあれば、着物で出席することもあるのではないでしょうか。
着物の選び方
まずは汚れてもよいものか、自宅で手入れしやすい生地を選びましょう。母乳はシミになると落としにくいという特徴があります。次に、付け帯もしくは半幅帯を選ぶと、授乳でいったん帯をほどいても比較的結び直しやすいと思います。付け帯とは最初から結んだ形が完成している帯で、半幅帯とは通常より幅が狭い帯のことです。
【体験談】着物での授乳方法
「普段から着物をよく着ているので、お宮参りでも着物を着て参加しました。
授乳の際は、着物の脇の下の『身八ツ口』という空いている部分からしていました。汚れたり着崩れしないように、とにかく細心の注意を払いながら授乳していました」
(30代・二児のママ)
ワンピースやドレスを着る場合
結婚式や入園式で着る
一枚で清楚な装いになり、手軽に着れるワンピースや、特別な日を演出するエレガントなドレスを選ぶ授乳中のママも多いでしょう。
結婚式や入園式や卒園式など、フォーマルな服装が必要なあらゆる場面でワンピースやドレスは重宝するかもしれません。
デザインの選び方
授乳口がついたワンピースやドレスを選ぶようにしましょう。授乳口には、ランニングタイプやクロスオープンタイプなどいくつか種類があります。授乳中で胸回りが大きくなり、また体形が戻っていないこともありますので、ゆったりとしたデザインを選ぶと安心かもしれませんね。
冠婚葬祭にあると便利な授乳グッズ
授乳ケープ
出席する行事によっては、家族や親戚などの親しい人だけでなく、初めて会う人など大勢参加していることもあると思います。
赤ちゃんが泣いてしまってもすぐに対応できるように、授乳ケープは一枚持参しておきましょう。
母乳パッド
母乳でせっかくの服が汚れないように、母乳パッドを持っておくと安心です。
特に着物は、一度汚すとシミになってしまう場合もあるので準備しておくとよいでしょう。
冠婚葬祭で授乳する際に気をつけること
あらかじめ授乳室の確認を
結婚式場やお宮参りの神社などでは、授乳室がないところもあるかもしれません。
当日に焦らないように、事前に授乳できる場所があるかどうかを確認しておきましょう。
「生後6カ月の息子を連れて、兄の結婚式に出席しました。会場内に授乳室がなかったので、事前に兄に授乳中であることを伝えていました。当日は親族控室の一角にパーテーションを設置してもらって、そこで授乳しました」
(30代・一児のママ)
行事の際の授乳はマナーを考えて
結婚式やお葬式お宮参りなど、どの行事でも授乳は悪いことではありませんが、赤ちゃんが身近にいない家庭や男性の立場からすると、目のやり場に困るという人もいるかもしれません。授乳室や空いている個室を借りるか、人気の少ないところで授乳ケープを使うなど配慮して授乳しましょう。
マナーを守って授乳しやすい服装で
授乳中は、授乳する場所を探したり授乳しやすい服装にしたりと気を遣うことが多く、大変と感じるママもいるかもしれません。しかし、お宮参りや結婚式、法事など大切な行事は一つひとつ大切にしていきたいもの。
授乳中に着るのは大変そうな着物も、工夫次第で負担を軽減して着ることができます。ワンピースやドレスも授乳中でも安心して着られるものが揃っています。マナーにはくれぐれも注意しながら、赤ちゃんとの思い出づくりと考えて授乳中の行事に参加しましょう。