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パートを辞めるときに退職届は必要?文面や封筒の書き方
退職届を提出するときに準備することなど
パートを辞めるときに退職届について気になることもあるかもしれません。今回の記事では、退職届は必要かや退職するときの手順、退職届の書き方、手渡しするときに封筒はいるのかや郵送の仕方など、退職届を提出するときに気をつけたいことなどをママたちの体験談を交えてご紹介します。
パートの退職届は必要?
パートの仕事を辞めるときに退職届は必要かどうか気になるママもいるかもしれません。退職届を用意したのか、ママたちに聞いてみました。
「夫の転勤でパートを辞めることになったときに退職届は必要か上司に聞いたところ、就業規則として必要なので提出してほしいと言われました。書き方を確かめて正社員と同じように退職届を書きました」(20代ママ)
「勤務先の担当者に確認したところ、パートの場合は退職届は特に必要ないとのことでした。以前に退職した同僚にも確認したところ、退職届は出さなかったそうなので私も提出しませんでした」(40代ママ)
会社によって退職届が必要な場合と必要ではない場合があるようです。必要かどうかわからない場合は、勤務先の就業規則を確認したり担当者に聞いたりするとよいかもしれません。他には、退職届は会社の所定の用紙に必要事項を書いて提出したというママの声もありました。
退職届を提出する前に行ないたいこと
パートを退職するときには、退職届を提出する前に必要なことがいくつかあるようです。提出前に行ったことについてママたちに聞いてみました。
契約期間などについて確認する
「パートを辞めようと考えたときに、会社の雇用契約書をよく確認しました。契約満了のタイミングなら退職もしやすいと思い、就業規則を参考にして退職する時期を決めました」(30代ママ)
有期契約で働いている場合、契約期間などを確認してパートを辞めるタイミングを決めるママもいるようです。契約の更新前に退職の準備を始めると退職の手続きがしやすいかもしれません。
上司に退職の意思を伝える
「パートを退職する時期が決まったところで、早めに上司に退職したいことを申し出しました。会社の規定に退職する場合は1カ月前までに申し出ると書かれていたので、業務の引継ぎに時間がかかるかもしれないと考えて2カ月前に伝えました」(40代ママ)
パートを辞めることになったときは、いつまで働くかを早めに勤務先の上司に伝えると引継ぎなどがスムーズに進みそうです。就業規則に退職の申し出をする期限が記載されている場合は、日にちに余裕をもって伝えるとよいかもしれません。
退職願を提出する
「上司に退職の意思を伝えた後、すぐに退職願を提出しました。退職願は白い便せんに簡単な退職理由や退職を希望する年月日を記入し、封筒にも『退職願』と表書きをして直接上司に渡しました」(40代ママ)
退職願は退職したい旨を文書で伝えるもので、勤務先によって必要になる書類のようです。上司に退職したいという意思を伝えたら、退職希望の年月日などを記入し、会社の就業規則にあわせて提出できるとよいかもしれません。
パートの退職届の書き方
退職願が受理されると退職する日までに退職届を準備することになるようです。退職届の書き方について実際に書いたママたちに聞いてみました。
用意するもの
「退職届を書くときにまず届け出の用紙と筆記用具、封筒などを用意しました。用紙はA4サイズかB5サイズの白い紙が一般的のようなので、A4サイズにしました。筆記用具は油性の黒のボールペンにし、退職届を入れる封筒は透けないタイプの白い二重封筒を使いました」(30代ママ)
退職届の用紙は罫線の入ったシンプルな縦書きの便せんでもよいようです。筆記用具はボールペンか万年筆がよいようですが、退職届は正式な文書になるため、文字が消えるタイプのインクや水性のインクなどは避ける方がよいかもしれません。他には、退職届を手渡しするために郵便番号の枠が印刷されていない封筒を選んだというママの声もありました。
退職届の書き方と封筒の書き方
「退職届の右側の中央部分に『退職届』という名目を書き、続いて退職理由や退職する日、届けを提出する日、自分の部署を記入するなどの退職届の書き方を上司に教えてもらいました。署名捺印をした後、用紙の左側に会社の名称や代表者名などの宛名を記入しました」(40代ママ)
捺印に使う印鑑は認印などがよいかもしれません。また、最後に記載する会社の名称や代表者名は正式名称で記載することがマナーのようです。
なお、封筒の書き方は表の中央に「退職届」、裏の左下に所属部署と名前を記入するとよいようです。所属部署と名前は二行にわけるとよいでしょう。封をする場合は、封入口に「〆」と書くことを忘れないようにしましょう。
文例
続いて、退職届の文例をご紹介します。
「私儀
このたび一身上の都合により、◯年◯月〇日をもって退職いたします」
便せんに書くときは、「私儀」は退職届の次の行の一番下に記入し、「このたび」を上から書くのが一般的なようです。また、退職年月日は上司と合意した年月日を書くとよいようです。なお、会社所定の退職届用紙を使う場合は退職届の書き方も様式にあわせて変わってくるかもしれません。
退職届を提出するときに気をつけたいこと
退職届を提出するときにはどのようなことに気をつけるとよいのでしょう。実際にママたちが意識したことを聞いてみました。
あいさつしながら手渡しする
「退職届は最終勤務日に提出したので、あわせて上司にお世話になったお礼をしっかり伝えたいと思いました。事前に上司に連絡して時間をとってもらえたので、感謝の言葉を伝えながら手渡しすることができました」(40代ママ)
退職届を提出するときは、勤務先の上司に直接手渡ししながらお世話になったお礼も伝えたママがいました。出張などの多い上司に渡す場合は、あらかじめ手渡しできる日時を確認しておくとよいかもしれません。
郵送の場合は添え状をつける
「退職日の前に引っこしする必要があったため、退職届を郵送で送ることになりました。退職届を入れた封筒をひとまわり大きな封筒に添え状をいっしょに入れ、封筒の表には赤字で「親展」と書き入れました」(30代ママ)
退職届は手渡しが一般的のようですが、事情によっては郵送する場合もあるかもしれません。そのようなときは「拝啓 貴社ますますご清栄のことと存じ、お慶び申し上げます」から始まるていねいな添え状をつけるとよいようです。また、料金不足にならないように郵便局の窓口で配達証明つきなどの方法で郵送すると確実でしょう。
退職届はていねいに作成しよう
パートの退職届の書き方や出し方にはさまざまなマナーがあります。会社によっては所定の用紙を使う場合もあるようなので、退職届が必要かどうかや封筒がいるかどうかなどを事前に確認するとよいかもしれません。手渡しで提出する場合も郵送で渡す場合も、ていねいな書き方の退職届を作成できるとよいですね。