共働き家庭の両立に役立つ工夫・夫婦で意識したいこと

共働き家庭の両立に役立つ工夫・夫婦で意識したいこと

共働きをしているママやパパのなかには、家事や仕事、育児との両立が辛いと感じることや、家事が思い通りに進まないと感じている方がいるかもしれません。今回は、共働き家庭でのよさや家事の負担を減らす工夫などについて、体験談を交えて紹介します。

共働き家庭で感じること

正社員やパートタイマー、フリーランスや自営業など、ママとパパがお互いに仕事をもつ、共働きをしている家庭もあるのではないでしょうか。

共働き家庭で気になることについてママやパパに聞いてみると、育児と仕事の両立が辛いと感じることが多く、一人の時間を作るために仕事を辞めようかと悩んでいるというママがいました。他にも、結婚2年目の子なし家庭で夫婦ともにフルタイムで働いていて、家事に追われて辛いと感じるときがあるため、周りの家庭ではどのように家事をまわしているのか気になるという方の声もありました。

今回は、共働き家庭でできる家事や育児と仕事を両立する工夫や、共働き家庭でママやパパが意識していることについてご紹介します。

共働きのよさとは?

ママやパパは共働きが辛いと感じることもあるようですが、共働きをしていてよかったと感じることはどのようなことでしょう。共働きのよさについて聞いてみました。


収入

30代パパ
30代パパ

私と妻で、2つの収入源があることは大きいと感じています。現在は結婚したばかりの子なしですが、いつかマイホームを購入できるようにと貯金が楽しくなってきました。

2カ所から収入を得られることが共働きのよさだと感じている方がいるようです。世帯あたりの収入が増えると、住宅の購入などの計画的な貯金だけでなく、子どもの習い事にあてるなど子育ての投資にも繋がるのかもしれませんね。


保障

40代ママ
40代ママ

私は正社員で勤務していたので、子どもを授かったときに産育休が取れました。雇用形態にもよるかもしれませんが、正社員で働いていてよかったと思いました。

正社員やパートタイマーなど雇用形態にもよるようですが、産休や育休を取得できた点は共働きのよさだと感じたママもいるようです。ママのなかからは、保障を考えると休んでいるときもお金が支給してもらえてとても助かったという声が聞かれました。


やりがい

仕事
elwynn/Shutterstock.com
30代ママ
30代ママ

結婚後、出産を機に退職して一時期は専業主婦をしていましたが、家にいる方が自分にとっては辛いのだと感じ、また正社員で仕事を始めました。社会との接点や仕事での評価が、私自身の充実感に繋がっていると気づき、子育てとの両立ができるよう工夫しながら、正社員として働いています。

仕事を通してやりがいを見つけられたというママもいるようです。他にも、育休中は育児や家事の繰り返しで窮屈さを感じていたが、職場復帰すると仕事とのメリハリがつき、やりがいに繋がったというママの声もありました。

こちらの記事も読まれています

家事や子育てと仕事との両立に役立つ工夫

共働き家庭では仕事に加えて家事や子育てがあり、両立することが辛いと感じている方もいるのではないでしょうか。家事や子育て、仕事を両立するにあたり、どのようなことを工夫したのか、ママたちに聞いてみました。


できあいの料理

20代ママ
20代ママ

共働きになってから惣菜や冷凍食品など、できあいの料理が食卓に並ぶ日があってもよいと思うようになりました。帰宅後すぐにご飯が食べられるので、時間を有意義に使えて助かっています。

惣菜や冷凍食品などのできあいの料理は、家での調理時間を短縮できるため、積極的に取り入れているママがいるようです。他にも、炒めるだけでできあがるキットや宅配弁当を活用したというママの声もありました。


便利家電

30代ママ
30代ママ

賃貸暮らしで夫婦そろって残業が多いため、帰宅後に掃除機をかけることは他の住人の迷惑になるかと思い、ロボット掃除機を購入しました。仕事をしている間に家事ができるため、助かっています。

便利家電を活用することで、家事の時間を工夫しているママもいました。ママのなかからは、子どもと夕食後すぐにお風呂に入れるよう食洗器を購入すると、入浴中にお皿洗いが済んでいるため便利だったという声も聞かれました。


家事代行サービス

掃除
sukiyaki/Shutterstock.com
20代ママ
20代ママ

平日はほぼ家事をする時間が持てず休日にまとめてやっていましたが、休日は家族でのお出かけや子どもとのコミュニケーションに時間を使いたいという話になりました。家事が溜まってしまうと思ったので、思い切って家事代行サービスを頼んでみると、帰宅後は部屋がきれいになっていて頼んでよかったと感じたことを覚えています。

家事の負担を軽減するため、家事代行サービスを使用したというママもいました。普段は自分で毎日ご飯を作っていたというママは、家事代行サービスで料理の作り置きを依頼すると、帰ったときに手作りの食事があることが嬉しく感じたようです。

共働き家庭で意識したいこと

共働き家庭のママやパパのなかには、なかなか夫婦や家族に会える時間がもてないことや、思い通りに行かないと感じることが気になる方もいるかもしれません。共働き家庭ではどのようなことを意識したのでしょうか。


家族で協力をする

40代ママ
40代ママ

わが家は子どもも協力して家事を進めることにしました。3人兄弟でお風呂掃除をまわしてもらったり、自分の洗濯物は自分でたたんでしまったりと伝えていると、今では自分からやってくれるようになり楽になりました。

家族で家事を協力するよう意識した家庭があるようです。他にも、2人とも正社員で子なしの家庭では、家事は分担して料理は先に帰った方がすると決めたという声も聞かれました。


考え方を柔軟にする

30代ママ
30代ママ

私は洗濯機は毎日まわさなくてはならないものだと思っていて、洗濯物を干してたたむ時間が辛い時間でした。子なしの夫婦では1日に出る洗濯物は少ないと感じたので、最近では2、3日に1度まとめて洗濯機をまわせばよいのではないかと考え方が変わりました。

家事や育児の負担が減るよう、柔軟な考え方を意識することも大切なようです。洗濯や掃除の回数を減らすなど、毎日やらなくてもよいものや優先順位を考え直してみてもよいかもしれませんね。

共働きしやすいよう夫婦や家族で協力しよう

夫婦
Rawpixel.com/Shutterstock.com

正社員やパートタイマーとして夫婦で共働きをしている家庭では、共働きのよさが見えづらくなり辛いと感じてしまうこともあるかもしれません。ママたちは、家事や子育てと仕事を両立しやすいよう、できあいの料理や便利家電を利用するなどさまざまな工夫をしているようです。

結婚1年目の子なし家庭では、家事代行サービスを利用したという声もありました。他にも、子どもといっしょに家事をするようになったという家庭もありました。帰宅後のママやパパの負担を減らせるよう夫婦や家族で協力して、お互いに支えあっていけるとよいですね。

2020年05月21日


広告の後におすすめ記事が続きます


仕事カテゴリの記事

ショート動画

教育を親の自己満足にしてはいけない。教育虐待になりうるハイパーペアレンティングの恐ろしさとは

教育熱心はどこまで?

この連載を見る

不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
【脳科学×外育】ひろぴーファミリーが体験!子どもが成長する家族旅

ファミリーYouTuberのひろぴーファミリーが、家族で素敵な自然体験ができる茨城県常陸大宮市(ひたちおおみやし)の御前山ダムに出発。農業やカヌー、BBQなどさまざまな外遊びを満喫してきました。脳科学者の瀧先生の専門的な見解を交えて御前山ダム周辺での家族旅の様子を紹介します。