2歳児の断乳・卒乳の仕方。進め方や夜泣き対策、寝かしつけの方法

2歳児の断乳・卒乳の仕方。進め方や夜泣き対策、寝かしつけの方法

卒乳後の子どもとママの変化

2018.12.04

2歳の子どもの断乳・卒乳を考えているママの中には、断乳・卒乳の仕方や寝かしつけの方法、断乳・卒乳後のケアについて知りたい方もいるかもしれません。今回は、2歳での断乳・卒乳に関するママの悩み、ママたちが行った断乳・卒乳の進め方や夜泣き対策、寂しいなど断乳・卒乳した後の子どもとママの変化について、体験談をもとにご紹介します。

2歳で断乳・卒乳するときの悩み

2歳の子どもに授乳をしているママの中には、断乳・卒乳をいつにするべきかや、断乳・卒乳をするかしないかに関して悩んでいる方もいるのではないでしょうか。ママたちの悩みを聞いてみました。

「もう母乳に栄養がないと言われることもありますが、娘はおっぱいが大好きでこれまで断乳できずに2歳になってしまいました。今まで卒乳に何度か挑戦したのですが失敗に終わり、卒乳できずにいました。今度は確実に卒乳したいと思っていますが、乗り越えられるか少し心配です」(30代ママ)

「子どもが小さい頃からずっと添い乳で寝かしつけているので、断乳したあとはどのように寝かしつければよいのか知りたいです。ちゃんと寝られるかどうかが心配で、なかなか断乳に踏み切れずにいます」(20代ママ)

「できるなら親子で意思を合わせて納得して気持ちよく卒乳できればよいなと思っています。また、仕事と子育てを両立しているので、夜間の授乳のみですが、いきなりやめると乳腺炎にならないか心配です。断乳プロセスを知りたいです」(30代ママ)

「息子は2歳になりますが、夜間に2~3回ほど夜泣きをするので、泣くとおっぱいをあげてしまいます。私は細切れ睡眠で疲れてので卒乳してほしいと思いますが、夜泣き予防も含めてなかなか断乳の選択ができません」(30代ママ)

2歳になったので断乳・卒乳したいという気持ちは強いけれども、スムーズに断乳・卒乳できるかどうか心配するママの声がありました。また、夜泣きや寝かしつけなど、卒乳後の子どもの様子や、ママ自身の体の変化などが気になるママもいるようです。

子どもが2歳になると、おっぱいをあげても栄養はないと言われてショックだったという声もありました。


ママたちが行った断乳・卒乳の進め方

2歳の子どもの断乳・卒乳は、どのように進めればよいのでしょうか。ママたちが行った断乳・卒乳の進め方をご紹介します。

断乳・卒乳する日を決める


哺乳瓶
iStock.com/Magone

「子どもが1歳の頃、断乳失敗に終わったことがありました。2歳になった後、仕事復帰することが決まりったので、断乳するよいタイミングだと思い、強い意志をもって仕事復帰する日にあわせ断乳する日を選択しました」(30代ママ)

「おっぱい大好きな子どもでしたが、ちょうど2歳半になる日を断乳する日と決めました。以前挑戦したときは日にちを決めずに失敗したので、今度はカレンダーに大きく書き込んで絶対この日にやめると意思をもって心に誓いました」(30代ママ)

断乳・卒乳する日を前もって決めるようにしたママもいました。毎日見る場所に断乳・卒乳する日を書いた紙を貼っておき、徐々に決心を固めていったというママの声もありました。

卒乳することを子どもに伝える

「私自身が授乳に疲れてきたので卒乳する日を決めて、そのあと子どもに『もうすぐおっぱいとバイバイだね』と伝えるようにしました。カレンダーを見ながらいつからバイバイなのかを教えるようにしました」(30代ママ)

「2歳になり、私が言う言葉もわかるようになったので、おっぱいを卒業しようねと言葉で伝えるようにしました。子どもも私の意志をなんとなく理解していたようです」(40代ママ)

卒乳することを子どもに伝えるようにしたというママの声もありました。卒乳する日を決めてカレンダーを見ながら親子で確認するのもよいかもしれませんね。

断乳・卒乳の進め方を助産師に相談した

「断乳失敗した経験があり、今度はスムーズに卒乳するための方法が知りたかったので、前からお世話になっている助産師さんに相談しました。卒乳の進め方だけでなく、乳腺が詰まらないための母乳マッサージや卒乳後の子どもと私のケアについてもいろいろと教えてくれました」(30代ママ)

卒乳の仕方や卒乳後のケアについて助産師に相談するようにしたというママの声がありました。授乳をやめた後の乳腺炎や胸のケアで困った場合も、母乳外来や助産師に相談するようにするとよいかもしれません。


