端午の節句の由来。鯉のぼりや鎧兜など節句飾りの意味

端午の節句の由来。鯉のぼりや鎧兜など節句飾りの意味

端午の節句には、鯉のぼりや鎧兜を飾りお祝いをする風習がありますが、その由来や意味を子どもに話して聞かせたいと考える方もいるかもしれません。今回の記事では、こどもの日の由来や節句飾りの意味について、子ども向けの簡単な説明の仕方や、昔ながらの遊びなどを、ママやパパの体験談を交えながらご紹介します。

端午の節句の由来

現代では、こどもの日として定着している端午の節句には、どのような由来や意味があるのでしょうか。

端午の節句の「端午」は、昔の暦で月の初めの午(うま)の日という意味で、それは必ずしも5月5日ではなかったようですが、「午」と「五」の音が同じことから、五が重なる日として、5月5日をさすようになったと伝えられています。

旧暦の5月は現代の6月にあたり、季節の変わり目で体調を崩しやすい時期であり、昔の中国では邪気をはらうために、この時期によもぎや菖蒲を使って厄除けの行事が行われていたようです。その風習がやがて日本にも伝わり、平安時代には宮中行事から一般の家庭にも広まったとされています。

江戸時代になると、「菖蒲」の音が武道を重んじる「尚武」(しょうぶ)と同じことから、男の子が強くたくましく育つようにという願いを込めて、鎧兜や武者人形を飾る風習が生まれ、男の子の節句として定着していったようです。

1948年には端午の節句がこどもの日に決まり、子どもたちが元気で健康に育つようにと願いを込めて国民の祝日になったということです。

子ども向けに説明するときには「邪気=悪いこと」というように、簡単な言葉に変えて説明してあげるとよいかもしれません。子ども向けに書かれた行事の絵本を読みながら説明したところ、よりわかりやすく簡単に説明ができたというママもいました。

端午の節句飾りの由来や意味

端午の節句飾りの由来や意味を小さな子どもに説明するとき、どのように話してあげるとよいのでしょうか。パパやママたちに聞いてみました。

鯉のぼり

こいのぼり
iStock.com/TommL
30代パパ
「中国では鯉が天にのぼって龍になるという伝説があって、男の子がたくましく立派に育つようにという願いを込めて、こどもの日に鯉のぼりを飾るんだよ。」と、簡単な言葉で子どもに伝えました。
40代ママ
鯉のぼりが家族になった由来について、江戸時代は黒の真鯉だけだったけれど、明治時代に赤の緋鯉と夫婦で飾るようになって、昭和になってからは子どもの青い鯉が増えて家族を表すようになったと聞き、子どもに話しました。
鯉のぼりは、江戸時代に立身出世などの縁起を担いで飾られるようになり、時代とともにママと子どもの家族の鯉が増えていったようです。

現代では、民家の庭に大きな鯉のぼりを高く飾る光景はあまり見かけないかもしれません。4月の中旬頃からゴールデンウィークの時期には、鯉のぼりを飾るイベントに子どもと出掛けてみるのも楽しいかもしれませんね。

鎧や兜

鎧兜
iStock.com/gyro
20代パパ
6歳の娘が鎧兜を怖がったので「鎧や兜は、武士が戦いのときに身を守るための道具だったんだよ。病気や事故から子どもを守ってくれるという願いを込めて、こどもの日に飾られるようになったんだって。」と伝えました。
勇ましいイメージの鎧兜ですが、子どもの無病息災を祈る気持ちが込められていると聞けば、子どもも安心しそうですね。他にも、武家の習慣として、先祖伝来の鎧や兜を、梅雨入り前のお手入れを兼ねて飾っていたという由来もあるようです。

武者人形

五月人形
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20代ママ
昔、菖蒲やよもぎで人形を作り門前に飾る風習があったのが、時代とともに室内に飾るようになったと聞きました。我が家では、優しく知恵と勇気のある人に成長して欲しいという願いを込めて、昔話の主人公の人形を飾っています。
武者人形は昔話の主人公や歴史上の人物にちなんでいるものも多く、子どもの健やかな成長を願い飾っていることを子どもに話してあげるとよいかもしれません。武者人形を選ぶときには、どことなく自分の子どもに似ていることから親しみを感じて購入したというパパの声もありました。

端午の節句に食べるお菓子の由来や意味

端午の節句に食べるちまきや柏餅には、どのような意味があるのでしょうか。ママやパパたちに聞いてみました。

ちまき

ちまき
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30代パパ
昔、中国で徳の高い人物の命日が5月5日だったことから、その供養にちまきを作ってお供えをしていたそうです。やがて無病息災を願う食べものになり、日本に伝わったと聞きました。
中国から伝わったちまきには、無病息災の祈りが込められているようです。現代では笹の葉で巻かれているのが一般的ですが、昔は「茅」(ちがや)というイネ科の植物の葉で巻いていたことから「ちまき」と呼ばれるようになったとも言われているそうです。

柏餅

柏餅
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40代ママ
柏餅に使われる柏の葉は、新芽が出ないと古い葉が落ちないことから「家系が絶えない」とか「子孫繁栄」に結びつき、縁起のよい食べ物として江戸時代に広まったと祖母から聞きました。
柏餅に使われる柏の葉には、子孫繁栄を願う人々の願いが込められているそうです。柏の葉の巻き方には小豆あんは外表に、味噌あんは中表に巻くという違いがあり、巻き方で中身がわかることから、子どもと中身のあんを当てて楽しんだというパパもいました。

子どもと手作りで楽しむ端午の節句

折り紙で兜づくり
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こどもの日に、昔ながらの遊びを子どもと楽しんでみるのもよいかもしれません。簡単に楽しめる遊びについて、パパやママに聞いてみました。

手作りの兜と刀でチャンバラごっこ

40代パパ
わが家では子ども向けの遊びとして、新聞紙で兜と刀を作って、子どもとチャンバラごっこを楽しんでいます。遊ぶときには顔は狙わないとか、ひざ下を打たれたら負けとか簡単なルールを決めると、より安全に楽しく遊べますよ。
新聞紙で簡単に兜と刀を作って遊ぶことで、パパやママも子どもの頃の気持ちに戻って盛り上がりそうですね。1対1ではなく大人数で遊ぶときには、斬られたらその場に座るという簡単なルールを作って楽しんだというママもいました。

節句飾りを子どもと手作り

40代ママ
簡単な節句飾りを、子どもと手づくりして楽しんでいます。折り紙で色違いの兜を何個か作り食卓の上に飾ったり、フェルトで鯉のぼりを作り子どもに動く目玉をつけてもらったりして、工作を楽しみました。
簡単な節句飾りを手作りして、楽しんでいるというママの声がありました。折り紙で兜を作るときには、和風な色を選ぶとおしゃれになったというママもいました。

端午の節句の知識を深めてより楽しくお祝いを

菖蒲の花
Verena Joy/Shutterstock.com

端午の節句の由来や節句飾りの意味を、調べたり聞いたりして、子ども向けに簡単でわかりやすく伝えているというパパやママの声がありました。こどもの日についての知識を深めることで、大人も子どももより一層楽しめそうです。

こどもの日には、手作りの兜や鎧、刀を作って遊び、親子のコミュニケーションを深めるのも素敵かもしれません。

2020年05月05日

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