妊娠3カ月や4カ月など初期の頃の仕事。報告のタイミングやつわり対策、気をつけたいこと

妊娠3カ月や4カ月など初期の頃の仕事。報告のタイミングやつわり対策、気をつけたいこと

妊娠が分かったときに、今の仕事を続けられるか気になる女性もいるかもしれません。妊娠初期といわれる5週、3カ月、4カ月は、周囲への報告のタイミングやつわりに悩んだという女性の声もありました。今回の記事では、妊娠が分かってから仕事を続けるためにしたことや気をつけていたこと、つわり対策について聞いてみました。

妊娠初期の仕事はどうしてた?

働いているなかで妊娠が分かると、仕事についてどうしたらよいか気になる女性もいるのではないでしょうか。妊娠が分かったあとに、仕事はいつまで続けられるのか、職場への報告はいつがよいのか気になるポイントもさまざまかもしれません。妊娠中も仕事を続けていたという女性たちに、5週、3カ月、4カ月といった妊娠初期の働き方について聞いてみました。

仕事を続けるためにしたこと

妊娠初期の働く女性たちに、仕事を続けるためにしておいてよかったことを聞いてみました。


上司へ報告

「妊娠3カ月の頃、病院で妊娠の確認ができてすぐ直属の上司に報告しました。立ち仕事で今まで通りの業務ができるのか気になったので、早めに相談しておきました」(20代女性)

「5週くらいでつわりがあり妊娠が分かりました。体調の変化で迷惑をかけてしまうことも考えて、早めに職場の上司に報告しました」(30代女性)

安定期に入る前は、職場への妊娠の報告のタイミングに悩んだという女性の声もありました。体調や業務内容を考えて、報告や相談のタイミングを決めるのもよいかもしれません。


勤務時間や内容の相談

画像
iStock.com/davidf

「長時間の立ち仕事や夜勤のあるホテルのフロントをしていたので、座ってできる仕事を優先的にやらせてもらえるか、休憩時間をとれるかなどあらかじめ上司と相談しておきました」(20代女性)

「妊娠4カ月の頃につわりがあり、満員電車を避けたいと思いました。比較的に座席が空いている時間の電車に乗れるよう、出勤時間の変更ができるか相談しました」(30代女性)


妊娠初期に出勤時間の変更や時短勤務ができるかについて相談しておく女性もいるようです。長時間の立ち仕事や力仕事があり同じ業務を続けられるか不安なときは、仕事の内容を上司や同僚と相談してみるのもよいかもしれませんね。


産休や育休について聞く

「勤めていた会社に、妊娠して産休を取った前例がなかったので、事務の方に産休や出産にともなう手当金などについて確認しました」(20代女性)

「妊娠後期まで仕事を続けるつもりでしたが、後期は引継ぎや出産の準備で忙しくなると思い、妊娠4カ月の時点で育児休暇の手続きについて聞いておきました」(30代女性)


産休や育休などの制度についての疑問点を確認しておいたことで、安心して仕事に取り組めたという女性の声もありました。

こちらの記事も読まれています

妊娠初期の働き方で気をつけたこと

妊娠初期はまだお腹は目立っていなくても、体調の変化を感じる女性もいるようです。女性たちは働く上でどのようなことに気をつけていたのでしょうか。


無理をしない

「妊娠4カ月のときに吐き気とだるさがあり、仕事を休ませてもらったことがあります。当時は申し訳なく感じましたが、今は無理をして体を壊さなくてよかったと思います」(40代女性)

「立ち仕事をしていたのですが、生後3カ月のときに貧血が気になり、立ちっぱなしにならないよう、こまめに休憩をとらせてもらいました」(20代女性)

職場の寒さが気になって、体を冷やさないために空調や席の移動の相談をしたという女性の声もありました。仕事を引き受けるときは自分の体調と相談して、無理のないようにできるとよいですね。


