5歳差のきょうだいは大変?子どもが5歳差で生まれているママの体験談

5歳差のきょうだいは大変?子どもが5歳差で生まれているママの体験談

5歳差育児のメリット・デメリット、遊びや喧嘩など

2019.10.27

2人目や3人目が5歳差になるきょうだいの遊びや喧嘩、家計や子ども部屋の使い方などについて知りたいパパやママもいるかもしれません。今回の記事では5歳差きょうだいのメリット・デメリット、5歳差きょうだい育児の工夫などについて、ママたちの体験談を交えてご紹介します。

ママたちが感じる5歳差きょうだいのメリット

サングラスをかけて肩を組む男の子
Andy Dean Photography/Shutterstock.com

実際に5歳の年齢差があるきょうだいを育てているママたちに、楽しさやよさなどのメリットを聞いてみました。


上の子が頼もしい

40代パパ
40代パパ

下の子が小学校入学した年に上の子は6年生でした。入学したての頃は毎朝、学校での楽しい話をしながら弟と手をつないで登校してくれたので、本当に助かりました。

40代ママ
40代ママ

3人目が生まれてから、次男は急にお兄ちゃんらしくなりました。今まで私といっしょに寝ていましたが、「僕はお兄ちゃんチーム、ママは赤ちゃんといっしょね」といって長男と2人で寝てくれるようになりました。

30代ママ
30代ママ

1人目のイヤイヤ期に2人目を出産したときは、イヤイヤ期と新生児の育児で本当に大変でした。3人目を5歳差で出産したところ、上のお兄ちゃんたちがとても頼もしくて、私が困らないようにいろいろ助けてくれました。

5歳という年齢差があることで、今まで甘えん坊だった上の子が頼もしい存在になったと感じるママがいました。5歳差だと下の子どもが小学校入学のときに上の子は6年生なので、小学校の登下校で頼もしいと感じることが多いようです。

また、イヤイヤ期に下の子どもを出産したママからは、ママやパパが困らないように上の子どもたちがさまざまな場面で助けてくれたという声も聞かれました。

子ども自身が「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」という立場を、ポジティブに受け止めたのかもしれませんね。


下の子のお世話に向き合える時間が作りやすい

30代ママ
30代ママ

下の子が生まれたとき、上の子は保育園に通っていました。日中は赤ちゃんのペースにあわせてすごし、帰ってきたらお兄ちゃんと遊ぶことを心がけていました。どちらともしっかり向きあう時間が作れたことで、自分の気持ちが切り替えられてよかったです。

5歳差きょうだいは、下の子が生まれたときに上の子がすでに保育園や幼稚園に通っている場合も多いようです。お兄ちゃんが幼稚園に行っている間は、下の子のお世話に専念できたり、静かな環境でお昼寝ができるので、ママも自分の時間が持てて一息つくことができたという声がありました。


子育てにかかるお金の見通しをたてやすい

40代パパ
40代パパ

お金がかかる時期が少しずれているので、5歳差きょうだいは資金計画が立てやすいと感じました。特に大学へ通うときは額も大きくなるので、見通しがたてられると安心できます。

40代ママ
40代ママ

ひとりっ子の予定でしたが、5歳差で2人目を出産しました。久しぶりの育児で大変かと思っていましたが、子育てにかかるお金の予定が立てやすいと感じました。

子どもの年齢差が5歳差きょうだいだと、入園入学の時期がずれるので暮らしの見通しが立てやすいというパパやママの声がありました。特にもっともお金がかかるといわれる大学費用について、見通しが立てやすいと感じるようです。大学などの教育資金の時期がずれることで、新生活が始まった子どものリズムを作りやすく、パパやママも気持ちに余裕を持つことができそうです。


保育園入園に関する加点がある

30代ママ
30代ママ

2人目や3人目になると、保育園入園の際の点数に加点があるため、上の子よりスムーズに保育園入園が決まった印象があります。平日はワンオペなので、早めに保育園入園が決まって安心しました。

自治体によって加点の状況は異なるようですが、保育園入園にあたって2人目、3人目の加点があるようです。住んでいる地域や家族の状況によって、下の子の保育園入園がスムーズだったと感じるママもいるようです。

パパの仕事の状況などでワンオペをしているママにとっては、保育園という存在は心強い味方かもしれませんね。

ママたちが感じる5歳差きょうだいのデメリット

いっしょにタブレットをのぞき込む兄弟
szefei/Shutterstock.com

5歳差きょうだいを育てているママたちは、どのような難しさやデメリットを感じているのでしょうか。ママたちの声を聞いてみました。


いっしょの遊びが難しいときもある

30代ママ
30代ママ

お兄ちゃんがトランプやカルタなどルールのある遊びをしたいときに、まだ小さい弟が邪魔をしてしまうことがありました。遊びがめちゃくちゃになってしまい喧嘩になることもあり、どう対応すればよいのか悩みました。

ほかにも、上の子が作ったものや大切にしているものを下の子が壊してしまう、公園に連れて行ってもやりたい遊びが違うといったこともあるようです。また体力や運動量が違うので鬼ごっこや戦いごっこをしていると一方的になってしまい、いっしょに遊ぶのは難しいと感じたパパもいました。


ついつい上の子を叱ってしまう

30代ママ
30代ママ

5歳の年齢差があっても、まだお兄ちゃんも譲れないことも多く、きょうだい喧嘩が頻繁に起きます。喧嘩になるとついつい上の子を叱ってしまい、あとで反省してしまいます。

きょうだい喧嘩があると体格や精神面で有利にみえる上の子を、つい叱ってしまうというママがいました。話をよく聞いてみると原因は下の子にあり、後から上の子どもに謝った経験があるママもいるようです。上の子を叱りそうになったときは一呼吸して、双方の話を聞くように心掛けているという声もありました。


