
男の子の名付けをするときに、子どもに一生誇りに思ってもらえる素敵な名前を贈りたいけれど、画数や漢字などに気にするあまり難しいと感じてしまうパパやママもいるようです。今回の記事では、子どもの名前に関する悩みとあわせて、具体的な決め方のポイントをご紹介します。
これから子どもが生まれるパパやママにとって、名付けは大切な仕事のひとつかもしれません。特に男の子の場合、苗字が変わる可能性が少ないことから決めるのが難しいと悩むこともあるようです。
そこで、名付けに関する悩みや決め方について、男の子のママたちの声を調査してみました。
男の子の名付けに悩んだというママに、難しいと感じた具体的なシーンについて聞いてみました。
「夫は子どもに男らしい名前を希望し、私は海外でも通じるような名前にしたいと意見がわかれてました。最終的にお互いの意見も取り入れて『譲(じょう)』という名前に決まりました」(30代ママ)
「夫が提案してくれた子どもの名前が、漢字や読み方が複雑すぎていて難しいと思いました。平凡じゃなくてもよいけれど、もう少し呼びやすい名前にしたいと伝えました」(20代ママ)
他にも、男の子に古風な名前をつけるか、その年の流行の漢字を使うかなどで意見がわかれたいう声がありました。お互いに思い入れを持って子どもの名前を考えるからこそ、意見があわないときに名付けが難しいと感じるのかもしれません。
「子どもにつけたいと思っていた名前を姓名判断で調べたところ、あまり画数がよくないという結果が出ました。男の子は結婚で苗字が変わることも少ないので、字画のよい名前をつけた方がよいのかと悩みました」 (20代ママ)
「最初に考えていたのは、漢字3文字で画数も多い名前でした。苗字の画数も多いのでフルネームを書くのが難しいかも、と思って他の候補を考えることにしました」(30代ママ)
男の子の名前を考える方法のひとつとして、姓名判断や子どもが名前を手書きするときのことを考えて画数を意識したパパやママもいるようです。ママのなかには、同じ響きで複数の漢字の候補を考えおき、そのなかから画数のよいものを選んだという声もありました。
「使いたかった漢字が人名漢字ではないと知り、慌てて使える漢字を調べなおしました。同じような意味を持ち、見た目も似た漢字あったのでそちらを名付けに使いました」(30代ママ)
「考えていた名前を両親に話したところ、読み方が難しいと言われました。確かに一般的にはわかりにくいと思い、他の漢字にした方がよいのか悩みました」(20代ママ)
名付けに使う漢字が、ふりがながなくても読めるかについては男の子の名前を考える際に確認しておきたいポイントかもしれません。他には、どんな男の子になってほしいかをイメージし、そこから連想される漢字を調べたという声もありました。
漢字や画数、意味と考えることが多く、悩みすぎてしまうママもいるかもしれません。男の子の名前の決め方に、コツなどはあるのでしょうか。
「我が家は3人男の子がいて、優斗、遥斗、海斗(ゆうと、はると、かいと)と名付けました。名前の最後の文字は『斗』にしようと考えていたので、ある程度絞れてスムーズに名前が決まりました」 (30代ママ)
名前の最後を「と」、「し」、「や」、「た」、「き」など男の子らしい止め字を考えて先に決めると、名付けがしやすいかもしれません。「と」という字だけでも「斗、人、翔」などさまざまな漢字のバリエーションがあるので、イメージにあったものを選ぶとよさそうです。
「夏生まれの男の子なので『涼』という漢字を使って『涼馬(りょうま)』と名付けました。文字や響きが爽やかな感じで夫も私も気に入っています」(20代ママ)
子どもが誕生した月にあわせて、季節にちなんだ漢字を使うママもいるようです。 春夏秋冬にまつわる漢字を使う以外では、生まれた時期に印象的だった景色(空、天)や子どもの干支(虎、竜)などを名付けに取り入れたという声もありました。
「名前の響きを『ゆう』という音にすることは決めていたのですが、どの漢字を使うか迷っていました。『有』、『雄』、『裕』などの候補もあるなかから、赤ちゃんの顔を見て『優』という字に決めました」 (20代ママ)
いくつか名付けの候補を挙げておき、子どもの顔を見てから直感で決めるというのもひとつの方法かもしれません。実際の赤ちゃんの顔を見たら、事前に考えていた名前とちがう名前が思い浮かんだというママの声もありました。
これから男の子の名付けをするパパやママに向けて、 名前を決めるときに気をつけておきたいポイントをご紹介します。
小学校によっては授業などで、自分の名前の由来を両親に聞いて調べることもあるようです。男の子が大きくなったときに、なぜこの名前をつけたのか説明できるようにしておくとよいかもしれません。
好きな音の響きから名付ける場合も、使う漢字は願いや意味を込めたもの選んでみてはいかがでしょうか。
苗字が漢字1文字なら名前は3文字、苗字の漢字が簡単であれば名前は画数の多くするなど、フルネームで見たときのバランスも意識したというパパやママの声がありました。
例えば、苗字が「藤」で、「吉裕(よしひろ)」と名付ける場合、苗字との境目が曖昧になり「藤吉 裕(ふじよし ひろし)」と読み間違いの原因につながってしまうこともあるようです。男の子は結婚して苗字が変わることが少ないので、苗字とのバランスを考えることも大切になってくるかもしれません。
第1子が生まれるときに、名前は何がよいか悩みすぎてとても疲れてしまったママもいるようです。大切な名前を適当につけられないと言っても、あまり思いつめないことも大切かもしれません。
子どもを大切に思って考えた名前はどれも素敵なものなので、こだわりつつも気持ちに余裕を持って決められるとよいでしょう。
名前は赤ちゃんへの最初のプレゼントだからこそ、パパやママは難しいと考えてしまうこともあるようです。名付けするときに画数や漢字の読み方などで悩んだことも、子どもが成長し由来を伝えるときには笑い話としてよい思い出になっているかもしれません。
由来や願いも持ちつつ、男の子に素敵に名前を贈れるとよいですね。
2018年08月31日
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