【北海道・星野リゾート リゾナーレトマム】子どものワクワクを育む大自然との出会い

【北海道・星野リゾート リゾナーレトマム】子どものワクワクを育む大自然との出会い

学ぶ、遊ぶ、そして絆が深まる家族旅。第3回は、 宮原家が行く「星野リゾート リゾナーレトマム」の様子をご紹介します。冬になると本格的なウィンタースポーツが楽しめることで有名な北海道トマムですが、実は春から秋にかけても動物たちに出会えるファームエリアや絶景を望む雲海テラスなど、多彩なアクティビティが待ち受ける通年型リゾート。本格的なレストランも揃い、大人も子どもも大満足な滞在が叶います!

旅慣れたファミリーでもワクワクするリゾート

羽田空港から新千歳空港に降り立った宮原家の3人。レンタカーを借りて、高速道路を運転すること約1時間半。3人の目に突如飛び込んできた「星野リゾート トマム」の広大な敷地に、これまで国内外問わず数々の旅先を巡ってきたご夫婦も驚きを隠せません。横目に見えたかわいらしいファームエリアと動物たちの姿に、娘の南ちゃんの目は早くもキラキラと輝いていました。

宮原さんファミリー: 秀雄さん(48)、友紀さん(44)、南ちゃん(6) 株式会社キャンバスの代表取締役を務め、「AOSHIMA BEACH PARK」のプロデュースやサウナブランド「ONE SAUNA」の立ち上げなど事業展開を手がけるパパ・秀雄さん。ママ・友紀さんはフリーランスのエディターとして、ファッション・旅行・インテリア・フードなど幅広い分野で雑誌・書籍・WEBメディアの企画・編集に携わる。そんなご両親の影響もあり、娘の南ちゃんも感性豊かな女の子として日々成長中!

広大な敷地は子どもの成長を育む楽園

「星野リゾート トマム」は、約1000ヘクタールもの敷地の中に「リゾナーレトマム」と「トマム ザ・タワー」ふたつのホテルが入り、計4本のタワーがそびえる巨大なリゾート。

かつてこの土地では約700頭の牛が飼われ、農業が営われていました。

2017年からこの原風景を少しずつ取り戻し、おいしい食を生産する活動がスタート。今では子どもと大人が一緒になって食と生き物について学んだり、かわいい動物たちと出会ったりできるのが特徴です。

東京で暮らしながらも「娘にはのびのびと育ってほしい」という想いをもつご両親にとって、ここはまさに思い描いていた楽園!

東京ではなかなか味わえない体験を求めて、3人は早速ファームエリアに向かいました。

手前に建つ2本のタワーが「トマム ザ・タワー」。今回3人が泊まるのは右奥にある「リゾナーレトマム」です。

ファームエリアで食と生き物について学ぶアクティビティ

3人がまず参加したのは「モーモー学校」というアクティビティ。ファームエリアの見晴らしのよいポイントで、実際にここで放牧している牛から絞ったトマム牛乳の飲み比べを行います。

実は牛乳は、牛の品種や搾乳の時期によって乳成分や栄養素が異なるため、濃厚だったりすっきりだったり、味にも違いが生じます。ガイドさんから丁寧な説明を受け、実際に飲み比べを楽しむ南ちゃん。

この日は3種類のミルクを飲み比べ。「これが一番濃いね!」と違いのわかる南ちゃんでした。

その後、場所を移して牛追い(牛を後ろから追って歩かせること)体験も行い、体重600キロを超える牛たちと間近で出会う貴重な経験を楽しむことができました。

牛は集団行動する動物なので、1頭を動かすと合わせて他の牛たちも動き出します。そんな習性を直に学ぶいいチャンス!