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断乳・卒乳したあとの夜泣き予防、寝かしつけ対策

卒乳した後の夜泣きや寝かしつけに困っているママもいるかもしれません。2歳で卒乳したあとの夜泣き、寝かしつけ対策、夜泣き予防として取り入れたことをママたちに聞いてみました。

スキンシップを意識的にとった

「卒乳を始めてから数日は夜泣きをしました。授乳がなくなった分、子どものストレス解消を意識し、ふれあい遊びをしたり、体をさすったりして、スキンシップを意識的にとるようにしました」(30代ママ)

「卒乳後は添い寝をしながらトントンして寝かしつけました。夜泣きをするときはしばらく抱っこをすることもあります」(30代ママ)

「断乳期間は、スキンシップを増やしたり、子守歌を歌いながら寝かしつけるようになりました。仕事との両立でふれあいが少ないことにも悩んでいたのですが、断乳をしたら逆にふれあえる時間が増えたので、よい選択だったと思っています」(20代ママ)

卒乳後の夜泣き予防に、スキンシップをたくさんとるようにしたというママの声がありました。手遊びやマッサージなど、子どもが喜ぶスキンシップを見つけてあげられると、子どももストレス解消にもなり、気持ちよく眠りについてくれるかもしれませんね。

入眠儀式を取り入れる

子ど部屋の夜のベッド
iStock.com/ilterriorm

「卒乳するまでずっと授乳で寝かしつけしていたので、そのかわりとして絵本の読み聞かせをするようにしました。静かに絵本を読んでいると子どもも疲れて自然と眠くなってくるようで、スムーズに寝かしつけができました」(30代ママ)

夜泣き予防として、スムーズに寝られるように入眠儀式を取り入れたというママもいました。寝る前に子どもの好きな音楽をかけて、リラックスできる環境を整えたというママの声もありました。

夜中に起きたら水分をあげる

「断乳期間は夜泣きをして起きたら、水分をあげるようにしています。手元に水分を置いておいて、欲しがったらすぐあげられるようにしています。断乳したことで夜泣きはありますが、夜間授乳よりはラクだと感じます。」(20代ママ)

「夜中に子どもが『おっぱい』と言って泣きながら起きましたが、麦茶をあげてみるとゴクゴク飲んでそのまま寝ついてくれました」(30代ママ)

断乳期間に夜泣きをしたとき、水分をあげるようにしたママもいるようです。夜中に夜泣きしたときすぐ対応できるよう、手の届くところに水分を置いておけるとよいかもしれません。


断乳・卒乳したあとの子どもとママの変化

断乳・卒乳した後の子どもとママの変化について聞いてみました。

子どもの変化

「授乳をしていた頃は夜泣きも多かったのですが、卒乳後は夜たくさん寝るようになり、朝まで一度も起きずに寝てくれるようになりました。夜ぐっすり眠れるようになったからか、朝も早く起きるようになりました、私の睡眠不足も解消され、産後から続いていた疲れもようやく取れました」(30代ママ)

「卒乳してからはご飯をたくさん食べるようになった気がします。完食してくれることも増えて私も嬉しいです」(30代ママ)

断乳・卒乳後は夜起きることが減ったりたくさん食べるようになったりと、子どもによってさまざまな変化があったようです。

ママの変化

「生まれてから2年半ずっと授乳してきたので、卒乳したあとは少し寂しい気持ちになりました。卒乳は子どもが成長した証なのだと思うようにしました」(20代ママ)

「卒乳した後は添い寝して背中をトントンするだけで寝てくれるようになったので、寝かしつけの時間が短くなりました。今までは夜間授乳や寝かしつけに苦労していたので、気持ちも楽になりました」(30代ママ)

「授乳時間が少し苦痛になってしまっていたので、そのストレスが解消された気持ちもありました。いきなり断乳して乳腺炎にならないように、お風呂で母乳マッサージをしながら搾乳するなどの工夫をしました」

断乳・卒乳をきっかけに、子どもの成長を感じることもあるかもしれません。少し寂しい気持ちもあるけれど、卒乳をした後は達成感のようなものを感じたというママの声もありました。


2歳での断乳・卒乳は進め方を工夫して

子どもを抱きしめるママ
iStock.com/Satoshi-K

2歳での断乳・卒乳は、タイミングや進め方、授乳しないときの寝かしつけの方法など、さまざまな悩みがあるようです。断乳・卒乳後の寝かしつけ対策、夜泣き予防としてスキンシップを増やしたり入眠儀式などの方法を取り入れたりしたママがいました。

断乳・卒乳の仕方がわからない場合や、おっぱいのケアが知りたい場合は母乳外来や助産師などに相談し、親子で納得できるような断乳・卒乳ができるとよいですね。


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