オムツの卒業は何歳?トイトレのスタート時期を把握しておこう

オムツの卒業は何歳?トイトレのスタート時期を把握しておこう

【再掲】トイレトレーニングの開始のタイミング

2023.09.02

親ならだれもが通る、トイトレ。知ってはいるけど何歳で始めればいいのか分からない人もいるでしょう。そこで、トイトレの開始年齢やオムツの卒業年齢、また年齢別のオムツ卒業体験談も紹介します。トイトレが進まないと悩んでいるママも、ぜひ参考にしてみてください。

トイトレを始めるのは何歳から

トイトレスタートの一番多いのは何歳?

何歳でトイトレを始めるのか一般的なのか、気になったことがありませんか。

子どもの成長や環境によって始める時期はさまざまですが、2~3歳までのあいだに始めたというママが多いようです。3歳には幼稚園や保育園の入園を控えていることが、大きな理由かもしれません。園によっては、「入園までには、オムツ卒業ができていること」が条件のひとつであるところもあるようです。

また、すでに2歳になった時点で保育園に通っていれば、家庭より先に園でトイトレがスタートしたというケースも少なくないでしょう。

トイトレを始める時期の目安は

おむつ

おしっこの間隔が一定時間空く

おしっこをする間隔が一定時間空くようになってきたら、小さかった膀胱がある程度おしっこを溜められるほど大きくなった証拠だといわれています。間隔が2~3時間ほど空くようになれば、最後におしっこが出た時間から計算して、次に出る時間がだいたい分かってくるでしょう。

たとえ2歳になっていても、おしっこの間隔が1時間と短い場合は、トイトレを始めてもママにとって負担になるかもしれません。まずは、オムツでもおまるでもおしっこが出た時間を記録にとり、子どもの排泄リズムをつかんであけることが大切です。


自分で立つことができる

トイトレを始めるにあたって、子どもが自分で立てることが大きな目安になると考えられています。直立し、トイレまで自分で歩いて行けるだけでなく、脳が発達し尿意を感じられることにも関係しているといわれています。


ある程度の意思の疎通ができる

ある程度ママと子どもの意思疎通ができれば、ママが「おしっこしてみようか」と声をかけたり、子どもからママに「おしっこしたい」と伝えたりと、ママが子どものフォローをしてあげることができます。

トイトレはママの努力や気持ちだけでできるものではなく、子どもの「トイレでおしっこしたい」という気持ちがなにより大切だといわれています。言葉や仕草など何かしらの方法で、その気持ちを交換できるようになるまでは、焦って始める必要はないでしょう。

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トイトレ完了の時期は

平均的には何歳までにオムツがはずれているの?

トイトレが完了する時期として、2歳半から3歳半までが平均的だといわれています。あるアンケートでは、トイトレを開始してからオムツを卒業するまでに、どれくらいの期間がかかったかという質問に対し、3~6カ月かかったという回答が多く見られます。


子どもによって個人差あり

トイトレの期間がたった3日間や1週間だったという子どももいるようです。スタートするタイミングや子どもの成長によって、卒業完了の時期には個人差があることを知っておくと、気持ちが楽になるかもしれません。

いつオムツがはずれた?トイトレ体験談

2歳でオムツを卒業した体験談

家ではトイトレらしいことはしていなかったのですが、週に3日ほど通っている保育園でスタートしたのが2歳半のとき。保育園に行く日は必ずおまるに座っていたようですが、それが楽しかったのか印象強かったのか、保育園に行かない日も自宅で「トイレに行きたい」と言うようになりました。それからわずか2カ月後には失敗せずにできるようになったんです。

親である私は何歳までにオムツを卒業させたいと考えたことはなかったけれど、きっと、娘にとって先生方の声かけが嬉しかったり、体の発達もタイミングが合っていたのだと思います。


3歳でオムツを卒業した体験談

息子がちょうど2歳半になってからスタートしたトイトレは、おしっこができるようになるまでは順調でした。トイレに直接おまるを置く方式だったのですが、うんちがなかなかできるようにならず、悩みながらなにか原因があるのではと考えていたんです。

あるとき実家のおまるでうんちが出たことがあり、家との違いを考えてみると「足がついている」ということでした。その数日後、家にいるときに「うんちが出そう」と言うのでトイレに座らせると、「出ないよー」と泣きます。思い切ってトイレの床に新聞紙を敷いて和式でやるようにさせてみたら、出たのです「すごいトイレでうんちできたね!」(ちょっと意味は違いますが)と褒めてあげると自信がつき、踏ん張る感覚もつかんだようで、それ以来うんちもできるように。それが始めてから半年経った3歳のときでした。


4歳でオムツを卒業した体験談

1歳から保育園に通っていて、2歳になった夏にクラス全員でトイトレが始まりました。同時に自宅でも毎日決まった時間に座らせていましたが、一向にオムツがはずれず、保育園でもひとりだけはずれないまま4歳に。こちらからトイレに誘ってタイミングが合えば出ますが、遊びの途中や園で漏らすことも多くありました。

トイレでのおしっこ以外のことはなんでも、お友だちと同じ程度にできるし、言葉も理解していてコミュニケーションも取れます。なぜトイトレだけは全く進まないのか本当に悩みました。分かっていてわざと漏らすのかと、怒ってしまったこともあり何度も自己嫌悪に。しかし、4歳半になる頃自分からトイレに行きおしっこができるように。

今は、膀胱など体の発達が少し遅かったのか、遊びに夢中になると尿意を感じにくくなってしまっていたのかなとも思います。子どもがなにかをできるようになるタイミングって、本当にそれぞれだし、それが個性なんだなぁと改めて思いました。

頑張っている子どもを見守ってあげよう

親子

周りのお友だちからオムツがはずれた話を聞いたり、何歳でオムツがはずれるか気になり、インターネットや育児書などでオムツ卒業の平均年齢を知ったりすると、ママの方がトイトレを焦ってしまうことも少なくないでしょう。

しかし、一番頑張っているのは子ども自身のはずです。ママはできるだけ怒らず焦らず、子どもの頑張る姿を見守り、いつかやってくる「できるようになった」というときを待ってあげるようにしましょう。


本記事は2017年8月11日に配信した記事の再掲載記事です。

2023.09.02

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