幼児期の運動が大切な理由。運動嫌いにならないために、1~3歳向けの親子でできる遊び

幼児期の運動が大切な理由。運動嫌いにならないために、1~3歳向けの親子でできる遊び

2017.02.12

子どもの健やかな成長には、運動が不可欠。子どもに運動させたいけれど、どんなことをすればいいのかわからない……というママも多いのではないでしょうか?今回は簡単にできて、外で・室内で楽しめる!そんな親子遊びについてご紹介します。

幼児期の運動が大切な理由とは

筆者は、出産前までは小学校で教師として働いていて、専門は保健体育でした。子ども達には運動する楽しさや目標を達成したときのうれしさを感じて欲しいと感じていた反面、運動嫌いにならない子に育てるためには、幼児期の運動がとても重要だと痛感しました。

高学年になって、背が伸びたり体重が増えたりしてくる前に、体の使い方を覚えることが大切だと思っています。幼児期であれば体が軽いので、できない運動は大人が補助してあげることもできるからです。

運動する前にチェック!靴選びのポイントは?

運動をする上で忘れてはならないのが、靴選び。最近では小さい子の靴でもファッション性の高いオシャレなものがたくさんありますが、運動するときには動きやすいということに重点を置いて選ぶようにしましょう。お子さんの履いている靴が、今から紹介する3つのポイントを満たしているかチェックしてみてください。


1. 指先が自由に動くこと

足の指先を動かすことは運動する際にとても大切です。つま先が広くなっている靴を選ぶようにしましょう。


2. 靴底のつま先部分が曲がること

靴底が固すぎると、指の付け根部分が曲げられずに前への蹴り出しがしにくくなってしまいます。靴底を軽く曲げて、固さをチェックしてみてください。


3. かかと部分がしっかりとしていること

かかと部分にある程度の固さがある靴が運動に向いているといわれています。靴のかかと部分の固さを確認してみてください。ちなみに、靴のかかとを踏んでしまうと、この固い部分が曲がったり折れたりしてしまってかかとの骨を守ることがむずかしくなってしまうので、子どもがかかとを踏むクセがつかないように注意してあげてくださいね。

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遊びながら親子でできる運動

お子さんに運動する楽しさを知ってもらいたい!そう考えているなら、一緒に体を動かすことが大切です。元気に外で、寒い日や天気の悪い日には室内で……1〜3歳のお子さん向けの運動をいくつかご紹介します。


初級

・固定遊具を使った遊びを一緒に
公園の遊具で一緒に遊んでみましょう。初めてのものは怖がってしまう子もいるので、無理強いせずにのんびりと楽しむことが大切です。

・階段の上り下り
手を繋いで階段を一緒に上がったり下りたり……1段ずつ上ると決まった足が先に出ることが多いので、反対の足から出せるようにもなるといいですね。

・一緒にゴロゴロ
パパやママがお子さんをぎゅっと抱きしめたまま横に転がります。親子のスキンシップにもなります。

・トンネルくぐり
パパやママの足の間をくぐります。くぐり方はハイハイや仰向けなど、色々工夫してみましょう。

・ぶら下がり
お子さんと手を繋いで、上に引っ張り上げてブラブラ……多少横に振っても大丈夫です。いきなり始めると腕が抜けてしまう危険があるので、お子さんに声をかけてから引っ張りましょう。


中級

・うんていや鉄棒にぶら下がり
腕の力がついてくると、自分の体重を支えらされようになってきます。不安な人は低い鉄棒を使えば安心です。

・パパ登り→回り降り
手を繋いで、パパやママの体を登って……そのままくるっと回って降りてみましょう。逆上がりの練習にもなります。

・ゴミ箱バスケット
新聞紙や広告を丸めて、カゴに入れてみましょう。近くからや遠くから、色々な場所から投げて楽しみましょう。

・前転
布団の上で前回りです。横に転がるのでもいいと思います。

・まねっこダンス
動きをまねて踊ってみましょう。TVのダンスでもよし、曲に合わせて体を動かすのもよしです!お題を決めて、カエルやタヌキなど、動物のまねっこで踊ってみるのも楽しいですよ。


上級

・風船バレー
風船を使ったバレーボールです。風船を上に弾いて遊んでみましょう。

・ジグザグ走り
真っ直ぐではなくジグザクに走ります。3つ折りマットレスを使ったり、走る方向が分かるように線を引いたりすると走りやすいです。

・平均台歩き
公園に平均台のような遊具がない場合は、足幅くらいに折ったり切ったりした新聞紙を繋げて、そこから落ちないように歩いてみるようにしましょう。

・けんけんぱ
リズム感も一緒に養えます。

・片足立ち
バランスをとるだけでも、子どもにとっては楽しい遊びに変身です。競争となると、さらにヒートアップ!

わが家の長女(2歳)のケース

一緒にやることで安心

筆者にも現在2歳になる女の子がいますが、とにかくやんちゃです。でも、やりたがりなのに怖がりでもあるので、初めてのことには結構慎重になってしまうこともあります。「すべり台やりたい!でも怖い…」みたいな感じですね。

でも一緒にやることで安心することもあるようなので、そんなときには見本を見せたり、手を添えてあげたりしながらトライするようにしています。


運動のアイディアを知る

マンションに住んでいるため自宅でドタバタすることができないので、2歳になってから幼稚園の支援センターの親子運動サークルに通い始めました。自宅にはない道具があることや、同年齢のお友達がいるので真似をしながら取り組めることが一番のメリットです。

運動の内容自体は、自宅でできるものもたくさんあります。隔週での開催ですが、娘は3回目でうんていに15秒ぶら下がれるようになりました。あとは、カエルの真似をして跳ねたり、クマ歩きができるようになったり……運動のアイディアを知るという意味でも、親子でいい経験ができています。

いろんな運動にチャレンジしよう!

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運動というと、走ったり跳んだり……というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、立ったり座ったり、回ったり転がったり、他にもたくさんの運動があります。バランスの良い体を育てるためにも、いろんな動きにチャレンジしてみましょう。親子で楽しく取り組むことで、子どもが運動好きになってくれたらいいですね。

2017.02.12

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