ママの仕事とのバランス

40代ママ
40代ママ

2人目が年中のときに、3人目が生まれました。仕事も任されることが増えてきた時期に再び育休を取ったので戸惑うことも多くありましたが、周囲の方に支えられて乗り切ることができました。

仕事を持つママのなかには、仕事と子育てのバランスが安定した頃に再び乳児との生活が始まるので、新しいリズムを作るのが大変だったという声がありました。

また、ようやくさまざまな仕事を任されるようになったタイミングで育休を取る必要があって悩んだママもいるようです。

通勤時間や仕事内容について職場と話しあい、調整するようにしたというママの声もありました。


育児期間が長くなる

40代ママ
40代ママ

5歳差のきょうだいを育てています。上の子の小学校入学でようやく手が離れそうだと思っていたのですが、また赤ちゃんのお世話があって大変です。育児期間が長くなると感じています。

きょうだいの年齢差があることで、育児期間が長くなると感じるママもいるようです。育児期間が長いと大変かもしれないと感じる場合は、きょうだいの年齢差やひとりっ子で育てるなど夫婦で話し合った方がいいかもしれません。

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5歳差きょうだいはどんな様子?

5歳差のきょうだいがどのような様子なのかを知りたい方もいるのではないでしょうか。パパやママに聞いてみました。

30代ママ
30代ママ

上の子たちは年が近かったのですが、3人目が5歳差で生まれます。年齢が離れてしまったので、いっしょに遊べるのか心配です。

20代ママ
20代ママ

5歳差きょうだいを育てていますが、きょうだい喧嘩が絶えません。5歳差きょうだいを育てている他のパパやママがしている工夫があれば知りたいです。

30代ママ
30代ママ

3人目を5歳差で出産予定です。育休で仕事を抜けることや保育園入園の準備などをもう1度やらなくてはいけないので、さまざまな不安があります。

5歳差きょうだいには、1人目と2人目の間が5歳差の場合や、2人目と3人目が5歳差、末っ子が1番上の子と5歳差の場合など、さまざまなケースがあるようです。

育休取得や保育園入園準備のことで悩むママもいるようです。

家庭環境や家族構成によっても、よいところや悩むところは違いがあるかもしれませんね。

5歳差きょうだいを育てるママがやってみた工夫

5歳差きょうだいを育てるパパやママはどのような工夫をしているのでしょうか。パパやママたちの体験談をご紹介します。


周囲といっしょに子育てをする

30代ママ
30代ママ

上の子がサッカーをやっていますが、夏の暑い時期や冬の寒い時は、保護者当番や試合観戦に下の弟を連れて行くのが難しいことがあります。おじいちゃん、おばあちゃんに下の子を預かってもらったり、上の子をパパにお願いしたりして協力しながら子どもの応援をしています。

40代ママ
40代ママ

上の子の習い事の送迎と下の子の生活面のお世話の両立が難しいことがあります。パパとスケジュールを調整して、難しいときは子育て支援サービスやベビーシッターを活用しています。

自分だけで子育てを抱えるのではなく、周囲に協力してもらいながら子育てすることを心がけたようです。パパやおじいちゃんおばあちゃんなどの家族だけでなく、ママ友に助けられたという声もありました。

赤ちゃんの生活面のお世話は、ベビーシッターなどプロの手を借りているママもいるようです。


部屋割りは子どもの様子をみながら

30代パパ
30代パパ

3人目が5歳差で生まれてから、子ども部屋をどうするか家族で話しあいました。下の子が5歳になるまではみんなでいっしょの部屋で寝て、その後上の子たちが2人で1部屋を使っています。

家庭の部屋数には限りがあるので、子どもたちの部屋割りは成長にあわせて臨機応変に変化させられるとよいかもしれません。5歳差きょうだいなので、お兄ちゃんが使っていた部屋を高校卒業のタイミングで下の子用に替えたというパパの声もありました。


新しい育児情報を積極的に取り入れる

40代ママ
40代ママ

予防接種や離乳食に関する考え方など、5年前とは違うこともあって驚きました。ネットの公的な情報や、健診のときなどに新しい情報を取り入れるようにしています。

30代ママ
30代ママ

5歳差で出産したところ、育児グッズがかなり便利になっていることに驚きました。特に抱っこ紐は機能的なものが増えていたので、下の子の出産のタイミングで新調しました。

5歳差きょうだいでは育児に関する情報も上の子どものときとは違うこともあるので、新しい情報を意識的に取り入れているというママがいました。他にもチャイルドシートやベビーカーなどの育児グッズも、新しいものは機能性が高いと感じるものもあり、使い勝手のよい育児グッズに買い替えたという声もありました。

5歳差きょうだいの子育てを楽しもう

ママのお腹に耳をあてる男児
arek_malang/Shutterstock.com

今回の記事では5歳差きょうだいのメリット・デメリット、5歳差きょうだい育児の工夫などについて、ママたちの体験談を交えてご紹介しました。

5歳差きょうだいは3人目が生まれて上の子どもが頼もしいお兄ちゃんになったり、きょうだいそれぞれに向きあう時間を作りやすかったりなどの、楽しさを感じているママがいました。

5歳差きょうだいが喧嘩をすると、ついつい上の子どもを叱ってしまうこともあるようですが、周囲の協力を得ることや新しい育児情報に触れる、部屋割について話しあうなどの工夫ができそうです。

5歳差きょうだいの子育てが楽しいものになるとよいですね。

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