双子の妊娠が分かったときは嬉しい反面、双子を育てながらいつまで仕事ができるのか心配になるママもいるのではないでしょうか。そこで今回の記事では、双子を授かったときに利用できる産休育休制度や、双子妊娠時の注意点について考えてみました。
双子が発覚した場合は、1人の場合より早めに産休を取得することができます。通常の産前休業は出産予定日の6週間前から取得できますが、双子の場合は、14週間前から産前休業を取得することが可能です。
育児休暇は子どもを育てる期間であるため、出産人数に関係なく、出産した人に平等に与えられる期間です。双子を出産した場合でも、産休は長めに取れますが、育児休暇は1人の場合と同じ期間になります。
国民健康保険か社会保険に加入している人であれば、一児につき42万円を出産育児一時金として受け取ることができるため、双子を妊娠した場合は2人分の受け取りが可能です。
育児休業給付金は、雇用保険に加入していて育児休業を取得した人に支給されるので、出産人数に関係なく支給されます。出産育児一時金や育児休業給付金の申請は、病院や会社の証明、書類の郵送などの手続きが必要なので、双子出産前にできる範囲で書類の準備をしておきましょう。
ベビーシッター育児支援事業は、内閣府が国庫予算を組んで委託している子育て支援事業のひとつです。全国保育サービス協会のHPから、該当地域のベビーシッター会社を選んで手続きをすると、ベビーシッターを利用することができます。
双子の育児は、外出や家事も比較的難しいことがあります。そんなときに、このサービスを利用して家事を手伝ってもらったり、ママの休む時間を確保するなどはいかがでしょうか。
このサービスは、勤めている会社で事業主からベビーシッター利用の承認を受けると、割引券が交付されるという制度があります。双子や三つ子の場合、割引額が大きいので、ベビーシッターを利用する場合は忘れずに申請をし、家計の負担を少しでも減らしたいですね。
育児支援サポートを独自で行っている自治体は全国にたくさんあり、そのひとつが東京都荒川区です。「ツインズサポート(多胎児家庭支援)」という双子や三つ子世帯のタクシー代の助成や、保育料の半額を補助するといった子育て支援を行っています。
埼玉県では、子どもが3人以上の世帯を対象に「3キュー子育てチケット」という子育て応援チケットを配布。タクシーやヘルパーなど子育て支援として利用したサービスを、現金ではなくチケットを使って利用することができる制度です。
ほかにも、妊娠から子育てまでのあらゆる面で相談やお手伝いをしてくれる支援活動がありますので、お住まいの自治体に確認をしてみましょう。
双子の妊娠がわかって喜ばしい反面、気をつけなくてはならないことも。双子の子どもを出産した筆者の経験も踏まえて考えていきたいと思います。
双子妊娠は、比較的お腹が大きくなるスピードが早く、普段何気なくやっていた、しゃがむ、歩くなどの動きも大変だと感じることが多いようです。
妊娠8カ月には単胎児妊娠の臨月ぐらいにお腹が大きくなることがほとんどで、歩くことや横になるのがしんどいと感じるようです。この時期からは無理をせず、ゆったりすごすことが大切です。特に出産間近は休めるときにしっかり休めたらよいですね。
双子妊娠に関わらず、妊娠後期になると子宮口が少なからず開いてしまったり、お腹のハリがひどくなることがあるようです。病院によっては、出産予定日の数日前から早産の危険性を考慮して、管理入院を勧めることもあります。
また出産時の安全性を最優先にするため、双子の場合は帝王切開のみとしているところもあるので、病院選びを慎重にしましょう。
無事に双子を出産し、仕事復帰を果たした後に起こる問題が子どもの病気です。今朝は元気だったのに昼間に熱が上がって保育園に迎えに行かないといけないという状況が何度も起こります。特に双子の場合は2倍です。1人は元気でもう1人が病気の場合、元気な子まで休ませたり、帰宅させることになります。
そんなときに、病児保育を利用できるようにしておけば、病気の子を病児保育へ預け、元気な子は保育園へ預けることができるので、ママは安心して会社に出勤、勤務することが可能です。保育園など集団生活のなかでは、病気にかかるリスクが高くなる可能性もあるので、病児保育は忘れずに登録しておきましょう。
双子の妊娠は貴重な体験。産休や育休制度、自治体の子育て支援を十分に利用して双子育児を楽しめたらよいですね。会社によっては、産休や育休の期間を独自で決めている場合もあるので、自分の会社でいつまで休めるのかなど事前に調べておくと予定が立てやすくなります。
地域によっては、同じ環境のママたちが集まって情報交換や交流の場を作っている団体もあるようです。年度によって支援内容や補助金の金額が変わることがあるので、双子の妊娠が判明したときは、自治体や国の子育て支援政策を再度確認してみるのがよいのかもしれません。
※記事内で使用している参照に関する内容は、2017年10月20日時点の情報となります。
2017年10月20日
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