時代とともに変化してきた女の子の名前。近年はきらびやかな名前だけではなく、日本らしい古風な名前の人気も上がっているようです。どのような名前をつけると古風と感じるのか、テーマ別に300の名前を紹介します。また名付けで迷った際に参考にしたいポイントや、実際に古風な名前をつけた人の体験談もまとめました。
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名付けの流行は時代と共に変化し、多様性がうたわれる現代では、名前のバリエーションも増えてきています。昨今は、外国人風な響きを持つ名前も人気ですが、反対に日本ならではの古風な名前の人気も上がってきています。
ただ昔から馴染みのある名前をそのまま付けるのではなく、漢字や読み方で少し個性を出したり、古風だけど現代らしく洗練されている名前を付けたいと考えるママ・パパが多いようです。今回は、古風かつモダンな女の子の名前を付けるためのヒントや、名付けで迷ったときのポイントを紹介します。
実際に古風な名前として人気を得ているのは、どのような名前でしょうか。日本には四季を楽しむ文化があるため、季節に関係する植物や情景、文化からヒントを得たり、レトロな印象の漢字を使うとよいかもしれません。
【春】春(はる)、春香(はるか)、小春(こはる)
千春(ちはる)、美春(みはる)、春乃(はるの)
【陽】陽(はる、ひなた)、陽葵(ひなた、ひまり)、陽菜(はるな、ひな)
陽和(ひより)、陽菜乃(ひなの)、朝陽(あさひ)
【桜】桜(さくら)、桜子(さくらこ)、美桜(みお)
桜良(さくら)、莉桜(りお)、透桜子(とおこ)
【桃】桃(もも)、桃子(ももこ)、桃花(ももか)
胡桃(くるみ)、桃音(ももね)、桃奈(ももな)
【咲】咲(さき、えみ)、咲希(さき)、咲良(さくら)
美咲(みさき)、千咲(ちさき)
【菜】香菜(かな)、結菜(ゆいな)、菜央(なお)、芹菜(せりな)
菜那(なな)、菜月(なつき)、真菜(まな)
【花】花(はな)、花奈(はな、かな)、花穂(かほ)
花耶(かや)、花音(かのん)、和花(わか)、花月(かずき)
【華】華(はな)、華乃(かの)、華子(かこ)
華澄(かすみ)、瑠華(るか)、一華(いちか)
【芽】芽生(めい)、芽瑠(める)、結芽(ゆめ)
【新】新葉(わかば)、新菜(わかな)、新奈(にいな)
【夏】夏美(なつみ)、夏月(なつき)、小夏(こなつ)
夏帆(かほ)、夏菜子(かなこ)、夏恋(かれん)
【葉】葉月(はづき)、一葉(かずは)、双葉(ふたば)、四葉(よつば)
好葉(このは)、明日葉(あすは)、乙葉(おとは)、葉香(ようか)、彩葉(いろは)
【海】海(うみ)、美海(みう)、七海(ななみ)
海音(あまね)、海陽(みはる)、海優(みゆ)
【凪】凪咲(なぎさ)、凪沙(なぎさ)、海凪(みなぎ)
玲凪(れいな)、美凪(みな)
【汐】汐(しお)、汐梨(しおり)、汐美(しおみ)
汐音(しおね)、汐恩(しおん)、汐織(しおり)
【湊】湊(みなと)、湊花(そうか)、湊月(みつき)
【葵】葵(あおい)、瑞葵(みずき)、葵葉(あおば)
【撫】撫子(なこ)、撫々(なな)、花撫(かなで)
撫花(ふうか)、京撫(きょうな)
【紫】紫(ゆかり)、紫乃(しの)、紫帆(しほ)
紫織(しおり)、紫園(しおん)、紫月(しずく)
【蓮】夏蓮(かれん)、蓮花(れんか)、蓮夏(れんか)、蓮華(れんげ)
【秋】秋(あき、しゅう)、千秋(ちあき)、秋奈(あきな)
秋歌(しゅうか)、秋葉(あきは)
【穂】果穂(かほ)、 千穂(ちほ)、菜穂(なほ)、穂乃(ほの)
里穂(りほ)、穂波(ほなみ)、紫穂里(しおり)
【実】実(みのり)、実央(みお)、杏実(あみ、あずみ)、絵実里(えみり)
