
共働きなどの理由から、子どものお世話などの育児を祖父母にお願いすることがある家庭も多いかもしれません。今回は、預けるときに気をつけることや孫との遊び方、ぐずったときや怪我をしてしまったときの対応など、祖父母にとってなるべく負担のかからない孫育てについて、体験談を参考に考えてみました。
最近は、共働き夫婦が増えている、ということをよく耳にしますが、いざというときに子どもの預け先に悩むママは多いでしょう。保育園などに預けることができない場合は祖父母に孫を預ける、または同居している場合は留守中の子育てを頼むこともあると思います。
例えば、少しのあいだ祖父母に孫の育児をお願いするときもあれば、食事をいっしょにする、お泊まりするときもありますよね。ときと場合によって、預ける時間はさまざまです。
ママにとっては今日の夕食はどうしようか、お風呂はどうしようか、など心配ごとが増える可能性もあるでしょう。また、祖父母が自分の両親の場合と、夫の両親の場合とで、関わり方や気の遣い方も変わってくるというママの声が多くありました。
「イライラせずに、孫が甘えやすいよう誘導してくれている」<7歳、9歳ママ(以下Aさん)>
「抱っこしてあやしてくれる」<3歳、5歳ママ(以下Bさん)>
「なだめるために、孫が好きなもの(お菓子など)を与えている」<Bさん>
ぐずったときの接し方としては、孫を抱っこしてあげたり、孫が喜ぶことを考えてくれるようです。人生の先輩として、ママが祖父母を見習いたいと思うこともあるようですね。
「何かあったら連絡をするように頼んでいるが、大きな怪我をしたときは、すぐに病院に連れて行ってくれた」<7歳ママ(以下Cさん)>
「怪我以外にも何かあったときの対応は、基本任せているが、祖父母の体調が悪くなったときは連絡してもらっている」<Bさん>
育児を祖父母に託すことで子どもに何かあったらどうしよう、と心配になってしまうママは多いと思います。ですが、祖父母のほうが世話好きだったり、教育熱心な場合もあるようです。
張り切り過ぎたのか、子どもを預けた次の日に祖母が風邪を引いてしまったという声もありました。ママやパパは、子どもだけでなく祖父母に負担がかかりすぎないように、気遣ってあげると良いかもしれませんね。
「同居しているため、ほぼ毎日頼んでいる」<Cさん>
「祖父母の家が遠方なので、頼んだことはない」<Aさん>
共働きをしていると、近所に住んでいたり、同居している場合には保育園の送り迎えを祖父母に頼むという家庭も多いでしょう。子どもの預け先としてだけでなく、育児の相談をするなど、祖父母からアドバイスをもらうのも良いかもしれませんね。
「お出かけすることが多い」<Aさん>
「子どもが電車好きなので、電車関連の博物館に行っている」<Bさん>
「リバーシ、かるた、神経衰弱などのカードゲームをしている」<Bさん>
子どもの年齢にもよりますが祖父母が孫と遊ぶときは、リバーシやかるたなど、昔ながらの遊びをすることが多いようです。また、子どもが行きたい場所に連れていってくれることがあるので、子どもはとても喜ぶようです。
「子どもを甘やかしてくれる。祖父母は親とは違った存在だと考えているので、甘やかしても良いと思っている」<Aさん>
「のびのびと遊ばせている」<Aさん>
「お菓子をずっと与えていたり、テレビ番組ばかり見せている」<13歳、16歳、20歳ママ>
「祖父母が孫のために頑張りすぎていると感じることがある」<Bさん>
「全体的に甘い。なんでもやってあげてしまうので、自分でやらせるようにしてほしい」<Cさん>
アンケートでは、祖父母が孫のお世話に頑張りすぎていることに心配しているママもいました。いっぽうで、お菓子やテレビなど、子どもの希望をすべて叶えてしまうので、子どもに対して甘やかしすぎていると考えるママもいるようです。
「子どもの食べ物や遊びの好みをできるだけ伝えるようにしている」<Aさん>
「孫のお世話を頑張りすぎないように声をかけている」<Aさん>
「家からおもちゃを持って行かせている」<Bさん>
祖父母の家に預ける、遊びに行く頻度が多いのであれば、祖父母の家におもちゃを保管しておくのもよいかもしれません。
食べ物の好き嫌いや、子どもの普段の様子などを事前に伝えておくとより安心ですね。
共働き夫婦にとって保育園の送り迎えなどで祖父母に孫を預ける、育児などのお世話や遊び相手を頼むことは少なくないかもしれません。不安な場合は、孫が怪我をしたときはすぐに連絡してもらうなど、ルールを決めておくとより安心でしょう。
祖父母の孫育てに負担がかからないよう配慮して、楽しく孫育てができるように考えてみてはいかがでしょうか。
2017年11月15日
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