夫婦で共働きをするなかで、家事を効率的に行い限られた時間を有効的に使いたいと考える方もいるのではないでしょうか。掃除や料理、洗濯など毎日の家事での工夫や活用している方法について紹介します。
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共働きしながら子育てや家事をする場合、両立が大変で時間の使い方に悩むという声も聞かれます。夫婦がそれぞれに仕事を持つ共働き家庭のママに、家事分担や時間の使い方についての具体的な悩みを聞いてみました。
「夫は会社員で私はフルタイムのパートをしており、帰宅は私の方が早いので夕食の買い出しや支度をしています。洗濯は夫が朝してくれますが、お互い家事に追われて疲れてしまいます」(30代ママ)
「共働きをしていますが、子どもがまだ小さいので育児に手いっぱいで掃除が後回しになることがあります。それぞれ空いた時間にできるだけ家事を分担していますが、もっと効率的に家事ができる時間の使い方が知りたいです」(20代ママ)
家事に時間を取られてなかなか休めないという意見や、子育てが忙しく家事が溜まってしまうことがストレスという悩みが聞かれました。共働きであるからこそ、お互いの負担を減らすために短い時間で終わらせる方法に対しての関心が高いのかもしれません。
そこで、仕事と家事を両立しているママたちに、実践している時短方法について聞いてみました。
「お風呂に入ったらお湯を抜いて、そのまませっけんとスポンジで浴槽を洗います。トイレに行くたびにトイレットペーパーに洗剤をつけて拭くなど、何かのついでに掃除をするようにしています」(30代ママ)
「洗面所に落ちた髪は、歯磨きしながら柄が長い粘着ローラーで取っています。掃除道具はさっと手の届く場所に置いているので、子どもが自分で掃除してくれることもあります」(20代ママ)
ついで掃除を習慣化することは、気持ちや体力面でも負担が少ないという声がありました。汚れが溜まると掃除が億劫になるという意見もあり、こまめな掃除は結果として時短に繋がるかもしれません。
「疲れていると家事が憂鬱になってしまうので、10分だけと時間を決めてその日に目についた場所を掃除しています。切り替えを作ることで、ストレスをあまり感じずに家事ができています」(30代ママ)
「掃除は思い切って週末にまとめてやるようにしています。仕事が忙しい平日は無理をせず、休日に夫や子どもを巻き込んで場所を分担して片づけると時間もあまりかかりません」(40代ママ)
短い時間で区切り、子どもといっしょにゲーム感覚で掃除をするママもいるようです。家族で協力して部屋がきれいになると、いっしょにすごす時間もより充実しそうですね。
「簡単にできるオーブン料理のレパートリーを増やしました。コンロが汚れず掃除の時短にもなり、キッチンから離れて他の家事に時間が使えます」(30代ママ)
「献立に悩む時間を減らすために、味つけの基本パターンをいくつか持つことにしました。肉や魚、野菜を加熱しただけのシンプルな料理でも、味つけの組みあわせを変えるだけで子どもも飽きずに食べてくれます」(40代ママ)
共働きのママたちは時短レシピを活用することで、キッチンに立つ時間を減らしているようです。時短できた分を子どもとすごす時間や自分の趣味にあてられると、気持ちに余裕が生まれるかもしれませんね。
「洗い物を減らしたくて、食事はワンプレートに盛りつけています。子どもがお子様プレートみたいだと喜んでくれて、よく食べてくれるという嬉しいメリットもありました」(20代ママ)
「三角コーナーを洗うのが嫌で、思い切って捨てました。小さな紙袋をまとめ買いして、野菜の皮などをこまめに捨てているのでキッチンがすっきりしています」(40代ママ)
料理をしたあとの片づけにも時短の工夫があるようです。他には、何通りもの使い方ができるキッチンツールを用意し、できるだけ少ない道具で料理をすると洗い物が減るいうママの声もありました。
「時短のために洗濯機のコース設定を、すすぎ1回に変更しました。我が家は汚れた洗濯物があまり出ないので十分きれいに洗濯できています」(30代ママ)
「洗濯物は夜のうちに回します。朝起きてから、1時間ほど少し外の空気にふれされてクローゼットにしまいます」(40代ママ)
洗濯機のコースが初期設定のままという家庭もあるのではないでしょうか。忙しい朝を避けて洗濯を済ませておくなど、ちょっとした工夫で時間にゆとりが生まれるようです。
「セーターに使う平干しネットに、靴下などの小物をバラバラに置いて室内に干しています。下着はもともと室内干しだったので、朝干したら夕方には十分乾くし時短にもなっています」(20代ママ)
「洗濯物をたたむ時間を短縮したくて、服はすべてハンガー干しにしました。乾いたらそのままクローゼットへ持くだけなので、子どもの服は自分でしまってもらいます」(30代ママ)
洗濯物は種類やサイズもさまざまなので、干したりたたんだりする作業を工夫すると時短につながるようです。干し方やたたむ手順を時短して、家族が協力しやすい方法を見つけてみるのもよいですね。
仕事を持ちながら家事をするためには、ひとりでがんばるよりも夫婦で協力して乗り切れるとよいかもしれません。お互いのストレスなくすために、どのような工夫ができるのでしょうか。
ロボット掃除機や食洗機など、メーカーからはさまざまな便利家電が展開されています。アプリを使って外出先からでも洗濯や炊飯の予約ができる家電もあるようです。他にも、買い物リストを共有できるスケジュール管理アプリを使い、共働きをしながら夫婦で家事や子育てを分担するという声も聞かれました。
完璧な家事を目指すよりも、疲れているときは無理せずお惣菜を買うなど、休む時間を確保することも大切になってくるかもしれません。負担を感じている家事について夫婦で相談したり、手放す家事を決めて代行サービスを頼んだり、共働きしながら無理なく家事を両立できる道を見つけられるとよいですね。
共働きの夫婦同士で家事を協力するために、お互いにとって楽なやり方を取り入れてみるのもよいかもしれません。時短テクニックによって生まれた時間を、家族や自分が楽しむために使ってみてはいかがでしょうか。
2018年08月20日
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