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2017年02月04日

毎日の生活の中で「色」が及ぼす影響。子ども部屋やリビングに適した色は?

毎日の生活の中で「色」が及ぼす影響。子ども部屋やリビングに適した色は?

私たちの周りに溢れている色は、普段はあまり意識しないことが多いかもしれませんが、実は人に対してさまざまな影響を及ぼしています。色の特性を活かしてより快適に過ごせるよう、リビングや子ども部屋のインテリアに手軽に取り入れられる差し色をプラスしてみませんか?部屋づくりのエピソードも含めてお話します。

はじめに

1児のママとしてKIDSNAでライターをしている筆者は、色彩検定2級の資格を持っています。春が近づいて、お部屋の模様替えやインテリアを一新したくなるタイミング。それぞれの色の特性を知ることでインテリアを考えるのがより楽しくなるかもしれないと思い、この記事をお届けします。色選びの参考にしていただけたらうれしいです。

色がもたらす影響

色の効果

人は色を見たときに、赤は「派手な色」、青は「冷たそうな色」などの印象を感じ、色は心理に働きかける効果があります。例えば色の温度の印象では、赤、オレンジ、黄色などは「暖色」、青や青緑などは「寒色」、温かみも冷たさも感じない緑や紫は「中性色」と呼ばれ、同じ室温の部屋でも、暖色と寒色では、個人差はありますが数度の差で感じられることもあるといわれています。

また、鮮やかな暖色は「興奮色」、水色のカーテンや紺色の制服などの寒色は「沈静色」でもあります。同じ物でも、大きさの見え方を左右するのが「膨張色」と「収縮色」で、色の明るさが関係してきます。白いソファーと、黒いソファーでは、白い方が膨張して大きく感じられ、「重い色」と「軽い色」では、明るい方が軽く感じられます。引っ越し業者の段ボール箱に白が多いのは、心理的に軽さを感じさせるためです。

手軽に取り入れられる「差し色」コーディネート

差し色は、配色がまとまりすぎて単調なところに変化を持たせ、強調させて全体の印象を引き締める効果があります。インテリア空間でバランスのいい配色の割合は、面積の広い天井や床、壁などの「ベースカラー」が70%、ドアなどの建具、ソファーやカーテンなどの「アソートカラー」が25%、クッションやランチョンマット、小物雑貨など、簡単に取り替えられる少ない面積の「アクセントカラー」が5%となっています。

差し色は「アクセントカラー」にあたりますが、「ベースカラー」や「アソートカラー」と対照的な色、はっきりした色を使うことによって、手軽に活気づけたり、季節感を出したり見せたい印象に近づけることができます。

色の特性と効果

差し色におすすめの9色を選んでみました。それぞれの色のイメージや特性、効果などをご説明します。いずれも鮮やかさや、光沢感のある色が各色の特性が強く出ます。ビビッドな色は抵抗がある、合わせにくいという場合は少し薄いトーンや、くすんだ色みのものにすると取り入り入れやすいですね。ご家庭の雰囲気に合った差し色が見つかるといいですね。

暖色で温かみがあり、行動を起こす気にさせるアクティブな色。スポーツのユニフォームにも使われることも多く、競争心を掻き立てます。

寒色で、清涼感を出す効果があります。空や海の色でもあり、嫌う人が少ない色。沈静感があり、集中力を高める作用もあります。

明るく元気が出るビタミンカラー。にぎやかで子どもにぴったりの色ともいえます。意欲や向上心を高め、コミュニケーションを良好にさせたいときに最適です。

温かみも冷たさも感じない中性色。森林や葉っぱ、平和などのイメージで、リラックス効果があります。黄緑は新緑の色でもあり、フレッシュな春のイメージ。

オレンジ

元気が出るビタミンカラーです。ストレスを和らげ、仲間意識を高め、良い人間関係を作りやすい色です。

ピンク

女性的で、かわいらしい印象にしたいときに。人を思いやるやさしい気持ちになれる色ともいえます。淡いピンクは産院などの室内に使われていることも多いですね。

誠実、知的、落ち着きなどを表します。学校や企業の制服に紺色が多いのもうなずけますね。

クールで知的な印象、引き締まった印象を与えます。多用すると不安感や劣等感などを感じやすいので、気をつけましょう。

金・銀

金は、派手で高価なイメージがありますが、多用しなければ自信を持たせ、意欲的にさせる効果もあります。銀は、ステンレスやアルミなど金属の色でもあり灰色に近いので、馴染みやすい色。上品に見せたり、色が多いところに重くない引き締め色として使いやすい色です。

お部屋の目的別・色の使い方

リビング

家族が団らんする場所で、お客さまを招いて応対する部屋でもあるので、多くの人が好みやすいインテリアが理想的。最近は「アクセントウォール」という、一面の壁紙だけ色を変えたインテリアも人気があり、その家庭のこだわりの雰囲気もさり気なく演出できます。黄色や赤などの暖色でにぎやかな雰囲気にも、青や紺などの寒色で落ち着いたイメージにも、その家庭に合った色を選べたらいいですね。

リビングづくりの体験談

筆者は出産前にはナチュラルでシンプルな部屋を心がけていましたが、産後には気がついたらあちこちにカラフルなおもちゃが溢れ、慌てて収納用品を買い足すことが多かったです。子どもが小さいと、購入するおもちゃ以外にも、イベントなどで立体型の紙のおもちゃなどをもらう機会も増えてくるのです。

子どもが歩き始めると、ガラステーブルは撤去し、プラスチック製の子ども用テーブルとイスのセットをリビングの中央に置くようにしました。また、子どもが描いた絵は色使いも大胆なので、壁に飾るアクセントにピッタリで、フレームに入れるとなお引き立ちます。

幼稚園の年長の頃には時計の読み方で苦戦していたので、シルバーでローマ数字のシンプルな壁掛け時計から、子どもでも見やすい数字盤でビビッドな色使いのものに変えました。

子ども部屋

幼少期は、遊ぶことがメインなのでカラフルで楽しげな雰囲気にしたいですね。プライベートな空間なので、少し派手なものやキャラクターのポスターなど、子どもの好みもなるべく尊重しましょう。成長に応じて、落ち着いたり勉強に集中できるよう、少し色を抑えることも必要になってくるかもしれません。

子ども部屋づくりの体験談

筆者の息子が小学校入学を機に、白いロフトベッドや机のセットを購入し、カーペットやベッドカバーは息子の好きなキャラクターのカラフルな物にしました。しかし3年生にもなると、もっとシンプルな「何も描いてない布団がいい」と子ども自ら言い出しました。

服の好みも、青や紺色など、ごちゃごちゃしていない地味なものへシフトしてきました。親としては、いつまでも小さい子どものような感覚だったのですが、徐々に成長し、好みも変わっていくものなんだと実感したエピソードでした。カラフルで子どもっぽいものを好むのは一時期のことなので、子どもが小さい頃は好みを尊重してあげてもいいかもしれませんね。

インテリアに新しい色を

色にはさまざまな効果がありますが、家族の性格や得意なことを引き立てられる色を選ぶと、より快適にすごせるのではないでしょうか。差し色は、大きな家具などと違い、小物やファブリックで手軽に叶えたい印象に近づけられるので、ぜひ取り入れてみてください。みんなで差し色を選ぶのも楽しいかもしれませんね。

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