子育て中のママ・パパたちを悩ませる幼児の激しい夜泣き。どうして泣いているのかわからず、何をしても泣き止んでくれないこともしばしばです。涙を流すわが子の横で泣きたくなってしまうこともありますよね。そんな夜泣きの体験談と、先輩ママ・パパはどのように対処してきたのかをご紹介します。
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寝室のカーテンを閉めるときや、ドアを開け閉めするときなど、ほんの些細な物音でも起きてしまっていたわが子。寝かしつけに2時間かかってやっと寝てくれたと思ったら、パパが帰ってきた音で目を覚まして、大泣きする毎日でした。
仕事で疲れたパパには申し訳ないけれど、家に帰るときは気配を消してもらい、家の中での動作はひたすらゆっくり静かにするよう細心の注意を払っていました。
大人と比べて体力の消耗が少ないせいか、寝る時間になってもおめめパッチリ、なんてこともよくありました。眠たいのなら、そのまま目を閉じてくれれば寝られるのに…と言っても通じる訳もありません。夜寝るときは、これから何して遊ぶと聞いてくるかのような活発ぶり。
寝る気ゼロのわが子を、何とか寝かせようと部屋を暗くしたり、子守歌をうたってみたりしましたが、どれも効果は感じられません。子どもが自力で寝るのをひたすら待つしかない毎日でした。
子どもを寝かしつけ、しばらくすると子どものもとを離れて家事や仕事をするママ・パパは多いもの。子どもの睡眠中は貴重な自分の時間でもあります。しかし、子どもの眠りは浅く、近くにママ・パパがいないことを敏感に察知して泣いてしまうようです。この場合は、家事や仕事を思い切って諦め、いっしょに寝てしまうことが得策という考えもあります。
ママ・パパが近くにいてくれる安心感に包まれて、子どもはぐっすり眠ることができ、ます。ママ・パパも、いっしょに眠ることで体力を回復させることができるので一石二鳥です。
布団の上に寝かせたままで、寝かしつけを行うのは至難の業。抱っこやおんぶをすれば、スキンシップにもなり、子どもは安心して眠ってくれるようです。特に月齢の低い赤ちゃんは、抱っこやおんぶをしてゆらゆら揺れていると、お母さんのお腹の中にいた頃を思い出すのか、眠ってくれます。
なかなか眠ってくれなくても焦らず、ゆったりと、優しく揺れながら様子を見てみるのも有効な手段です。
夜寝るときは、部屋を暗くしないといけないと思っていませんか。実は、暗い部屋が怖くて泣いているのかもしれません。思い切って電気をつけたままにしたり、窓を開けたままにして外の音を聞かせてみたりすると、意外に寝てくれることもあるようです。
手軽にできることから変えてみると、子どもの安心できる環境が見つかるかもしれません。
小さな子どもは、ママ・パパと密着していると安心できるものです。抱っこ紐で寝かせるときは、自分と子どもの間に隙間がないよう、ぴったりと寄り添ってあげてください。肌と肌が触れることで、子どもは安心して眠ることができます。
抱っこ紐なら、長時間の抱っこでも足腰の負担が軽減されるのも嬉しいポイントです。
抱っこだけではなかなか寝てくれないときは、マッサージも効果的です。ベビーマッサージの要領で、足をさすってみたり、手を揉んでみたりしてみてください。心地よい刺激が、眠気を誘うかもしれません。気持ちのいいツボを見つけることができれば、毎日の寝かしつけも格段に楽になります。
多くの先輩たちが、抱っこ紐で子どもを連れて散歩をしていたら、子どもが眠っていたという体験をしています。歩くときの振動が心地よくて、眠ってしまうようです。
家の中で歩けるスペースが限られている場合は、思い切って外に出てみてください。雑音の多い家の外でも、子どもは意外と眠ってしまうものです。散歩も兼ねて、大人も子どもも気分転換になります。
我が家のパパは料理ができないので、ママが作る人、パパが片づける人という分担でした。朝の出勤のときに、ゴミ出しをしてもらったり、1日の終わりにお風呂掃除をしてもらったり、パパにもできる家事は意外とたくさんあります。
妊娠を機に、家庭内の家事分担を見直したことで、体力的にも精神的にも救われました。
家の中で何をしても寝てくれないときは、ドライブに出掛けていました。車の揺れが気持ちいいのか、子どもたちはぐっすり寝てくれます。子どもの泣き方が激しいと、周囲の目も気になるところ。
マイカーの中であれば、大泣きされても周囲に気を遣うこともありません。運転に集中することで、寝てくれないイライラからも解放されました。
来る日も来る日も、寝てくれないわが子。外出先で見かけるよそのママは、そんな苦労をしているように見えず、自分だけがぐったりしているように思える毎日でした。
そんなときママ友と話していると、小さな子どもにも、生まれながらに持った性格や特徴があることを実感。それからは、みんなそれぞれに得意なことと不得意なことを持っていて、悩む必要はないんだと気が楽になりました。夜眠れないのは辛いけれど、それでも元気に育ってくれればそれでいい、と今は気楽に向き合っています。
昼夜の区別がつき、活動量が増えるまでは、なかなかうまく眠れない子どもたち。お昼寝や夜は寝ないといけないという固定観念を一旦忘れ、寝られるときに子どもといっしょに寝る、という生活も子どもが小さいうちにしかできないことです。
激しい夜泣きが続いて眠れない日が続くと、体力的にも精神的にも追い込まれてしまいがち。家族や周囲の頼れる人と協力しながら、焦らず向き合いながら対処法を探していくことが大切です。
2017年08月21日
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