【茜】茜(あかね)、茜莉(あかり)、茜子(あこ)
【楓】楓(かえで、ふう)、花楓(かほ)、楓子(ふうこ)
【桔】桔花(きっか)、柚桔(ゆき、ゆずき)、瑞桔(みずき)、桔依(きい)
【禾】一禾(いちか)、禾乃(かの)、愛禾(あいか)、綾禾(あやか)
【茅】茅也(かや)、茅乃(かやの)、茅寧(かやね)
【梨】愛梨(あいり)、梨心(りこ)、梨沙(りさ)、梨世(りせ)
古都梨(ことり)、早織梨(さおり)、梨央(りお)
【柚】柚(ゆず)、小柚(さゆ)、柚香(ゆか、ゆうか)、柚希(ゆずき)
柚月(ゆずき)、柚衣(ゆい)、柚葵(ゆき)
【冬】美冬(みふゆ)、千冬(ちふゆ)、冬花(ふゆか)
深冬(みと)、小冬(こと)、冬瑚(とうこ、ふゆこ)
【雪】雪奈(ゆきな)、舞雪(まゆ・まゆき)、紗雪(さき・さゆき)
小雪(こゆき)、雪寧(ゆきね)、雪乃(ゆきの)
【澄】亜澄(あすみ・あずみ)、澄香(すみか)、香澄(かすみ)
【静】静香(しずか)、静音(しずね)、静空(しずく)、美静(みせい)
【聖】聖(きよ、ひじり)聖香(きよか、せいか、さとか)
聖菜(せいな、せな)、千聖(ちさと)、聖来(せいら)
【柑】柑那(かんな、かな)、柑凛(かりん)、柑音(かのん)、咲柑(えみか)
【柊】柊(しゅう)、柊佳(しゅうか)、悠柊(ゆうひ、はるひ)
【透】透子(とうこ)、真透(ますみ)、透奈(ゆきな)
【椿】椿(つばき)、椿生(つばき)、椿紗(つばさ)
凛(りん)、鈴(りん、すず)、栞(しおり)、詩(うた)
澪(みお)、唯(ゆい)、結(ゆい)、成(なる)、紗(すず、たえ)
絃(いと)、文(あや、ふみ)、杏(あん)、紬(つむぎ)
雫(しずく)、和(のどか)、都(みやこ)、旭(あさひ)
京(みやこ)、雅(みやび)、鞠(まり)、光(ひかり)
葵(あおい)、菫(すみれ)、蘭(らん)、環(たまき)
渚(なぎさ)、萌(もえ、めぐみ)、琴(こと)
叶(かなえ)、円(まどか)、巴(ともえ)、岬(みさき)
命(みこと)、響(ひびき)、千(ゆき)、梢(こずえ)、蛍(ほたる)
【朱】朱里(あかり、しゅり)、朱莉(あかり、しゅり)、朱美(あけみ)
【紅】紅(べに)、美紅(みく)、紅芭(くれは)、紅葉(もみじ)
【碧】碧(あおい、みどり)、碧海(あおみ)、碧莉(あいり)、碧空(あいく)
【藍】藍(あい)、藍子(あいこ)、藍璃(あいり)
【白】真白(ましろ)、茉白(ましろ)、白百合(さゆり)、胡白(こはく)
【橙】橙羽(とわ)、橙子(とうこ)、音橙(おと)、衣橙(いと)
【緑】緑(みどり)、深緑(ふみ、みろく)、緑久(みく)、萌緑(もえみ)
莉子(りこ)、璃子(りこ)、奈子(なこ)、菜子(なこ)
果子(かこ)、真子(まこ)、虹子(にこ)、仁子(にこ)
美子(みこ)、亜子(あこ)、和子(わこ)、希子(きこ)
日奈子(ひなこ)、理紗子(りさこ)、梨花子(りかこ)
莉々子(りりこ)、華乃子(かのこ)、詩乃子(しのこ)
実和子(みわこ)、安沙子(あさこ)、沙季子(さきこ)
小夜子(さよこ)、知花子(ちかこ)、芽依子(めいこ)
瑠莉子(るりこ)、紗弥子(さやこ)、美衣子(みいこ)
【令】令加(れいか)、令緒(れお)、美令(みれい)
【初】初音(はつね)、初夏(ういか)、初美(はつみ)、初奈(にいな)
【千】千尋(ちひろ)、二千花(にちか)、千紗(ちさ)、千歳(ちとせ)
千景(ちかげ)、千弦(ちづる)、千幸(ちゆき)
【和】和香(わか)、和沙(かずさ)、和葵(かずき)
【弥】弥(あまね)、弥生(やよい)、弥月(みつき)
亜弥乃(あやの)、華弥(かや)
【織】伊織(いおり)、織絵(おりえ)、史織(しおり)
