宣言解除後の保護者の意識調査「ワクチン割引で旅行予約済」の声も

宣言解除後の保護者の意識調査「ワクチン割引で旅行予約済」の声も

10月1日より緊急事態宣言が全面解除となる。新型コロナワクチン接種者を対象とした割引サービス等で旅行業界の商戦も過熱する中、年末年始の帰省や旅行について子を持つ保護者たちは現時点でどのように考えているのか。アンケートを実施した。

10月1日より緊急事態宣言が全面解除となる。例年であれば、そろそろ年末年始の帰省や旅行を検討する時期にも差し掛かっているが、子どもを持つ保護者たちは"宣言解除”を受け、どのように考えているのだろうか。

年末年始の計画、多くが「未定」

Q1.年末年始、帰省や旅行の予定はありますか?

はい:59名
いいえ:171名
(回答数:230名)

子どもを持つ保護者を対象に、9月29日14時~9月30日14時まで実施したアンケートでは、まだ予定を決めていないとの回答が多数だった。明日の宣言解除以降、大きく動き出すことが予想される。

すでに予定を決めている保護者には
東京在住、5歳児のママ
宣言解除発表前から予約していましたが、地方で1泊する予定です。人との接触機会は極力少なくしたいので、車で行き、自然の中で過ごす予定です
といった声をはじめ、「アンパンマンこどもミュージアム」や「映画館」など、しばらく控えていたアミューズメント施設へのお出かけの計画を立てている家族もいるようだ。

一方で、
11歳、7歳、5歳児のママ
マスクが必要なくなったら子どもを「キッザニア」に連れて行きたいです。さまざまな職業のコスチュームで写真を撮るのに、マスク着用はやっぱり悲しいので......
と、本格的な「自粛解禁」はまだまだ先ととらえる意見もあったが、その反面、「10月1日以降、特別に何か変えるということはありません。緊急事態宣言自体が既に形骸化していたと思っているので」といった意見も挙がっていた。

各旅行代理店も"仕掛け”へ。「ワクチン割引プラン」への反応は?

年末年始の予定を決める際に重要となるのが「新型コロナワクチン」の接種有無について。

首相官邸の発表によると、9月30日時点での国内のワクチン接種率は1回接種が70.0%、2回接種済みは59.3%となっている。

ワクチン接種をしたことで、遠出や旅行の見通しが立てやすくなったという人も少なくないだろう。

そんな中、各旅行代理店では、ワクチン2回接種済みの人を対象とした割引プランの打ち出しが加熱している。接種券、証明書、ワクチンパスポートなど提示することで、割引や特典が受けられるというプランだ。

出典:「新型コロナウイルスについて」(内閣官房内閣広報室)

Q2.「ワクチン接種割引プラン」有りの旅行パックに興味はありますか?

はい:107名
いいえ:105名
(回答数:212名)

今回のアンケートでは、「ワクチン接種割引プラン」への関心を示す保護者が約半数を占めた。
東京在住、14歳の子のママ
2,3週間前にこのプランを知り、箱根旅行を予約しました。ワクチン接種が済んでからも、なかなか大っぴらに出かけられる状況ではありませんでしたが、宿側から「お疲れ様プラン」を提示してもらえたことで、多少気兼ねなく旅を楽しめる気分にはなれますよね
客同士の接触を避けての滞在など、宿泊施設も感染対策に配慮しながら、客の受け入れの準備を整えている。

一方で、11歳以下のワクチン接種未承認の現状で、子どもを感染経路とした家庭内感染は引き続き予断を許さない状況であったり、保育園の休園も相次いでいる。また、未就学児の保護者の中には子どもの幼稚園・小学校受験を控え、感染対策により一層力を入れている家庭もあるだろう。
1歳児のママ
ワクチン接種ができない子どもがいるためこれまでと変わらず人混みへの外出はできるだけ避けたいと思う
といった考えの保護者も。各家庭で意見の相違が見られた。

「新型コロナ」との向き合い方は新たな局面へ

ワクチン接種率の上昇や、緊急事態宣言解除を受け、新型コロナとの向き合い方も新たな局面を迎えていくと考えられる。

「夫婦間で、仕事関係や友達と息抜きで会うことなどは承知し合っている」

「来年の夏には子どもを留学させたいと計画している」

「出産を控えているが、入院中の面会規制が緩和され、許可が下りそう」

といった、前向きな声も寄せられた。
ワクチン接種に関しては、米ファイザー社と共同開発した独ビオンテック社が、5~11歳の接種についても、安全性と有効性が確認できたという臨床試験結果を発表したことが報道されており、今後さらに、生活様式が変わっていくことも予想される。

まずは年末年始に向けての動向を見守っていきたい。
【調査概要】
・対象:保護者に向けてアンケート調査を実施
・調査期間:2021年9月21日


<執筆>KIDSNA編集部

2021年09月30日

  • 「黒人」のイメージはどう作られた?【親子で学ぶ差別/前編】
    エンタメ
    取材レポート

    「黒人」のイメージはどう作られた?【親子で学ぶ差別/前編】

    親子で「差別」について考える連載。コミックエッセイストのハラユキさんといっしょに、さまざまな専門家の方々に疑問を投げかけ、子どもへの伝え方を学んでいきます。第3回目は、一橋大学大学院社会学研究科でアメリカ社会史を教える貴堂嘉之さんが登場します。

  • 「常識を疑え」アート思考と子育ての共通点【末永幸歩】
    エンタメ
    取材レポート

    「常識を疑え」アート思考と子育ての共通点【末永幸歩】

    「アート思考」という言葉を聞いたことはありますか?「自分なりのものの見方」や「自分だけの答え」を大切にするこの思考プロセスは、実は子育てにもつながる部分があるのです。『13歳からのアート思考』(ダイヤモンド社)の著者であり子育て真っ最中の末永幸歩さんに話を聞きました。

  • 【ケロポンズがアドバイス】音で楽しくお風呂の習慣づけ「この音がお風呂の合図!」
    ライフスタイル
    レクチャー

    【ケロポンズがアドバイス】音で楽しくお風呂の習慣づけ「この音がお風呂の合図!」

    ノーリツの給湯器の「お湯はりの完了メロディー」は多くの日本人にとってなじみがあるのではないでしょうか。実はこのメロディー、音商標も取得していて多くの人の「お風呂の音」になっていると思います。今回の記事では「音」で楽しい保育を実践しているケロポンズのお二人に、お湯はりメロディーをお風呂の習慣づけに楽しく活用する方法など、上手な生活習慣の身につけ方について教えてもらいました。

    株式会社ノーリツ

    PR

ニュースの関連記事

カテゴリ一覧