生後7ヶ月から離乳食を始めようとしたとき、始め方や進め方について知りたいと考えるママやパパもいるのではないでしょうか。今回の記事では、離乳食を7ヶ月から始めた場合の進め方や食べる量の目安、離乳食がなかなか進まないときの工夫や、離乳食レシピを、厚生労働省の資料やママたちの体験談をもとにご紹介します。
厚生労働省の資料によると、離乳食の開始時期は、首のすわりがしっかりしている、支えると座れる、食物に興味を示す、スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなるなどが目安とされるようです。
実際にママたちはいつから離乳食を始めたのでしょうか。
「下の子の離乳食を6ヶ月から始めようと思っていたのですが、上の子の風邪がうつり、治ってはひいてを繰り返してしまったので、結局始めたのは7ヶ月になってからでした」(40代ママ)
「母乳が大好きでスプーンを口に入れたり試しにおかゆをあげても全く受け付けなかったので、子どものペースに任せようと思い、大人の食事に手を伸ばしだした7ヶ月頃から本格的に始めました」(30代ママ)
ママたちは赤ちゃんの様子を見ながら、体調や機嫌のよいときに離乳食を始めているようです。
生後7ヶ月からの離乳食はどのように始めたらよいのでしょうか。あげる量や進め方についてママたちに聞いてみました。
「初めての離乳食は裏ごしした10倍粥を小さじ1から始めました。パクパク食べてくれましたが、量は2、3日ごとに小さじ1ずつ増やすようにしました」(20代ママ)
「10倍粥をなめらかにすりつぶして、小さじ1からあげ始めました。少しずつ量を増やしていきましたが、子どもが嫌がるときは量を減らすなど、無理をさせないようにしました」(30代ママ)
ママたちは離乳食を開始したとき、10倍粥をなめらかにすりつぶしたものを少量からあげているようです。厚生労働省の資料でも、離乳食の始め方は、なめらかにすりつぶしたおかゆから、ひとさじずつ始めるとよいとされています。赤ちゃんの様子を見ながら少しずつ増やしていくとよいかもしれません。
「おかゆを開始して1週間くらい経ったら、にんじんやかぼちゃなどを裏ごししてあげ始めました。初めての食材は小さじ1からあげるようにしていました」(30代ママ)
厚生労働省の資料では、離乳食の開始はおかゆから始め、慣れてきた頃から野菜や、果物を、さらに慣れてきたら豆腐や白身魚などを、徐々に増やしていくとよいとされています。
最初はにんじんや大根などのクセのない野菜や、かぼちゃやさつまいもなどの甘味がある野菜から始めるとよいかもしれません。初めての食材をあげるときは少量ずつ始め、赤ちゃんが少しずつ慣れていけるとよいですね。
「離乳食を始めて1ヶ月経った頃から、1日2回食にしました。好き嫌いせずに食べてくれたので、おかゆや野菜を少し粗めにすりつぶすようにしました」(30代ママ)
離乳食を始めて1ヶ月が過ぎ、赤ちゃんが慣れてきたタイミングを見て、離乳食を1日1回から2回へ増やすことを考えるママもいるようです。厚生労働省の資料でも、離乳食を開始して1ヶ月を過ぎた頃から1日2回にしていくとされています。
離乳食を1日2回にするときは、体調や機嫌、食べる量や固さなど、赤ちゃんの様子を見ながら進めていけるとよいかもしれません。
離乳食を開始したばかりの頃は、赤ちゃんがなかなか食べてくれないと悩むこともあるかもしれません。離乳食がなかなか進まないときの工夫をママたちに聞いてみました。
「白身魚など口の中に残りやすいものをあげるときは、水溶き片栗粉でとろみをつけてからあげるようにしました。とろみをつけると飲み込みやすくなるようで、すんなり食べてくれました」(30代ママ)
片栗粉を使ったりおかゆに混ぜてとろみをつけてあげると、赤ちゃんが食べやすくなるようです。パサつきやすい白身魚や赤ちゃんが苦手な食材をあげるときには、少しとろみをつけてあげると食が進むかもしれません。
「なんでもパクパク食べていたのに、野菜を少し粗めにしたらあまり食べなくなってしまいました。元のなめらかな状態にしてあげたらまた食べるようになったので、形状を戻して様子をみました」(20代ママ)
厚生労働省の資料では、おかゆは初めはなめらかなつぶしがゆにし、慣れてきたら粗つぶしにする、野菜類やたんぱく質性食品も初めはなめらかに調理し、次第に粗くしていくとされています。
赤ちゃんが離乳食を食べないときは、赤ちゃんの様子を見ながら形状を前の段階に戻して様子をみたというママの声がありました。赤ちゃんが離乳食に慣れてきたら、その時期に合った目安の硬さに徐々に変えていくとよいかもしれません。
「初めは子ども用のプラスチックスプーンを使っていたのですが、友人の家に遊びに行ったときにシリコン製のスプーンを借りたらいつもよりよく食べていたので、家でもシリコン製のものを使うようにしました」(40代ママ)
離乳食を始めた頃は、赤ちゃんの口に合う大きさや材質のスプーンを選ぶようにするとよいようです。離乳食用のスプーンにはとろとろの離乳食がからみやすく工夫されたものなどもあるようなので、赤ちゃんが食べやすいものを選んであげるとよいかもしれません。
生後7ヶ月頃にママたちが作っていた離乳食メニューをご紹介します。
「耳を取り除いた食パンを細かくちぎったら、お湯でといた粉ミルクといっしょに煮て完成です。飲みなれたミルク味で食べやすく、煮ることでパンもとろとろになって飲み込みやすいようでした」(30代ママ)
パンや野菜を、お粥やミルクなどの食べ慣れた味と混ぜてあげていたというママの声がありました。パンの形が残って赤ちゃんが飲み込みにくい場合は、すりつぶしたりとろみをつけてあげるとよいかもしれません。
「房の部分を柔らかく茹でたブロッコリーと、湯通しした絹ごし豆腐をいっしょにすりつぶしたらできあがりです。すりつぶした豆腐はやわらかくのど越しがよいようでよく食べてくれたので、苦手な野菜はいつも豆腐に混ぜていました」(30代ママ)
野菜をあまり食べたがらない場合は、豆腐といっしょに混ぜてなめらかにしてあげると赤ちゃんも食べやすいようです。離乳食の進み具合に応じて、豆腐を少し粗めにつぶすなど形状を変えてみてもよいかもしれません。
ママたちは生後7ヶ月からの離乳食を、赤ちゃんの様子にあわせて進めているようです。離乳食がなかなか進まないときは、とろみをつけたり形状を変えるなどして、食べやすくなる工夫をするとよいかもしれません。離乳食の時間をママも子どもも楽しくすごせたらよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2018年7月30日時点で作成した記事になります。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。
2018年09月03日
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