MARCH卒、年収900万円なのに結婚できない理由が詰まっていた…仲人がぴしゃりと叱った婚活男性(36)の一言

MARCH卒、年収900万円なのに結婚できない理由が詰まっていた…仲人がぴしゃりと叱った婚活男性(36)の一言

"選ぶ側"のままではいつまでも選ばれない

人生の伴侶を見極めるために必要なこととはなにか。主宰する結婚相談所でカウンセラーを務めている大屋優子さんは「ある日、営業成績が優秀だという36歳の男性が訪れた。人当たりもよく、コミュニケーション力も抜群ですぐに結婚するかのように思えたが、序盤は苦戦が続いていた」という――。 ※なお、本稿は個人が特定されないよう、相談者のエピソードには変更や修正を加えている。

“恋愛相手を探す場所”ではない

マッチングアプリ花盛り。若者の既婚者のうち約50%がマッチングアプリを利用したことがあるという調査結果(こども家庭庁)もある。

友達と遊び半分でインストールしてみただけのかたから、ガチで恋愛や結婚を目指すかたなど、その利用スタイルはさまざまではあるが、とても身近に存在している。


実際にマッチングアプリからのご縁でたくさんの恋愛や結婚も生まれた。と同時に、詐欺や、既婚者の紛れ込みなども数多く報じられている。その理由は、すべてのアプリではないものの、「独身」や「年収や学歴」の証明なしに登録、利用できるからだと考えている。

近年は、「独身証明書」の提出の義務付けがされているところも増えてはいるが、アプリ上の出会いは2人の意思にまかされており、万が一のトラブルにも、アプリ側にはあずかり知らぬこととなることが多いとも聞いたことがある。

私は「結婚相談所」を運営しているが、このマッチングアプリと結婚相談所の違いは何かを考えると、公的な書類で証明された「安全性」と「結婚カウンセラーの存在」の2つかと思う。また、登録者の目的は、「結婚」であり、恋愛相手を探す場ではないということも大きい。

入会するにもハードル、ルールも厳しい

結婚相談所では、婚活者たちを守るために「婚前交渉禁止」や「一度成立したお見合いをキャンセルする場合には違約金がかかる」などといったルールが徹底されている。

これ以外に、お見合い場所やお見合い時間などについても、マナーが徹底的に重視される。だからこそ、約束したお見合い場所に出向いたら相手がいなかった、などということはまずない。お茶代は男性側が2人分負担するのがお約束で、どちらがお財布を出すかと、余計な心配をすることもない。

また、お見合いから基本的には3カ月~半年間で結婚するか否かを判断しなくてはならないため、ダラダラと時間を無駄にすることがないのも、婚活者にはメリットである。必ず希望通りの相手とお見合いできるとは限らないが、会えるかどうかは、お見合いの成立により担保されている。

入会するにも、現在結婚していないことを証明する「独身証明書」をはじめ、住民票や年収証明、医師や弁護士などの資格を有する場合にはその資格証明が必要だ。大学以上の学歴を記載する場合には、卒業証明書も必要になる。そこまでの労力とお金をかけてでも、「結婚したい」と考えている人たちが登録しているのだ。

その決断をした36歳、会社員の男性(Aさん)が私の相談所を訪れた。

詳細を見る

この記事を読んだあなたにおすすめ

画像

https://kidsna.com/magazine/article/entertainment-report-250630-12911437

2025.07.03

ニュースカテゴリの記事

「イクメンって言葉が嫌い」は男女の分断を広げる?【てぃ先生×治部れんげ】
子育てや教育のテーマを元に読者から集めた質問にゲストスピーカーと対話する動画記事コンテンツ。