キュートな動物たちとの出会いは最高の思い出に

他にもファームエリアには子どもが大喜びするアクティビティやスポットがいっぱい。「ヤギの郵便屋さん(※)」では、旅の思い出を葉っぱのはがきに書き、それを郵便局員に扮したヤギに食べられないように送ります。

※2021年は7月31日で終了

キュートな鳴き声のヤギたちに囲まれながらも、葉っぱを守ってポストに投函するドキドキ感。大人も子どもも一緒になって楽しめます。

また「羊とお昼寝ハンモック」は、木陰に吊るされたハンモックに横たわりながら、本物の羊の数を数えながらお昼寝できるユニークなスポット。

北海道の涼しい風に吹かれ、木陰でゆらゆらしながら羊を数えていたら、ママも南ちゃんもすぐに眠たくなってしまったようです。

東京のじいじとばあば宛にはがきを書いた南ちゃん。ヤギに狙われながらも、無事に柵の中のポストに投函できました!
   
眠れないときのおまじない、「羊が1匹、羊が2匹……」。実際に数える機会は大人でもそうそうありません。

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朝は早起きして絶景の待つ雲海テラスへ

ファームエリアを満喫した3人。初日は早めに寝て、翌朝の早起きに備えます。実は宮原ファミリーがトマムでもうひとつの楽しみにしていたことがありました。それが「雲海テラス」です。

「雲海テラス」とは、気象条件が揃ったときにだけ流れ込む、ダイナミックな雲海を間近で鑑賞できる展望施設。もともと冬限定のスキー施設でしたが、夏の早朝に見られる絶景を「もっとたくさんの人に知ってもらいたい!」というスタッフの発案から始まったそうです。

この日の朝4時半頃、眠たい目をこすりながら3人がホテルを出ると空は雲に覆われていましたが、これはいい雲海が見られそうなサイン。雲海ゴンドラに乗り、上に進むにつれて少しずつ空は明るくなり、雲の上へと抜け出ました。この日、3人は念願だった見事な雲海を眺めることができました!

   
雲海テラスに向かう雲海ゴンドラ。2020年秋には累計来場者数120万人を突破し、今ではトマムの大人気スポットに。
雲の上を歩いているかのような展望スポット「Cloud Walk(クラウドウォーク)」。早起きしてトライする価値は絶対にある絶景です。
    

「雲の学校」で科学を学ぶ楽しさを体感!

雲海は自然現象なので、当然毎日出るわけではありません。その発生確率はシーズンを通して40%ほど。運試し的な側面もありますが、見られた時の感動はひとしおです。

    
こちらは「Cloud Pool(クラウドプール)」と呼ばれる人気展望スポット。2021年8月には展望デッキもリニューアルし、写真映えする場所がいっぱい!

でも、なんで雲海が見られる日と見られない日があるのだろう?そんな南ちゃんの素朴な疑問に答えるべく、3人が参加したのは「雲の学校〜夏休みの自由研究(※)」 。

雲海発生のメカニズムを学び、実際に雲を作る実験を行ったり、天気や風向き、気温などさまざまな気象条件から翌日の発生確率を予測したり、暖気と寒気のぶつかりをお湯と色付きの冷水で代用して再現したりと、子どもにとって科学への関心が高まるきっかけになるプログラム(小学校4〜6年生推奨。子どもだけでの参加も可能)になっています。

※2021年は8月31日で終了

このように、季節と自然の移り変わりに合わせたイベントを体験できるのもリゾナーレトマムの魅力です。

   
まずアルコールを入れたペットボトルに外から空気を加え、中の温度を上昇させ、一気に空気を抜くことで中から雲が発生します。

全部屋100㎡以上、プライベートサウナ・展望ジェットバス付き

今回3人が滞在した「リゾナーレトマム」の客室は、すべて100㎡以上という贅沢なつくりで、子連れファミリーにとって非常に快適で過ごしやすいお部屋でした。

    
1フロアにわずか4部屋のみという贅沢なつくり。広々とした客室は、家族の心のゆとりも生みだします。

こちらのデザインスイートファイブルームは、リビングからトマムの雄大な景色を一望できる大きな窓や、家族全員で寝転んでも余裕なソファ、ワイヤレススピーカーなども設置されており、さらにベッドルームも2つあるので、仮に2世帯での旅行でもこちらの1部屋で滞在可能。

