子供と仲のいい父親は「恋バナ」を楽しんでいる…失恋して泣いていた息子が「いいお父さんだな」と実感した言葉

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"対等"の立ち位置だから家族の絆が深まる

家族が円満であるための秘訣とは何か。父子の仲睦まじいやりとりをYouTubeなどで発信しているアカウント「親子バラエティ」が出した『お父さんの夢を叶えたら家族が愛で溢れました』(KADOKAWA)より、一部を紹介する――。

韓国ドラマの影響で友達優先から家族優先へ

僕は映画やドラマを見て、家族について考えることがあります。わりと影響を受けやすく(笑)、さまざまな作品を通して「やっぱり家族の幸せが僕の一番の幸せ」だと思うようになりました。

なかでも影響を受けたのは、韓国ドラマの『梨泰院クラス』。主人公、パク・セロイが仲間とともに飲食業界のトップを目指して奮闘する物語です。友情、恋愛、仕事、復讐など、さまざまな要素があるのがこの作品の魅力ですが、僕はパク・セロイの行動のベースに「父親への愛情」があるところに感銘を受けました。

パク・セロイは亡き父親を思って復讐の道を進む。復讐がいいかどうかはさておき、それほど家族を第一に考えて、家族のために生きている姿がかっこいいなと思ったんです。

高校生の頃にこの作品を見た僕は、それまで友達優先だった毎日が、家族優先へと変わりました。パク・セロイは僕のメンターになっています。

家族間の最適な距離を自分で考えて行動する

でも、世の中の人全員に、「家族を一番大事に思ってほしい」と訴えるつもりはありません。仕事が一番の人も、友達が一番の人も、恋愛が一番の人も、いろんな人がいると思うし、それぞれの価値観があります。

それに、家族との関係が良好でなく、離れなければ生きていけない場合もあるでしょう。実際に親からDVを受けた知人の話を聞いたことがありますし、「親子バラエティ」にも親との関係に悩む人からメッセージをいただくことがあります。もうこればかりは僕が何か言えるわけもなく、家族間の最適な距離を自分で考えて行動するしかないのだと思います。突き放しているような感じに聞こえるかもしれませんが、事実、僕は家族の悩み解消のプロではないし、どうしようもできないですから。

それぞれの人生、それぞれの家族の形があるから、僕の考えを押し付けようとは思いません。でも、もしもこれまで家族についてあまり考えたことがないのなら、「親子バラエティ」がちゃんと考えてみるきっかけになったら嬉しいなと思います。

マザコンもファザコンも最高!

人は一人きりでは生きていけません。必ずコミュニティが存在し、その最少単位で最も身近なのが家族。その家族を大切にすることが、僕の人生でやるべきことだと思っています。仕事も家族のためなら頑張れます。大変なことも家族のためなら、家族と一緒なら乗り切れます。

マザコンもファザコンも最高じゃないですか! 家族が大好きなことって全然おかしくないと思います。僕にとっては褒め言葉です。

誰が何と言おうと、僕は自分の家族の幸せを真剣に考えていて、これはいつだってブレない僕の核になっています。

ちなみに、アメリカのドラマ『ブレイキング・バッド』と韓国ドラマ『涙の女王』も大好きです。テイストは違いますが、両方とも大切な人を思う心情が存分に描かれていて、それを経て自分はどう生きるかというのを考えさせられます。もう一つ、『僕のヒーローアカデミア』の主人公、デクの生き方も好きです。いつも人を思い、誰かの心に寄り添う優しさを持つデクも、僕のメンターの一人です。よかったらぜひ。

こんなにも早く家族の大切さに気づくなんて…父の驚き

お父さんのおすすめ

俺は結婚してからずっと、家族のために働いてきたけど、それまではもう自由に生きてきたから、息子がこんなに早く家族が大切ということに気づいたのはすげえなと思うわ。

俺も『梨泰院クラス』は好きだぞ。息子に勧められて見たけど、普通に面白い。息子ほど家族を感じたわけではないけど、パク・セロイは確かにかっこ良かったな。

ついでに言うと『スラムダンク』も好きだわ。仲間で一つの目標に向かって戦うっていうのはいいね。家族からちょっと離れちゃったかもだけど、人を思う気持ちは誰が相手でも同じだと思うぞ。

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https://kidsna.com/magazine/article/entertainment-report-250630-12911437

2025.07.10

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