
卒乳時の寝かしつけがうまくいかず、苦労するママは多いのではないでしょうか。毎日、欠かさずしていた授乳をある日突然やめるのは、子どもにとってもママにとっても大変ですよね。パパに協力してもらったり、おしゃぶりを使ったりなど実際にママたちが体験した卒乳時の寝かしつけエピソードをご紹介します。
「2歳になる直前に卒乳を決めたときは、寝かしつけは抱っこや背中トントンをしてあやしていました。なかなか寝ないことが多かったですが、1週間耐えた頃に何とか卒乳に成功しました」(30代ママ)
「抱っこをしてあやしたり、なるべく明かりが部屋に入らないようにしたりして、子どもがリラックスして眠れる雰囲気づくりに努めました」(30代ママ)
おっぱいがなくても、抱っこなどのスキンシップで子どもが落ち着くこともあるでしょう。子どものお腹のあたりに腕を軽く添えると寝てくれたというママの声もありました。
「どうしてもおっぱいが欲しくて夜中に子どもが泣き止まないとき、水やお茶をあげてごまかしたことがあります。この方法は、飲むと落ち着いて寝つく場合と、余計怒らせてしまう場合とがあったので、徐々に試さなくなりました」(30代ママ)
「夜中に何度か目を覚ましたときにはお茶をあげてどうにか寝かしつけ、卒乳することができました」(30代ママ)
水やお茶をあげることで子どもが落ち着いて、寝やすくなることもあるようです。ジュースは虫歯が気になるので避けたというママの声もありました。
「卒乳の寝かしつけのとき、おしゃぶりをあげると子どもが安心して寝ついたことがあります」(30代ママ)
「おっぱいから気をそらすように、寝かしつけの際は子どものお気に入りのおもちゃを持たせたり、好きな音楽を流したりしていました」(30代ママ)
おしゃぶりやおもちゃなど子どものお気に入りグッズは、寝かしつけの役に立ちそうですね。音楽だと興奮してしまうため、やさしく子守歌を歌ったというママの声もありました。
「卒乳にチャレンジしたのが年末年始の連休中だったので、パパと交代で寝かしつけしました。パパだとおっぱいがないのであきらめがつきやすいのか、子どもの寝つきがよかったです」(30代ママ)
卒乳時、パパと交代で寝かしつけができるとママも心強そうですね。おっぱいから距離をとるよう、寝かしつけ前の入浴の時点からパパといっしょに入るようにしていたというママの声もありました。
「卒乳前は2~3時間に1回のスパンで夜泣きがありましたが、卒乳後は徐々に夜泣きが減り、よく眠ってくれるようになりました。私の寝不足も解消されイライラすることが減った気がします」(30代ママ)
「卒乳後、夜寝てくれるようになったことで、体力的にも精神的にも余裕が出てきましたた」(30代ママ)
卒乳後は寝つきがよくなり、寝かしつけがいらなくなってくることもあるようです。卒乳後もしばらくは時間のかかる寝かしつけが必要だったという声や、夜泣きが続いているというママの声もありました。
「卒乳してからは子どもや私自身に余裕が出てきたためか、寝る前の会話が増え楽しい時間をすごせるようになりました。今日起こった出来事を話すと何となく気持ちが通じ合っているようで、お互いに穏やかな表情が出るようになったと思います」(30代ママ)
「卒乳後は、夜に絵本の読み聞かせをする時間ができました。目をキラキラさせながら聞いてくれる我が子の姿は本当に愛おしいです。夜中に起きることが減り子ども自身の寝不足も解消されたのか、朝もご機嫌で起きてくれるようになりました」(30代ママ)
会話や絵本の読み聞かせの時間は、おっぱいやミルクの時間に匹敵するくらい親子の幸せな時間になりそうですね。
卒乳を計画的に進めることで寝かしつけもスムーズになるかもしれません。計画卒乳についてママたちに聞いてみました。
「断乳は子どもがかわいそうだし私もつらかったので、1~2歳の長い期間をかけて徐々に卒乳へ向かうよう計画しました。昼間の授乳回数を減らす、離乳食やストロー、コップ飲みに慣れることから始めていき、授乳での寝かしつけをなるべく避けました」(30代ママ)
「1歳半で保育園へ入園する際、先生から計画卒乳の話を聞きました。少しずつ昼間の授乳をなくし日中よく遊ぶ、次は寝かしつけの夜間授乳をなくしていくという段階を踏み、最後は数日かけて絶対に授乳しないという方法で、2歳になる頃スムーズに卒乳できました」(30代ママ)
授乳で寝かしつけをしている場合は、急に夜間断乳すると子どもがびっくりしてしまいそうですよね。計画的に授乳を減らしていくことで子どもも慣れていきやすいでしょう。ママの体調不良や仕事の都合など何らかの問題がない場合は、数カ月など長い期間で徐々に卒乳を進めてみるとよいかもしれません。
卒乳時の寝かしつけに苦労しているママは多いようです。あっさり卒乳できる子どももいれば、なかなか卒乳できないこともあり、100人いれば100通りの卒乳方法があるかもしれません。
パパに協力してもらったり、おしゃぶりなどのグッズに頼ったりするなどして、ママ1人で悩みを抱え込まないことが大切でしょう。
子どもとママのタイミングで周りを気にせずマイペースに、卒乳へ向けて取り組んでいけるとよいですね。
2017年08月06日
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