古風な名前の対極にあるのが、いわゆる「キラキラネーム」といえるでしょう。キラキラネームといわれる名前は、漢字が読みにくかったり当て字を使っていることが多いため、それが知的ではない印象を与えたり、年配になってから本人が恥ずかしい思いをすることがあるかもしれません。また一部では「受験に不利」「就職活動の際に印象が悪い」という意見があるようです。
一方で古風な名前は、
などのメリットがあるとも言われています。
「しわしわネーム」とは、「キラキラネーム」の対義語として数年前から使われるようになった言葉で、定義は曖昧ですが、古風な名付け全般を指すことが多いようです。「しわしわ」という表現にはネガティブな印象もありますが、前述のとおり古風な名前の人気が高まっていることは事実でしょう。
ただ、「古風」と「古臭い」の線引きは人によって感じ方が違うので、難しい部分ではあるようです。古風ではあるけれど昔からある名前とは少し違い、洗練された印象のある名前をつけることが、しわしわネーム扱いをされないポイントかもしれません。
子どもには素敵な名前を付けてあげたいと思えば思うほど、悩んでしまって決められないママ・パパも多いでしょう。また、昔と比べて多様な名前が受け入れられるからこそ、候補だけがどんどん増えていくかもしれません。そんなときは、下記のポイントを参考にしてみるとよいです。
候補になっている名前を、実際に声に出して呼んでみましょう。もしかすると「意外と呼びにくい」と感じることもあるかもしれません。また、普段はなんと呼ぶか、お友だちからはなんと呼ばれるかをイメージしてみると、しっくりくる名前、しっくりこない名前がわかることもありそうです。
女の子は将来結婚したら苗字が変わることも考えられますし、姓名判断はあまり気にしない人もいるでしょう。ただ、姓名判断をしてあまりに悪い結果が出た場合には、やはり気持ちが引っ掛かるかもしれません。候補が多すぎる場合は参考程度に調べてみるのはいかがでしょうか。
候補の名前をフルネームで検索してみると、もしかするとあまりイメージの良くない同姓同名の人がいるかもしれません。名前を確定する前には念のためインターネットで調べておくとよいでしょう。
今後はますますグローバル化が進み、子どもたちは海外の人と接する機会が増えていくはず。そのため、外国人でも発音がしやすいか、外国語で悪い意味にならないか、といった観点も気を付けておくとよいかもしれません。
名付けで迷ったときは、名字と名前のバランスも参考にするとよいでしょう。フルネームを漢字で書いたときの全体のバランスや、発音してみたときに違和感がないことを大切にしたという意見も多いようです。
赤ちゃんが生まれてくるまで、どうしても名前が決まらなかったという人もいるようです。もちろん事前に候補は考えておいたほうがよいですが、生まれてきた赤ちゃんの顔を見て、その子に似合う名前がひらめいたというケースもありますよ。
子どもに名前をつける上で古風な名前をつけたことのあるママから、名付けのいきさつや名前に込められた意味などを教えてもらいました。
多様化している現代だからこそ、外国人風の名前やきらびやかな名前も、レトロで古風な名前も、どちらも受け入れられるのではないでしょうか。
二文字にしようか三文字にしようかなど、子どもにどんな名前をつけようか考えている時間も楽しいですよね。古風な名前を付けたいと思っているママ・パパは、今回例にあげた古風な名前を参考にして、素敵な名前をプレゼントしてあげられるとよいですね。
<執筆>KIDSNA編集部
2021年10月07日
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