雨の日に子どもが大勢で集まると、どうしたら楽しく遊べるのか悩むことがありますよね。保育園や幼稚園の先生から聞いた話と小学校教員だった筆者の経験から、雨の日に4歳~6歳くらいの子どもが大人数で屋内や外でできる遊びをご紹介します。
「室内でテレビを観て過ごしています。お友だちが来たときは、かくれんぼなどをしています」(30代ママ)
「粘土や折り紙、おままごとなどをして遊んでいます」(20代ママ)
「親子でお菓子作りをしています」(30代ママ)
ママたちの話では、家の中で過ごす子どもが多いようです。
なかには「カッパを着て水溜りで遊んだり、カエル探しをしたりしています」と、外で遊ぶ子どももいました。
「テレビを観るだけでなく、友だちと楽しく過ごして欲しい」(20代ママ)
「雨のなかで遊ぶ経験もさせたい」(30代ママ)
雨の日でも友だちと体を動かして遊べたら、と考えているママが多いようです。
教室くらいの場所があれば、大人数でも体を動かして遊ぶことができます。
軽いボールを1つ用意します。
<遊び方>
(1)直径5メートルほどの円や四角の枠をマスキングテープなどで作り、枠の外の子どもたちが、ボールをボーリングのように転がして、なかの子どもたちに当てます。
(2)当たった子どもは外に出て、当てた子どもは入れ替わりになかに入ります。
ボールは投げずに転がすというルールなので、4歳~6歳の子どもが交じっていっしょに遊べます。
筆者が勤めていた小学校の1年生は、横にかわしたりジャンプしたりして大人数で楽しんでいました。
3メートルくらいのゴム紐を2本用意します。ゴム紐がない場合は輪ゴムをつなげても遊べます。
<遊び方>
(1)2人の子どもが向かい合って2本のゴムを持ち、「1、2の3」の掛け声で、持っているゴムを上と下に動かします。
(右手を上にしたら左手は下に動かします。このとき、右手と左手ができるだけ大きく離れるようにします。)
(2)上下になった2本のゴムの間を、他の子どもたちができるだけゴムに触らないように通り抜けます。
2本のゴムがきれいに上下に分かれて、簡単に通り抜けられるときもあれば、交差した隙間を通り抜けないといけないこともあります。
通り抜けるのが難しいときほど、子どもたちは喜んで挑戦しています。
進化じゃんけんとは、赤ちゃん・子ども・大人と進化する屋内で大人数で遊べるじゃんけんです。
<遊び方>
(1)初めはみんなが赤ちゃんになって、ハイハイをしながら、出会った友だちとじゃんけんします。
(2)勝ったら赤ちゃんから子どもになって、ひざで歩きます。また勝ったら大人になって立って歩きます。負けると一つ前に戻ります。
(3)大人になってもう一度勝ったら終了です。終了した順に順位を決めます。
年齢の異なる子ども同士でも楽しめる遊びで、じゃんけんができるようになれば、4歳くらいの子どもから遊ぶことができます。筆者のいた小学校でも大人数で楽しんでいました。
室内など、狭い場所でも大勢で楽しめる遊びがあります。
風船とうちわを用意します。
<遊び方>
(1)子どもたちはうちわを持ってイスか床に座わります。
(2)投げられた風船を下に落とさないように、座ったまま扇ぎます。
風船の数を増やすと、さらに盛り上がり、楽しくなるかもしれませんね。
5歳~6歳くらいになると大勢で楽しめる遊びです。問題を出す子どもは一度に3人くらいがよいでしょう。
<遊び方>
(1)問題を出す子どもたちを決めて、部屋の外で人数分の文字数の言葉を相談して決めます(3人なら「パンダ」など)。どの文字を誰が言うかの分担も決めます。
(2)部屋に戻ったら、「せーの」で一斉に自分の担当の文字を言い、他の子どもたちは3人が選んだ言葉が何かを当てます。
声が重なって聞こえるので、なかなか答えを当てられないこともあり、問題を出す側も答える側もとても楽しめるゲームです。
雨粒が物に当たる音を聞くことも、大人数での楽しい遊びになります。
トタンに当たる音は「太鼓みたい!」傘に当たる音は「雨がおしゃべりしてる!」
「遊ぼう遊ぼうって言ってる!」など、子どもたちには音楽や話し声に聞こえることもあるようです。
当たるものによって変わる雨の音を楽しめるとよいですね。
子どもたちは、雨水の小さくて細い流れにも感動するようです。
高い方から低い方へ流れることや、砂地では浸み込んでいくことなどを自分で見つけられると、とても嬉しそうな顔になります。
「このお水はどこに行くのかな?」と聞くだけで、大勢で探険家のように遊べるでしょう。
虫や爬虫類などの小動物が好きな子どもは多いようです。
小学校の授業でも、水溜りをのぞいて「このアメンボはどこからどうやって来るんだろうね」と、友だちと熱心に話す姿を見ました。
雨の日に地面をじっとみつめると、普段は見られないたくさんの発見があるようです。
幼稚園や保育園の先生に、雨の日に外に出た後に気をつけていることを聞いてみました。
「濡れた服を着替えさせたり、温かいものを飲ませたりして、体を冷やさないようにしています」(保育士)
「外に出るのは短時間にしています」(幼稚園教諭)
雨に濡れると寒くなってしまうこともあるので、かぜをひかないように気をつけているそうです。
雨の日に遊んだ際に困るのは、靴やズボンの裾が濡れてしまうことでしょう。
そんなときには、新聞紙を丸めて靴やズボンに入れておくと、水分を取ってくれます。筆者が担任した子どもたちも、「だいぶ乾いた!」と驚いていました。
子どもが大勢集まれば、雨が降っていても、「何かおもしろいことをして遊びたい」と考えるでしょう。
外や室内、屋外の広い場所などで、場所や道具に合わせて大人数でできる遊びをいくつか知っていると、みんなで楽しく遊べるのではないでしょうか。
2017年11月21日
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