こちらの記事も読まれています
授乳はいつまで?二人目の妊娠や仕事復帰の時?平均的な卒乳時期のタイミング
母乳で育児しているなかで、「仕事復帰で保育園に預ける」「そろそろ二人目を考えて授乳を卒業しようかな」「3歳まで授乳しているのは長いのかも」などと考えるママたちもいると思います。そもそも、いつまで授乳をするのか、平均的な卒乳の時期の目安やタイミングを考え、卒乳を成功させてきた先輩ママの体験談とともにご紹介します。
赤ちゃんにとっての授乳の役割
授乳することは赤ちゃんにとって、栄養補給の面だけでなくママとの大切なコミュニケーションの役割も果たします。けれど、必要以上に母乳(おっぱい)を欲しがった場合、単にママに甘えていたいというのもあるのかもしれません。
いつまで授乳する?卒乳のタイミングや時期の目安は?
授乳はいつまでで、卒乳のタイミングはどのようにすればよいのでしょうか。シーン別で考えてみました。
卒乳は2歳から?WHO(世界保健機関)の見解
WHO(世界保健機関)では、生後6カ月の初めには卒乳のトレーニングを始め、卒乳を完了させる時期は2歳から、というガイドラインを出しています。
日本ではどのようなタイミングやシーンで卒乳をしているのでしょうか。
子どもが保育園に入園
保育園に入園すると、朝からお迎えまでママと長時間離れることになります。子どもが甘えたいとき・眠たいときなどの授乳が困難になるので、ママが常に授乳できる機会は少なくなっていくでしょう。
仕事に復帰したとき
仕事を再開すると、子どもを預ける機会や時間がぐっと増えます。その場合、授乳時間やスタイルが大きく変わるでしょう。子どもと過ごす時間が短くなることで授乳の機会も減り、卒乳を考えるママも多いようです。
二人目の妊娠を考えて
妊娠中に授乳をするとママの負担がとても大きくなり、母乳を飲む赤ちゃんだけでなく、胎児にも影響が心配されます。授乳を続けるかどうかは、病院などで相談したうえで、判断した方が良さそうです。
食べ物に興味を示したら
離乳食が進み、朝・昼・晩と1日3回の食事の量が増えたと感じたら、卒乳のタイミングと言われています。食べ物への興味や関心が出てくると、食べ物を見たときご機嫌になったり、食べたいという意思表示など今までとは違う反応や変化が見えてくるでしょう。徐々に、授乳の回数を減らしたり時間の間隔を長くするという方法もあります。
先輩ママに卒乳をすすめられたとき
昔に比べて離乳食のスタート時期や卒乳するタイミングは現代の方が遅くなっている傾向にあり、祖母や母親などの身内や、近所の方々にも卒乳をすすめられるときがあるかもしれません。経験者からのアドバイスが卒乳のきっかけとなり、成功しているケースが多くあります。
どんな方法で卒乳をした?【卒乳トレーニングの体験談】
授乳の間隔を空ける
私は食事と授乳を朝・昼・晩に1歳の娘にあげていましたが、私の体調不良をきっかけに卒乳を決めました。
授乳の数を1日3回、2回(3時間おきから5時間おきの間隔するなど)、と次第に減らしていきました。お昼寝をさせたかったので、最後の方はお昼にしかあげていませんでした。
授乳の数を減らした直後は大変でしたが、数日で落ち着ついて、こっちが「大丈夫?」と心配になるくらいでした。
事前に卒乳時期の目安を伝えておく
卒乳する目安の予定日をカレンダーに〇をつけ、その日の1カ月ほど前から2歳の息子に「この日からおっぱいはバイバイね」と伝えていました。
始めはわかっていないようでしたが、卒乳を促す絵本を読み聞かせたりしていくうちに、理解していたようでした。いざ卒乳する日を迎えてみると、たくさん泣くし欲しがるしで大変でした。でも、2~3日たつとすんなりやめられました。
卒乳をしたことでできるようになったこと
子どもを預けるとき、楽に
卒乳をすると、粉ミルクや離乳食を預け先に渡せばよいので、ママがそばで付きっきりでいる必要が少なくなります。そうすると、おじいちゃんおばあちゃんの所へ遊びに行きやすくなり、ママの時間も確保しやすくなりますね。
ママの身体の負担が減った
授乳中は体調が悪くても薬が飲めなかったり、胸が痛くても 我慢することがありますよね。卒乳が進むと自分の体調を治す選択肢が増えます。また、お酒やファストフードなど、口にするのを避けていたものが食べられるようになり、ストレスを軽くすることもあるようです。
いつまで授乳するのかは人それぞれ
授乳期間には、明確にいつまで、というのは決まっていません。ママの体調や仕事の都合や保育園入園のタイミング、二人目を考えるなどはもちろん、子どもの性格や成長の具合によっても授乳期間の目安は人それぞれです。
授乳期間の長い・短いに関わらず、ママの身体も大切にしながら、子どもと向き合って卒乳時期を決められたらよいですね。
※記事内で使用している参照している内容は、2017年8月31日時点で作成した記事になります。