マンションの内見に不動産屋の車で行ってはいけない…不動産コンサルが指南「現地入り前に確認必須の要素」

マンションの内見に不動産屋の車で行ってはいけない…不動産コンサルが指南「現地入り前に確認必須の要素」

売り手市場だから、内見後すぐ決断できる材料をそろえる

マンションの購入で後悔しないためには何をチェックするべきか。不動産コンサルタントの後藤一仁さんは「今はスピーディーな購入決断が必要。内見前に周辺を見ておき、内見日も不動産仲介業の担当とはエントランスで待ち合わせすべきだ」という――。 ※本稿は後藤一仁『中古マンション これからの買い方・売り方 絶対に損したくない人のための最強バイブル』(日本実業出版社)の一部を再編集したものです。

内見する前に、信頼する不動産会社担当者を見つけておく

住宅ポータルサイトなどで買ってもよさそうなマンションが見つかったとします。そうしたらあらかじめ見つけておいた信頼のおける不動産会社担当者に連絡しましょう。

このときには、「○○マンションがよさそうで、できれば内見したいと思っています。□□さんはどう思いますか?」などと物件のURLとともに問い合わせます。

仲介担当者によっては、エリアや立地の特徴、駅徒歩分数、専有面積(登記面積)、間取り、陽当たり、眺望、居室の広さ、懸念事項などを判断し、内見して購入を検討する価値のある物件かどうかを知らせてくれるでしょう。内見してもいい物件だと判断すれば、売主側仲介会社に確認して、内見の日程を調整してくれます。

ただし、信頼のおける担当者がいない場合は、逆にポジショントークをされることもあります。その場合は、内見手配だけにし、自身ではっきりと判断ができるようにしましょう。

現在のマンション市場は買い手よりも売り手が優位であり、物件を見つけて内見したあと、購入申込をするかどうかを判断するスピードの重要性が高まっています。

とくに人気(エリア)の物件の場合は、内見をしてイチから検討していては、他の人に先に購入申込をされてしまうこともあります。そのためには、前述のように物件についての調査・検討は内見までに終わらせておき、「○○にとくに問題がなければ買う」と速やかに決断できるようにしましょう。この「○○」が内見で重要なチェックポイントとなります。

内見の前に自分で行ってマンションの外観・環境をチェック

不動産会社に内見を依頼したら、内見当日よりも前に、自分たちで現地に行って外から確認するのがおすすめです(もちろん、内見の手配を依頼する前に、外から確認するのもよい方法です)。この下見を会社帰りなどでもかまいませんのでぜひ実践してください。

マンションの外観やエントランスの雰囲気、陽当たり(時間によっては夜の暗さ)などを実際に自分の目で確認します。

そのうえで、Googleマップのストリートビューでは読み取れなかった実際の状況をそれとなく確認します。たとえば、出入りする住民や、バルコニーの整理整頓状況の確認、バルコニーに鳩よけネットなどが張られていないか、避難経路の妨げとなるような大きな物を置いていないか、などです。

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2025.07.10

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