赤ちゃんの離乳食にアボカドを取り入れたいと思うママもいるのではないでしょうか。アボカドはいつから与えて、そのまま使ってよいのか、どれくらいの量を与えてよいのかなど気になる疑問をママたちの声をもとに解説します。併せて離乳食完了期のアボカドを使ったレシピや冷凍保存はできるのかについてご紹介します。
離乳食完了期に入ると大人とほとんど同じ食材を与えられるようになります。上下の歯が生えそろい、上下の奥歯が左右に1本ずつ生えると、今まで歯ぐきで潰せなかったものも食べられるようになりますが、かむ力はまだ弱いので、離乳食の硬さにはまだまだ注意が必要です。外遊びをたくさんさせ、食事の時間に空腹になるように規則正しい生活を心掛けましょう。
基本的な離乳食完了期の進め方について、厚生労働省の資料を参考に紹介していきます。
厚生労働省の資料によると、生後12カ月から18 カ月頃の期間を離乳食完了期と呼びます。離乳食の硬さの目安は、手でつかんでも崩れない肉団子くらい、少し力を入れればスプーンの縁で切れる程度が理想的なようです。赤ちゃんの成長に合わせ少しずつ大きやさや硬さを調節していきましょう。
離乳食完了期の1回あたりの食事量の目安は、以下を参考としてください。
穀類:軟飯80g~ご飯80g
野菜・果物:40g~50g
魚:15g~20g
肉:15g~20g
豆腐:50g~55g
卵:全卵1/2個~2/3個
乳製品:100g
離乳食完了期にアボカドを1回で食べさせる量の目安は、他の野菜や果物を合わせ40g~50gですが、アボカドには100gあたり18.7gの脂質が含まれており、カロリーは100gあたり187calです。
離乳食完了期の1日の摂取カロリーの目安は、男児950call、女児900calとされています。
生果物の中でアボカドは高カロリーな食材に分類されるので、赤ちゃんの離乳食に取り入れるときは、少量ずつ与える方がよいかもしれません。
赤ちゃんにアボカドをいつから与えてよいのか、どのように食べさせたらよいのか悩むママもいるのではないでしょうか。初めてアボカドを食べさせた時期をママたちに聞いてみました。
今回、お話を聞いたママたちは、離乳食後期、完了期からアボカドを与えていたそうです。
アボカドは輸入品が多く、離乳食に取り入れるのは少し不安だったので、他の食材よりも取り入れる時期を遅らせたというママの声もありました。調理する前によく水洗いした方がよいかもしれません。
熟したアボカドは赤ちゃんでも噛んでつぶせるくらいの柔らかさなので、離乳完了期の赤ちゃんにとっても食べやすい食材かもしれません。離乳食の進み具合に合わせ柔軟に取り入れていけたらよいですね。
離乳食完了期のアボカドを使ったレシピをご紹介します。
ハンバーグソースはお好みで照り焼き風、トマトトソースなどアレンジしてみてくださいね。普段のハンバーグにアボカドをプラスするだけのお手軽レシピです。大人用にはわさび醤油を準備すると、子どもも大人もいっしょに食べられるレシピになりますね。
サンドイッチは離乳食期が終わったあとの幼児食にも取り入れやすいメニューです。中にはさむ具材も赤ちゃんが好きなものを合わせたり、バリエーションが増やせそうです。
持ち運びしやすいのでお出かけにもピッタリですね。
赤ちゃんでも食べられるように、辛みのあるスパイスは避け、マイルドな味付けになっています。たっぷりの野菜も摂れワンプレートで満足感たっぷりのレシピです。
切る前のアボカドは、1個まるごとラップで包み、冷凍用保存袋に入れ空気を抜いてから冷凍庫で保存できるようです。
切ったものを冷凍する場合は、変色を防ぐために切り口にレモン汁を掛け、空気に触れないようにラップで包んで、冷凍用保存袋に入れて保存しましょう。
使うときは、常温や野菜室で自然解凍するのがよいとされています。切ったものを冷蔵庫で保存する場合は、種は取らずに切り口にレモン汁を掛け、ラップで包んでからポリ袋や保存袋に入れ野菜室で保存する方法がよいようです。
アボカドは冷凍保存もでき、生でも加熱してもおいしく食べられるフルーツです。適度な柔らかさで離乳食にも使いやすい食材ではないでしょうか。
アボカドをいつから与えてよいのか気になるママもいるかもしれません。完了期にはさまざまなレシピに取り入れて、赤ちゃんもおいしくアボカドを食べられそうです。今回ご紹介したママたちの体験談を参考にしてみてくださいね。
新しい食材にどんどんチャレンジして、離乳食レシピのバリエーションを増やせたらよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2019年7月1日時点で作成した記事になります。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。
2019年07月02日
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