母子手帳は申請したらその日にもらえる?もらう場所や必要なものなど交付方法について

母子手帳は申請したらその日にもらえる?もらう場所や必要なものなど交付方法について

2018.09.24

母子手帳は申請したその日にすぐもらえるのかどうか気になるママもいるかもしれません。妊娠を機に、母子手帳のもらい方やもらう場所、交付に必要なものなどを知りたいという方もいるでしょう。そこで今回は、母子手帳に関する疑問をママたちの体験談を交えながら解説していきます。

母子手帳とは?

妊娠すると、受け取ることができる母子手帳。まずはこの母子手帳についてご紹介していきます。

母子手帳とは

母子手帳とは、正式名称を「母子健康手帳」といい、妊娠したママたちが妊娠届書などで妊娠の届け出をすることにより交付される手帳のこととされています。

母子手帳の中身は、省令様式といって法律によりある程度が定められており、省令様式の部分は全国共通とされています。その他、任意様式として自治体によっていくつか内容が定められている部分もあるようです。

母子手帳の使い方

母子手帳は、妊娠中の健康状態を記録することで診査や保健指導の参考にしたり、出産後の赤ちゃんの体重や発達などの成長の記録を残すことができるようです。

ママや赤ちゃんの様子や健康状態をしっかりと記入しておくことで、成長の変化を確認することができて便利だったというママの声もありました。また、出産後の赤ちゃんの予防接種記録も記入できるようなので、忘れずに予防接種歴を記入しておきましょう。ほかにも、出産後から子どもの受診記録をすべて記入しているという声もあり、ママたちは母子手帳1冊で子どものことをすべて把握できるよう、上手に工夫しているようでした。

また、産休や育休を取得する方は、出産予定日を記入して、その母子健康手帳のコピーを会社に提出しなければいけないこともあるようです。出産予定日が分かったら、どの時期に産休や育休に入るかを確認しておくことも大切でしょう。

さらに、母子手帳は、妊娠や出産のアドバイスも書かれているようです。赤ちゃんを迎えるためのサポートとして活用したいですね。

出典:母子健康手帳の交付・活用の手引き/厚生労働省

母子手帳の交付方法

では実際に、母子手帳をもらうには、どのように手続きをすればよいのでしょうか。母子手帳のもらい方を調べてみました。

もらう場所

区役所
iStock.com/Loco3

母子手帳をもらうには、区役所や、自治体によっては区民センターや保健センターに行くとよいようです。区役所の何課に行けばよいのか受け取り場所に迷うかもしれませんが、一般的には各自治体の福祉課や保健センターなどで交付しているそうです。なかには、戸籍届出をするところに、母子健康手帳交付場所が設置されていたというママの声もありました。

一部の自治体では、郵送や電子申請などで妊娠を届け出ることも可能なところがあるようです。その場合、母子手帳や妊婦健診の受診券などの一式は郵送などで送られてくるそうです。

このように、交付方法は自治体によって異なるようなので、分からない場合は、事前に区役所などに確認をしてみましょう。

もらう時期

カレンダー
iStock.com/iStock.com/

母子手帳をもらうには、時期に決まりはないようですが実際にママたちに聞いたところ妊娠6週から10週頃で、胎児の心拍が確認できてから受け取りに行ったというママの声がありました。心拍確認ができてから妊娠確定と診断されるため、心拍が確認できる6週以降で、次の健診までの間にもらいにいく方が多い傾向にあるのかもしれません。

タイミングはさまざまなようですが、病院から母子手帳をもらう期日を支持される場合もあるそうです。病院でいつもらえばよいのか確認してみてもよいかもしれませんね。

もらう人

妊娠初期は体調がすぐれず、健康状態によってはなかなか妊娠届書を出したり母子手帳の交付場所に足を運べなかったりすることもあるでしょう。

自治体によってさまざまなようですが、妊婦本人が届出できない場合は代理人でも可能とされています。その場合は、委任状や妊婦本人の個人番号を確認できるもの、代理人の本人確認ができるものなどが必要なこともあるようなので、あらかじめ確認しておくとよいかもしれません。

必要なもの

母子手帳をもらうときに必要なものはなにがあるのでしょうか。一般的に母子手帳の受け取りの際に持参しなければいけないものは、以下のもののようです。

・妊娠届書

・妊婦本人のマイナンバーカードまたは個人番号通知カード

・本人確認書類

・委任状(代理人の場合)

マイナンバー制度の導入以降、マイナンバーカードや通知カードなど、個人番号の確認ができるものを必要なものとする自治体も多いようです。本人確認書類は忘れずに持参するようにするとよいでしょう。

母子手帳をもらうには、出産予定日や妊娠週数などを記入する妊娠届書も必要なものとしているようです。

妊娠届書は、病院でもらえる場合と区役所などでその場で記入する場合があるようなので、病院や自治体にもらう場所を確認しておくとよいかもしれません。

引越したらどうする?

