子連れ出勤制度についてどう考える?ママやパパの意見をご紹介します

子連れ出勤制度についてどう考える?ママやパパの意見をご紹介します

子連れ出勤の良いところや不安に感じるところについて

2019.07.31

子連れ出勤制度のニュースを見て、今後の働き方や子どもとの時間について考えるきっかけになったというママやパパもいるのではないでしょうか。今回は、子連れ出勤制度の良さや不安に感じること、子連れ出勤制度に賛成か反対か、実際に子連れ出勤制度を利用しているママやパパとしていないママやパパの意見をご紹介します。

子連れ出勤制度とは?

子どもを職場に連れて行く「子連れ出勤」を政府として後押しするニュースがありました。国は少子化対策に取り組んでおり、子育てしやすい環境を作るためにも多様化する働き方のひとつとして推奨しているようです。

子連れ出勤制度について、ママやパパの意見を集めました。

子連れ出勤制度の良さ

子連れ出勤制度には、どのようなよさがあるのでしょうか。


いっしょにすごす時間を増やせる

子どもといっしょにすごす時間が増えるのは、ママにとっても子どもにとってもうれしいですよね。ママがいつも近くにいると子どもは安心してすごせそうですし、ママが子どもの成長を側で見られるのもうれしい点でしょう。


アットホームな雰囲気で働ける

職場に子どもがいることで、家庭環境について会社からの理解が深まり、アットホームな雰囲気で働けるようです。子連れ出勤制度があることで、職場の人が子どもの成長をいっしょに楽しんでくれて、よい環境で仕事と子育てを両立できたというママもいました。


預け先がないときも働ける

オフィス
iStock.com/alvarez

保育園に空きがなく、預け先が見つからないときに働くことができるのも子連れ出勤のよい点でしょう。日曜日や祝日、休園日に出勤しなければいけないとき、子連れ出勤を制度として取り入れられていると安心して働けそうですね。

子連れ出勤制度で感じること

子連れ出勤制度で不安に感じることなどをまとめました。


子どもの遊びが制限される

子どもが自由に遊べずストレスになってしまうのではないかと心配するママが複数いました。会社ではのびのびとすごせないので、保育園に預ける方がよいのではないかと思うこともあるかもしれません。


子どものことが気になってしまう

子どもが小さい頃は特に子どものことが気になったり、周りの人にも配慮するため、仕事に集中するのが難しいという声がありました。子連れ出勤制度があっても、子どもの年齢によっては託児所がないと大変なのではないかと懸念する意見も多くありました。


満員電車に乗らなければならない

朝、混んでいる電車に子どもを乗せるのが可哀想という意見や、子どもといっしょに電車に乗って通勤するのは大変という声も多かったです。出勤時間をずらせるなど制度を設けるとママやパパは安心して子連れ出勤できるかもしれません。

こちらの記事も読まれています

子連れ出勤制度に賛成?反対?

子連れ出勤制度に賛成する理由と反対する理由を、ママやパパに聞いてみました。


賛成派

30代ママ
30代ママ

賛成です。『子どもか仕事かどちらかを選ばなくてはいけない』という状況が少なくなれば、単純に仕事の時間も子どもと接する時間も増やせると思うからです。

30代ママ
30代ママ

保育園に預けることに慣れたので子連れ出勤はこの先しないと思いますが、職種によってはたまにならよいと思うし、やむを得ない場合もあると思うので賛成です。

保育環境についてさまざまな面で不安を感じることもあるようですが、「できることなら子どもといっしょにすごしたい」という気持ちから賛成する声が多くありました。


反対派

パソコンで仕事をしている男性
iStock.com/PeopleImages
40代ママ
40代ママ

できれば連れて行きたいですが、子どもの遊びが制限されるので可哀想だと思います。

30代パパ
30代パパ

保育環境を整えられないのであれば難しいと思います。スペースの面でもお金の面でも、余力がある大手の会社じゃないと厳しいのではないでしょうか。

反対派のママやパパも、子どもといっしょにすごしたいという気持ちは賛成派のママと同じようですが、現実的に考えると難しいのではないかという意見が複数集まりました。

ママとパパの意見は?

子連れ出勤制度を利用しているママやパパと、利用していないママやパパの意見を集めました。


子連れ出勤しているママとパパの意見

40代ママ
40代ママ

家族以外の大人や子どもたちと、自分の子どもがどのように関わっているか見られて新鮮でした。ママが仕事をしている姿を見せられるのもよいと思います。

30代パパ
30代パパ

子どもが小学生のときに子連れ出勤しました。ゲームをしたり、テレビを見たりしながら遊んでいます。保育環境や子ども年齢によるとは思いますが、よい取り組みだと思います。

30代ママ
30代ママ

子どもが2歳になりたての頃に子連れ出勤をしましたが、本人は悪気がなくても、してはいけないことをしたりするので大変でした。自由に遊べない環境なので、子どもにとってストレスになる気がしました。

職種によってはすでに子連れ出勤しているママやパパが多いようです。子連れ出勤でもできる仕事や労働時間など制度の内容をより柔軟にすることができると、多様性のある働き方が広がるかもしれません。


子連れ出勤していないママとパパの意見

30代ママ
30代ママ

0歳の長男はまだ基本寝ているだけなので、授乳ケープを使ってもよい仕事で、保育環境が整っていれば子連れ出勤したいです。

30代ママ
30代ママ

歩くようになり起きている時間が増えたら、自分で面倒をみながら仕事をするのは難しいので、通常の認可保育園レベルの保育環境が整っていないと子連れ出勤はしたくありません。

30代ママ
30代ママ

前例があっておもちゃやテレビなど完備されたキッズスペースなどがあり、ぐずらない年齢になれば子連れ出勤してみてもよいかなと思います。

保育環境に不安を感じているママやパパが多いようです。よい前例が耳に入るようになれば、子連れ出勤制度を利用してみようと思うママやパパも増えるかもしれません。

子連れ出勤制度について考えよう

赤ちゃんを抱くママ
© milatas - Fotolia

子連れ出勤制度があると子どもといっしょにすごせる時間が増えたり、預け先がないときでも働けるなどの良い点があります。しかし、子どものことが気になってしまったり、遊びが制限されるという不安を感じるママやパパも多いようです。

子連れ出勤制度についての意見や、実際に子連れ出勤しているママやパパが感じたことなどを参考にして、今後の働き方や子どもとの時間について考えてみてはいかがでしょうか。

2019.07.31

仕事カテゴリの記事

天才はどう育ったのか?幼少期〜現在までの育ちを解明

天才の育て方

この連載を見る
メディアにも多数出演する現役東大生や人工知能の若手プロフェッショナル、アプリ開発やゲームクリエイターなど多方面で活躍する若手や両親へ天才のルーツや親子のコミュニケーションについてインタビュー。子どもの成長を伸ばすヒントや子育ての合間に楽しめるコンテンツです。ぜひご覧ください。
夫婦2人で全部は無理?「子育て・家事・仕事」現代子育てに素敵な選択肢を

共働き家庭が増加している昨今、夫婦ともに実家が遠いと、どうしてもシッターが必要になることもあるのではないでしょうか。今回の記事では、共働き家庭のママが有資格者のみが登録できるKIDSNAシッターのサービスをはじめて利用した様子をレポートします。