南ちゃんはロフトベッド(副寝室)のほうがテンションあがって嬉しそう!(他にもセミダブルが2台置かれた主寝室あり)
南ちゃんはロフトベッド(副寝室)のほうがテンションあがって嬉しそう!(他にもセミダブルが2台置かれた主寝室あり)

バスルームには、プライベートサウナと展望ジェットバスも付いていて、これにはサウナ好きのパパもにんまりとご満悦な様子です。

   
「ととのうワーケーションプラン」という宿泊プランでは、写真のデッキチェアも付いてきます(通常のお部屋にはありません)。

北海道の味覚が食べ放題!「森のレストラン ニニヌプリ」

部屋よし、遊びよしの「リゾナーレ トマム」ですが、実はグルメの充実も目を見張るものがあります。

ビュッフェスタイルの「森のレストラン ニニヌプリ」では、夜は「四大肉フェア」と題して北海道を代表する肉料理(ジンギスカン料理や鶏肉の新子揚げなど)を、そして朝はサーモンやいくらを好きなだけトッピングできる「なまら海鮮丼」と子どもに大人気の「フレンチトースト」を提供。ここで食事をするだけでも、北海道中の味覚を存分に満喫できます。

   
北海道の海の幸が詰まった「なまら海鮮丼」。新鮮でプチプチと弾けるいくらは、いくらでも食べられてしまいそう!

ちなみにニニヌプリとはアイヌ語で「木の多いところ」という意味だそうで、名前のとおり森の眺めが美しいレストランです。座席数も320と広々していて、離乳食やキッズプレートの提供などサービスもキッズフレンドリーなのでファミリーでも安心です。

   
まるで森の中にたたずむかのような開放的なレストラン。トマム牛乳で作ったソフトクリームなど、デザートも充実!

キッズサービス充実のメインダイニング「OTTO SETTE TOMAMU」

またちょっと贅沢にディナーをするのであれば、リゾナーレ トマムのサウス棟31階に位置する「OTTO SETTE TOMAMU(オットセッテトマム)」がおすすめ。こちらはイタリアのピエモンテ州やリグーリア州の郷土料理を北海道の食材で提供するフルコースのレストラン。宝石箱のように美しい前菜をはじめ、オホーツク海で採れる毛ガニや旬のアスパラガス、牛フィレ肉の昆布包み焼きや北海道産メロンなど(※)、おいしくて見た目も独創的な料理となっています。

子どもの利用は、7歳以上で大人と同じコースをご利用の場合のみとなりますが、2歳以上6歳以下であれば1フロア下のキッズサービス(託児・食事付き・要予約)を無料で利用可能。この日、南ちゃんはキッズサービスにお願いして、パパとママふたりきりでディナー。旅先で、久々の夫婦水入らずの時間が叶いました。

※料理についての記載は、仕入れ状況により料理内容や食材の産地が一部変更になる場合あり

   
イタリアのフランチャコルタや北海道・濱田ヴィンヤードのソーヴィニョン・ブランなど、こだわり抜かれたワインのペアリング。

一方、キッズサービスの子ども向けディナーも侮ることなかれ!こちらも「OTTO SETTE TOMAMU」シェフが北海道食材を厳選して作った本格的なメニューになっていて、南ちゃんもお部屋で遊びながらおいしいディナータイムを過ごしていました!

   
おままごとセットやボーネルンドの玩具が置かれたキッズルーム。保育士資格を持ったスタッフの方が常駐してくれるので安心。
    
和牛のハンバーグやトマム牛乳を使ったパンナコッタ、「インカのめざめ」のポテトグラタンなど、大人顔負けのメニュー。

(Photos by Ayato Ozawa)

星野リゾート リゾナーレトマム

住所 北海道勇払郡占冠村中トマム

電話 0167-58-1111(代表電話)

HP https://risonare.com/tomamu

2021.08.19

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