4月23日は「子ども読書の日」。幼児や赤ちゃんへの読み聞かせのコツ

4月23日は「子ども読書の日」。幼児や赤ちゃんへの読み聞かせのコツ

2018.04.23

4月23日は「子ども読書の日」です。ママやパパの声で絵本の読み聞かせをしてもらうことが大好きな子どももいるのではないでしょうか。元幼稚園教諭の筆者が絵本の読み聞かせのコツと絵本の選び方などを紹介します。赤ちゃんや幼児期から積極的に絵本の読み聞かせをしてみませんか。

幼児や赤ちゃんへの読み聞かせ

読み聞かせを通して、子どもの好奇心や想像力を育んであげたいと考えるママもいるのではないでしょうか。でも、絵本の読み聞かせの仕方がわからなかったり、子どもが絵本に興味を示さないなどさまざまな悩みもあるようです。

幼稚園でたくさんの子どもたちと過ごし、実際に読み聞かせもしていた筆者も、失敗を繰り返しながら少しずつ読み聞かせのコツをつかんでいきました。

赤ちゃんや幼児への読み聞かせのコツ

読み聞かせのコツ
©Monet- Fotolia

赤ちゃんや幼児に楽しく絵本の読み聞かせができるように意識するとよいことを、筆者の体験談からご紹介します。


子どものペースに合わせる

絵本の初めから最後まで全部読むことより、子どもの様子を見ながら読み進めることを意識するとよいと思います。赤ちゃんや幼児は、絵に反応したり、お気に入りのページを何度も読んでほしいこともあるようです。

ページ全部を読めなかったり、ときに戻ることがあっても、だんだんと初めから終わりまで興味をもって楽しめるようになってくることが多いので、まずは子どものペースに合わせてみてはいかがでしょうか。


間を十分にとる

絵本などを読むとき、大人は文字を読みながら情景を想像できるかもしれませんが、子どもは読み聞かせの言葉を聞いたあとにじっくり絵を見て情景を想像することがあるようです。

筆者が幼稚園教諭を始めたばかりの頃、絵本のページをめくるのが早かったようで、子どもがページを戻してじっくり絵を見てから次のページをめくるということがありました。そのときに子どもはお話と絵がつながるまでに時間がかかることに気づき、間を十分にとることやページをめくるタイミングをより意識するようになりました。

すぐにページをめくるのではなく、絵も十分に楽しめるように子どもの様子を見てゆっくりめくるようにするとよいかもしれませんね。


声量とリズム

一定のリズムで読み聞かせをするのではなく、楽しい場面ではリズムよく軽快に読んだり、ひそひそ話のところでは少し小さめの声で読んだり、緩急をつけると絵本の世界に引き込まれやすく楽しんでお話を聞けそうです。

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年齢に合った絵本選び

絵本
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赤ちゃんと幼児で興味を示す絵本が変わってくるようです。年齢に合った絵本を選んで、子どもが読み聞かせを楽しめるようにしましょう。


0歳から2歳の子ども

0歳のうちは、内容や文章よりも視覚的な捉えが大きいようなので、シンプルで色合いのはっきりしている絵本を選ぶとよいかもしれません。

1歳や2歳の子どもには、身近で親しみのあるものを題材にした簡単なストーリーの絵本がよいのではないでしょうか。


3歳から4歳の子ども

ストーリーの繰り返しが好きで、同じ出来事ややりとりが繰り返される物語をおもしろがって聞く3歳の子どももいるようです。幼稚園でも、同じやりとりやセリフがでてくる絵本は人気で、クラスみんながセリフをマネして楽しむ姿が見られました。

4歳頃になると自分で想像を広げたり、化学などの不思議を感じられる絵本など、さまざまなジャンルの絵本を読むのもよさそうです。


5歳から6歳の子ども

この年齢になると、文字に興味を持って自分で文字が読める子も出てくるかもしれませんが、まだまだママやパパの読み聞かせが大好きな子どももいると思います。

少し長めの絵本やシリーズもの、メッセージ性のある絵本を選ぶのもよさそうです。登場人物の気持ちを親子で一緒に想像しながら読むこともできるのではないでしょうか。


赤ちゃんや幼児に読み聞かせをするときの、ママたちの悩みとその対処法を考えてみました。

読み聞かせの悩みと対処法

幼児への読み聞かせ
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ページを勝手にめくる

0歳や1歳の赤ちゃんは「絵本のページをめくる」という行為におもしろさを感じていることがあるかもしれません。赤ちゃんがおもしろがってページをめくるなら、そのページから読み進めていってはいかがでしょうか。

3歳や4歳頃になってくると、お気に入りのページを早く見たかったり、続きが早く読みたくてページを次々めくろうとすることがあるかもしれません。そういう場合も、子どものペースに合わせて開いたページから読んでいくとよいかもしれませんね。


何度も同じ本を読みたがる

赤ちゃんや幼児の時期にはお気に入りができると同じ本ばかり読みたがることもあると思います。

ママとしてはもっといろいろな本に興味を持ってほしかったり、また同じ本と思ってしまうかもしれませんが、お気に入りの絵本があることはよいことかもしれません。満足のいくまで何度でも読んであげてみてもよいのではないでしょうか。繰り返し楽しんでいくことで興味が広がっていくかもしれません。


最後まで読めない

読み聞かせをしている途中で子どもの興味がほかのことにうつってしまい、絵本を最後まで読めないことに悩んでいるママやパパもいるかもしれません。

無理に最初から最後まで読もうとせず、子どもが興味を示した絵やページをじっくり見たり、ページが飛んだり戻ったりしてもそのまま読み聞かせを続けてみるのもよいと思います。そこから「このお話、最後はどうなるの?」という興味がわき、最後まで読むきっかけになるかもしれません。

読み聞かせはそれぞれの子どものペースで

読み聞かせ
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赤ちゃんや幼児への絵本の読み聞かせは、子どもの興味が最後まで続かなかったりして、まだ早かったかもしれないと思うこともあるかもしれません。

でも、そのうち絵本への興味が深まることもあるようので、子どもが小さいうちはママやパパ自身が絵本の読み聞かせを楽しんでみてはいかがでしょうか。子どもにとってお気に入りの絵本が見つかるとよいですね。

2018.04.23

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