お彼岸のお供えやのしについて。花やお団子などのお菓子、線香など

お彼岸のお供えやのしについて。花やお団子などのお菓子、線香など

ママたちのお彼岸のお供え物選びのポイント

2019.03.08

お彼岸のお供え物を用意するとき、いつからお供えするのかやのしは必要なのかが気になるママもいるのではないでしょうか。今回は、お彼岸のお供え物選びのポイントとお団子やお菓子、お花や線香、お金など実際にお供えしたもの、挨拶や手紙を添えるなどお供え物を渡すときに意識したことを体験談を交えてご紹介します。

お彼岸にお供え物を用意しよう

お彼岸にお墓参りや仏壇参りをするとき、お供え物を用意したいと考えるママもいるのではないでしょうか。親戚などの家の仏壇にお参りに行くとき、どのようなものをお供えとして選ぶとよいのか気になるママもいるかもしれません。

ママたちは、お彼岸にどのようなお供え物を用意してお参りしたのでしょう。

お彼岸のお供え物選びのポイント

ママたちに、お彼岸用のお供え物を選ぶときのポイントを聞いてみました。


日持ちするものを選ぶ

「私の祖母とお供え物の話をしたとき『日持ちするものだと長期間お供えできるから嬉しい』と言っていました。祖母の言葉にならい、生菓子より干菓子や焼き菓子など日持ちするものを選ぶよう意識しています」(20代ママ)

お供え物に日持ちするものを選んだママがいるようです。お彼岸入りから明けまでの7日間にたくさんの親戚がお供え物を持って集まるので、お彼岸が終わった後に先方がゆっくり消費できるように長期間保存できるものを選んだというママの声もありました。


故人の好きなものを選ぶ

お菓子
© reiko - Fotolia

「昨年夫の母が亡くなったので、お彼岸には夫の母が好きだったものを選びました。お供えしたときに、夫の父が『お母さんはこれが好きだったね』と言ったことからみんなで思い出話をするきっかけにもなりました」(40代ママ)

故人の好きなものを選ぶと、先方に喜んでもらえたというママの声がありました。好物のお菓子や好きなお花などをお供えすることで、故人への想いを伝えられるかもしれませんね。

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お彼岸にお供えしたもの

実際に、ママたちがお彼岸にお供えしたものをご紹介します。


お彼岸団子やお菓子

「私の実家がある地域では、お彼岸団子をお供えする風習があります。結婚前に母に教えてもらった作り方で子どもといっしょにお団子を作り、仏壇にお供えしました」(30代ママ)

「お彼岸と子ども会の行事が重なってしまったので、故人を偲ぶ気持ちだけでも届けたいと思って仏前に供える品物を贈りました。お供えしやすいように個包装されたお菓子のセットを用意し、手紙を添えて送ると喜んでもらえました」(20代ママ)

お彼岸団子やお菓子を用意したママがいるようです。お彼岸団子をいつから飾るかは地域によって違いがるようなので、先方の地域について聞いてから用意するとよいかもしれませんね。


お花

「子どもといっしょにお花屋さんへ行き、祖母が好きだったお花を用意してお彼岸を迎えました。お墓と仏壇それぞれにお花をお供えすると、祖母も喜んでくれているように感じられました」(30代ママ)

お彼岸のお供えに故人が好きだったお花を選ぶのもよいかもしれません。お彼岸後に掃除がしやすいようお墓には花びらが散らばりにくいものを選ぶなど、お墓の管理のしやすさも考えて花の種類を決めるのもよいかもしれませんね。


線香

お線香
© Wako Megumi - Fotolia

「専門店でお線香を用意してお彼岸のお供えにしました。普段は選ばない少し高級感のある桐箱に入ったお線香をお供えすると、先方にも『よい香りでご先祖様も嬉しそう』と喜んでもらえました」(40代ママ)

お彼岸のお供え物として線香を選んだママもいるようです。煙の少ないタイプの線香をお供えすると、窓や扉を閉めた部屋でも使いやすいとお彼岸に集まった親戚に好評だったというママの声もありました。


お金

「お彼岸には多くの親戚が集まるので、夫の祖父の仏前にはたくさんのお供え物が届けられると思いました。お仏壇やお墓の管理に充ててもらいたい気持ちもあり、お金を入れた封筒を仏壇にお供えしました」(40代ママ)

お彼岸のお供え物として品物ではなくお金を用意することもあるようです。ママのなかには、お菓子やお花と組みあわせて「御仏前」としてお金を用意したという声も聞かれました。

お彼岸のお供え物を渡すときに意識したこと

お彼岸のお供え物を先方に渡すとき、のしが必要なのかやどのような挨拶をするとよいのか知りたいママもいるのではないでしょうか。ママたちに、お彼岸のお供え物を渡すときに意識したことを聞いてみました。


掛け紙をかける

「お供え物を買ったお店で、お彼岸用ののし紙をかけてほしいと伝えると『それでは掛け紙をおかけしますね』と教えてもらいました。お彼岸のお供えにはのしのない掛け紙を使うことを知らなかったので、先方に渡す前に知ることができてよかったです」(20代ママ)

「お彼岸用のお供え物を購入したお店で落ち着いた色の包装紙で包み、のしではなく掛け紙をかけてもらいました。表書きは『御供』を選び、同じ名字の親戚が多いなかで誰からのお供えかわかりやすいように夫の名前をフルネームで入れてもらいました」(30代ママ)

お彼岸で使われるお供え物にはのしのつかない掛け紙をかけるのがマナーのようです。関東は白と黒や双銀、関西は黄色と白など地域によって水引の色が違う場合もあるようなので、先方の住まいのある地域にあわせて水引きの色を選ぶとよいかもしれませんね。


挨拶状を添える

「お彼岸にお墓参りへ行けないとき、挨拶状を添えてお供え物を送りました。冒頭には季節について触れた挨拶を入れたいと思い『暑さ寒さも彼岸までと言いますが、最近は暖かくなり春らしくなってきましたがいかがおすごしでしょうか』という書き出しにしました」(40代ママ)

お彼岸にお参りへ行けないとき、季節の変わり目を意識した挨拶状を添えてお供え物を送ったというママの声もありました。手紙にご先祖様に対する供養の気持ちや、送った相手の体を労る内容を綴ると「気持ちが嬉しかったよ」と電話をもらったというママの声もありました。

先方の好みにあわせてお供え物を選ぼう

着物を着た女性
iStock.com/joka2000

お彼岸のお供え物には、のしがついていない掛け紙をかけ、お金を入れる袋も不祝儀袋を用意するのがマナーのようです。お彼岸のお供え物には、いつからお供えするかにもよりますが日持ちするものや故人の好きだったものを選ぶと喜んでもらえるかもしれません。

お彼岸団子やお菓子などの食べ物やお墓や仏壇用のお花や線香などの他にも季節の挨拶を交えた手紙などを添えるなど、故人を偲ぶ気持ちを大切にお彼岸のお供え物を渡せるとよいですね。

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