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子育て期間のブランクを経てのママの転職。3年、5年のブランクの壁と乗り越え方
子どもの幼稚園入園や小学校入学のタイミングなど、3年や5年のブランクを経て転職を考えるママもいるかもしれません。今回の記事では、ママたちが転職でブランクを感じるときや、転職するときの職場の選び方、ブランクを乗り越えるために準備したことなどを、体験談をもとにご紹介します。
子育てママと転職
出産や子育てを理由に育休や退職をし、子育てが一段落したタイミングで再び働き始めることを考えるママもいるのではないでしょうか。幼稚園や保育園に年少で入園するタイミングで仕事を始める場合は3年のブランクが、小学校入学のタイミングで始める場合は5年のブランクが空くことになるようです。
ブランクを経て久しぶりに仕事を始めるというママは、家事や子育ての両立などで不安を感じることもあるかもしれません。また、3年から5年のブランクを経て今までとは違う職場で仕事を始めるとなると、ついていけるのかと心配になることもあるようです。ブランクがあっても安心して働き始められるように、どのような準備をすればよいのでしょうか。
転職でブランクを感じるとき
システムの進化
「前職と同じ業種のところに転職したのですが、業務連絡や実績の管理など、ほとんどの業務がシステム化されていました。5年でこれだけ進化するのかとワクワクした半面、ブランクも感じました」(30代ママ)
システムの進化により業務の簡素化が進んだことを感心する一方で、システムの使い方が覚えられず、ブランクを感じたというママの声もありました。同じ業種に転職したという場合でも、パソコンなどのシステムの進化により、今までの知識や技術がなかなか応用できず戸惑うということもあるようです。
体力の衰え
「結婚前まで保育士の仕事をしていたので、転職後も保育関係仕事をしました。体力には自信がある方なのですが、ブランクの間に体力が落ちてしまったのか、仕事が終わるとタクタです」(20代ママ)
以前は難なくこなしていた仕事も、ブランクを経ると大変に感じることもあるようです。年齢を重ねたことや、しばらく休んだことで体力が落ちて疲れやすくなっているのかもしれないというママの声がありました。仕事に徐々に慣れていくことが大切なようです。
技術力の低下
「看護師をしているのですが、転職後初めての採血のとき、緊張して手が震えました。5年前は難なくこなしていた作業もうまくできず、ブランクを感じました」(30代ママ)
退職前までよく行っていた作業も、ブランクを経ることによって不安を感じることもあるようです。わからないことは恥ずかしがらずに聞き、勘を取り戻すまで練習をしたというママの声もありました。
転職するときの職場の選び方
ママになって転職するときは、働き方も変わってくるため、以前とは違った目線での職場選びが必要になるかもしれません。どのようなことをポイントに職場を選んだのか、転職を経験したママたちに聞いてみました。
経験のある職種の職場
「ブランクがあるからこそ経験のある仕事の方がよいかと考え、前職と同じ業種の職場を選びました。始めは緊張しましたが、すぐに慣れて以前の経験を活かすこともでき楽しく仕事をしています」(30代ママ)
専門知識の必要な職種などは、経験者ということで有利になることもあるようです。経験のある職種だと、仕事を覚えやすかったり、短い期間で慣れることができたりするかもしれませんね。
子育て中のママに優しい職場
「転職後すぐに子どもの病気で1週間休んでしまいました。同僚に迷惑をかけたのではないかと不安でしたが、心配して声をかけてくれたり、私もそういうことあったと話してくれました。優しい言葉にホッとし、この職場を選んでよかったと思いました」(30代ママ)
職場を探すとき、子育てに理解のある職場なのかを調べたというママの声もありました。子育て中のママが多く働いているかどうかは、子育てに理解のある職場であるかどうかのひとつの目安になるのかもしれません。
時間や働き方が選べる職場
「保育園のお迎え時間にあわせて仕事ができるようにフレックスタイム制のある職場を選びました。自分の生活スタイルにあった働き方ができ、子育てと仕事が両立できます」(40代ママ)
子どもが小さい頃は園や学校の行事などで、休みが必要となることもあるかもしれません。勤務日や勤務時間に融通がきく職場は、子育て中のママにとっては働きやすい環境のようです。子どもの成長にあわせてパートから時短社員、正社員へと働き方を切り替えるようにしたというママの声もありました。
ブランクを乗り越えるために準備したこと
ブランクがあると、仕事に適応することができるのか、子育てや家事との両立ができるのか、心配になることもあるかもしれません。ブランクを経て転職したママたちは、働き始める前にどのような準備したのか聞いてみました。
仕事に向けた勉強
「仕事をしていなかった5年間は、パソコンを触る機会があまりありませんでした。転職する前に復習しておこうと思い、パソコン操作の勉強を子どもが寝た後にしばらく続けました」(40代ママ)
転職のために資格取得の勉強をしたというママの声もありました。好きなことや興味のあることを勉強し、新しいことに挑戦するのもよいのではないでしょうか。こういった努力は、面接の際のアピールポイントにもなるかもしれませんね。
子どもが病気になったときの対応
「子どもが病気になったときのために病児保育の登録をしました。住んでいる市のほかに、働いている市の病児保育も利用できることがわかりました。念のため両方の市で登録をしました」(20代ママ)
実家の両親などに仕事を始めようと考えていることを伝え、子どもが病気で休んだときや帰りが遅くなるとき預かってもらえるようにお願いしたというママの声もありました。パパとも話しあい、協力しあえるような体制を作っておくと、いざというときに焦らず対応できるのではないでしょうか。
家事や育児の役割分担
「今までは私がほとんど家事をしていましたが、仕事を始めるために、家事を分担することにしました。夫婦のスケジュールを照らしあわせながら、どの家事を誰が担うのかを話しあいました」(20代ママ)
ママが仕事を始める場合は、家事や育児の分担を見直す必要がありそうです。パパに対して一度にたくさん分担をすると大変なので、ママが仕事を始める前から少しずつ分担を帰るようにしたというママの声がありました。ママとパパがそれぞれ得意を活かしながら家事や育児を分担できるとよいですね。
転職で自分にあった働き方を見つけよう
出産前に退職したり、産休、育休を取得したママたちは、子育てが落ちついてくる3年、5年を目安に転職を考えることもあるかもしれません。実際働いてみるとブランクを感じることもあるようですが、ブランクを乗り越えるために、スキルアップしたり勉強をしたりすると早く仕事に慣れることができそうです。
仕事と家事、育児がうまくバランスとれるように、自分にあった働き方を見つけられるとよいですね。