おせち料理のひとつとして煮物を作るとき、煮物はいつ作るとよいのかや、食材の切り方や味付けの仕方が気になるママもいるのではないでしょうか。今回は、里芋や人参など煮物の食材に込められた意味と白だしや圧力鍋を使った煮物の作り方、煮物の盛り付け方や詰め方の工夫を体験談を交えてご紹介します。
おせち料理を作ったり大掃除をしたりと、年末は普段よりもやることが多く感じるママもいるのではないでしょうか。さまざまなおせち料理を作りたいとき、日持ちがする料理から順番に調理したいと考えるママもいるかもしれません。ママたちに、おせち用の煮物はいつ作ったのか聞いてみました。
「12月30日に煮物を作りました。うちの地域は12月31日の夜におせち料理を食べ始めるので、早めに作っておくと味が染み込んでおいしいと思います」(30代ママ)
「おせち料理に作るのは煮物だけなので、毎年12月31日に作っています。大掃除を終わらせてから、きれいになった台所で新年用の煮物を作りと、気持ちがスッキリした状態で料理できました」(20代ママ)
おせち用の煮物は12月30日や31日など年末に作るママがいるようです。煮物の汁気を最後まで飛ばすことで日持ちもしやすくなるようなので、煮物を早めに作っておきたい場合は水分を飛ばしてから冷蔵庫で保存するのもよいかもしれませんね。
おせち用の煮物に使う食材には、それぞれに縁起がよいとされる意味が込められているようです。人参や里芋など、煮物に使う食材に込められた意味をご紹介します。
穴の向こう側が見えるれんこんには、「将来の見通しがよくなる」という意味や「先が見通せるように」といった願いが込められているそうです。穴に沿って花の形をかたどる切り方もあるようなので、煮物を華やかに盛り付ける役割も担っってくれそうですね。
人参はお祝いの席に彩りを添える食材として煮物の他にも、おせち料理のひとつとしてだいこんといっしょに紅白なますに使う家庭もあるようです。また、おせちの煮物に入れるときに、ねじり梅など梅の花の形に飾り切りした人参は、寒さに耐えて美しい紅白の花や実をつける梅に見立てられて縁起がよい意味があるといわれているようです。
親芋の下に子芋、子芋の下に孫芋がつくことから、里芋は子宝や子孫繁栄の意味があるおめでたい食材といわれてるようです。お正月に親戚が集まっておせちを囲むとき、煮物に里芋を入れて家族のつながりを表現するのもよいかもしれませんね。
こんにゃくの中央に切り込みを入れ、乗馬の手綱をイメージしたものを手綱こんにゃくというようです。手綱の形が結びつきを連想させることから、良縁や円満などの意味を込めて煮物に入れるそうです。
海老は長寿を意味するようで、お正月に海老の煮物を作る地域もあるのではないでしょうか。腰が曲がるまで長生きできるように願いを込め、縁起がよいとされる海老の煮物をみんなで食べたというママの声もありました。
実際に、ママたちがしたおせち用の煮物の作り方をご紹介します。
「圧力鍋に鶏肉とごぼう、れんこんと人参を入れて加えて圧力をかけて火を通し、圧力を抜いてから、こんにゃくと下茹でした里芋も加えて蓋を開けたまま火にかけます。水と白だしとみりんを入れ、沸騰したら料理酒と砂糖を加え、落とし蓋をして煮込みます。しょうゆで味と整え、煮汁が少なくなるまで煮ると完成です」(30代ママ)
圧力鍋を使うと、ごぼうや人参などの根菜類にもすぐに火が通るので時短調理につながるようです。さまざまな調味料が入っている白だしを味付けに使うと、味に深みが出たというママの声もありました。
「皮を向いた里芋を塩で揉み洗いし、下茹でしてぬめりを洗い流します。鍋にだし汁と里芋を入れて火にかけ、煮立ったら弱火にします。砂糖とみりんを加えてしばらく煮てから、塩と醤油で味付けしたら完成です」(40代ママ)
里芋のぬめりを取ってから煮物を作ったママもいるようです。里芋だけのシンプルな煮物を作るとき、切り方を六角むきにすると盛り付けたときにも見栄えがよく見えるかもしれませんね。
「背わたを取った海老を塩茹でにし、自然に冷ましてから保存容器に入れます。鍋に白だしと水、薄口醤油とみりん、酒と砂糖を入れて軽く煮立たせて調味液を作ります。海老の容器に調味液を注ぎ、容器ごと氷水で冷やします。蓋をして冷蔵庫に半日程度寝かせると完成です」(20代ママ)
海老を下茹でし、煮込み時間を短縮した作り方もあるようです。海老は長時間煮込むと固くなってしまうことを考え、ふっくらとした食感になるように、温め直すときも弱火でゆっくり火を入れたというママの声もありました。
おせち用の煮物はどのような盛り付け方をするときれいに見えるのか気になるママもいるかもしれません。ママたちに、煮物の盛り付け方や詰め方の工夫を聞いてみました。
「煮物を大皿に盛り付けて食卓の中央に配置しようと思いました。縁がある盛り鉢に煮物を盛り付けると、子どもや年配の祖父母も取りわけやすいようです」(30代ママ)
煮物を取りわけやすいように、盛り付ける大皿の形を意識したママもいるようです。大皿の下に笹の葉などの緑の葉っぱを敷くと、全体の彩りをよく見せられたというママの声もありました。
「煮物を重箱に詰めるときは、型崩れがしにくい食材を奥から順番に詰めました。里芋や人参は奥側、こんにゃくは手前側など場所を決めて盛り付けると食材が押しつぶされにくく、きれいに見えました」(20代ママ)
「煮物と他のおせち料理を重箱に詰めようと思い、仕切り板を使って詰め方を工夫しました。重箱を菱形のような七宝型に仕切り、一番広い中央にボリュームのある煮物、周りに紅白なますや栗きんとんなどを配置するとバランスが取りやすかったです」(30代ママ)
煮物を重箱に詰める工夫として、型崩れしにくい食材や仕切りを使ったママもいるようです。食卓に運ぶときに中身が偏らないよう、重箱の8分目の高さを目安に詰めるなど、隙間ができないように工夫できるとよいかもしれません。
おせちの煮物をいつ作るかについては、12月30日や31日など家庭によってさまざまなようです。里芋や人参などの食材には縁起がよいとされる意味もあるようなので、華やかな切り方をして煮物に使ったというママもいました。
味付けに白だしを使ったり圧力鍋を使ったりなど時間を短縮できそうな作り方もあるようです。大皿への盛り付け方や重箱への詰め方に工夫をして、家族が喜ぶ煮物を作れるとよいですね。
2018年11月17日
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