母子手帳は自治体ごとに内容に少しの違いはあるものの、ある程度の内容は決められていて全国共通のため、引越しても新しいものに取り換えたり手続きをする必要はないようです。住所の書き換えなどは、忘れずに行っておくとよいかもしれません。

しかし、母子手帳の交付といっしょにもらうことのできる妊婦健康診査助成券などの検診の受診票は、交付された自治体でしか使用ができない場合がほとんどのようなので手続きが必要になりそうです。

こちらの記事も読まれています

母子手帳をもらうのにかかる時間

母子手帳をもらうには、どのくらいの時間がかかるのでしょうか。ママたちに実際にかかった時間を聞いてみました。

「役所についてすぐに対応してもらえましたが、母子手帳の説明などを含めると1時間くらいかかりました」(20代ママ)

「役所についてから10分ほど待ち時間があり、届出を出してから30分くらいで受け取ることができました。つわりで辛かったので、体調を考慮して説明なども手早く行ってくれました」(30代ママ)

基本的に、母子手帳は申請したその日にもらえるようですが、その日の区役所などの混み具合などによって、かかる時間は変わるようです。体験談からも分かるように、ほとんどのママが30分から1時間ほどでもらうことができたと答えました。

時間がかかるかもしれないことも考慮して、余裕をもっていくとよいかもしれませんね。

母子手帳といっしょにもらえるもの

母子手帳をもらうときには、他にもいくつか受け取ることのできるものがあるそうです。

検診の受診票

妊婦健康診査の費用は、基本的に全額自己負担となるものですが、その費用を、自治体が一部負担する制度を設けているところもあるそうです。そのような自治体では、妊婦健康診査助成券などと呼ばれる、検診の受診票を受け取ることができるようです。

この受診票の補助金額は自治体によって異なり、ほとんどの自治体では、交付された自治体のみでの使用とされています。

マタニティマーク

マタニティマークとは、妊娠・出産に関する安全性と快適さの確保を目指して作られたマークのこととされています。マタニティマークのキーホルダーを、母子手帳といっしょに交付している自治体も多いようです。

マタニティマークは、区役所や保健センターなどのほかにも鉄道駅や航空会社などでも配布しているところがあるそうです。

出典:マタニティマークについて/厚生労働省

妊娠・出産の案内本

妊娠、出産について学ぶための母親学級の案内や母子手帳の副読本、育児の支援ガイドブックなどをいっしょに配布している自治体もあるようです。初めての妊娠だと特に、案内本があると助かりますよね。もらった妊娠中や出産後に受けられる自治体のサービスをまとめた冊子や、出産後に役立つ知識をまとめたブックレットを何度も読み返したというママの声もありました。

その他にも、ママのサポートに関するパパのための父子手帳がある自治体もあるそうです。配布されるものは自治体によって異なるようなので、住んでいる自治体のホームページなどで確認してみるとよいかもしれません。

母子手帳で赤ちゃんの成長を記録しよう

妊婦さん
iStock.com/NataliaDeriabina

母子手帳のもらい方は自治体によってさまざまなため、もらうのに必要なものはなにかや、もらう場所は区役所の何課なのかなどは、お住いの自治体のホームページなどで確認しておくとよいかもしれません。

時間がどのくらいかかるのかはもらう日などにもよるので、時間がかかるかもしれないことも考慮し余裕を持って行くとよさそうですね。母子手帳をたくさん活用して、赤ちゃんの成長を記録してみてはいかがでしょうか。

2018.09.24

基礎知識カテゴリの記事

天才はどう育ったのか?幼少期〜現在までの育ちを解明

天才の育て方

この連載を見る
メディアにも多数出演する現役東大生や人工知能の若手プロフェッショナル、アプリ開発やゲームクリエイターなど多方面で活躍する若手や両親へ天才のルーツや親子のコミュニケーションについてインタビュー。子どもの成長を伸ばすヒントや子育ての合間に楽しめるコンテンツです。ぜひご覧ください。
【レポート】KIDSNAアンバサダー生誕2周年記念インスタライブ

2024年3月1日に開催したKIDSNA STYLEインスタライブ。お忙しい時間帯にもかかわらず、たくさんのアンバサダーのみなさまにご参加いただき、本当にありがとうございました!参加が難しかった方も多いと思うので、インスタライブの様子を簡単にご紹介いたします。