生活リズムを見直す

画像
iStock.com/SrdjanPav

「家に帰ってからも夜遅くまで仕事をすることがあったのですが、妊娠3カ月であることが分かってから生活リズムを見直してしっかり睡眠をとるように気をつけました」(20代女性)

「仕事中の食事は簡単に済ませることが多かったのですが、妊娠4カ月くらいから食生活を見直して栄養バランスを考えたお弁当を持参するようにしました」(30代女性)

妊娠が分かったことをきっかけに、体調を考えて生活リズムを見直したという女性もいるようです。妊娠中に健康的に働くためには、食事や睡眠時間をきちんと整えて行くことも大切かもしれません。


周りへの感謝

「勤務時間や仕事内容の変更で、職場の先輩や同僚に助けてもらうことがありました。仕事復帰も考えていたので、フォローしてもらったことには感謝を忘れず、座ってできる作業など自分にできる仕事は率先してがんばるなど周囲とのコミュニケーションを心がけました」(30代女性)

「妊娠して仕事を続けて行くなかで、夫に食材の買い物や掃除などの家事をお願いすることが増えました。仕事で疲れた体をゆっくり休めることができてとても助かっていたので、夫に感謝の気持ちを伝えるように意識していました」(20代女性)

妊娠中も仕事を続けて行くなかでは、職場の上司や同僚だけでなく家族にサポートしてもらう場面もあるようです。妊娠しているから当然ではなく、感謝の気持ちなどをこまめに伝えることを心がけたという女性の声もありました。

【体験談】妊娠初期のつわり対策は?

妊娠初期に仕事をしているなかで、つわりが気になったという女性の声がありました。働く女性たちは、仕事中にどのような対策をとっていたのでしょうか。


飴などのお菓子を用意する

飴
iStock.com/Martin Barraud

「妊娠3カ月のときにつわりがあり、飴をなめて乗り切っていました。空腹になると気持ち悪くなってしまうときもあったので、チョコレートなどデスクに用意しておきてときどき食べていました」(30代女性)

食べ物や飲み物で気を紛らわせていたという女性もいるようです。つわり対策には、一口サイズのお菓子を持ち歩いておくのもよさそうですね。


マスクをする

「食べ物やタバコのにおいで気分が悪くなることがあったので、職場ではマスクをして仕事をしていました」(30代女性)

つわりがあるときに通勤電車や職場のにおいが気になったという女性は、マスクを使って対策をとっていたようです。マスクにハーブのスプレーをつけて気分転換をしていたという女性の声もありました。


こまめに気分転換する

「妊娠4カ月のときに、同じ姿勢でいると疲れて気分が悪くなってしまうことがあったので、こまめにトイレに立ったり休憩時間に外の空気を吸いに行ったり気分転換をしていました」(20代女性)

つわりを感じたときに、歯磨きをしたら気分がすっきりしたという女性の声もありました。具合が悪くなってしまう前に、自分の気分を切り替えられる方法をいくつか持っておくのもよいかもしれませんね。

妊娠中の体を大切に

画像
iStock.com/Yagi-Studio

妊娠5週、3カ月、4カ月など初期の頃の仕事では、つわりなどの体調の変化だけでなく周囲への気遣いなど気持ちの面でも不安を感じる女性もいるかもしれません。妊娠中も仕事を続けるのときには、周囲に理解してもらえるように早めに上司に相談するのもよいかもしれません。自分自身の体と相談しながら、無理なく仕事が続けられるとよいですね。

2018.05.15

生活カテゴリの記事

ショート動画

教育を親の自己満足にしてはいけない。教育虐待になりうるハイパーペアレンティングの恐ろしさとは

教育熱心はどこまで?

この連載を見る

不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
夫婦2人で全部は無理?「子育て・家事・仕事」現代子育てに素敵な選択肢を

共働き家庭が増加している昨今、夫婦ともに実家が遠いと、どうしてもシッターが必要になることもあるのではないでしょうか。今回の記事では、共働き家庭のママが有資格者のみが登録できるKIDSNAシッターのサービスをはじめて利用した様子をレポートします。