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育休復帰前の挨拶はいつする?挨拶のパターン別例文や持参する菓子折り、復帰面談で確認することなど
育児休暇を終えて久しぶりの職場復帰。いざとなると、子連れで行ってもよい?という疑問や、復帰当日に持参するお菓子や菓子折り、朝礼での挨拶の内容など、不安に思う点がたくさん出てくるかもしれません。そこで、復帰面談の時期や当日の挨拶で役立つ情報、そして復帰と同時に異動になった場合の挨拶例文を、体験談とともに紹介します。
育休復帰前の挨拶はいつする?
育休明けの職場復帰は、ママにとって大きな節目となります。育児と仕事の両立に不安を感じる方も多いでしょう。スムーズな復帰のためには、適切なタイミングで挨拶を行うことが重要です。ここでは、育休復帰前の挨拶タイミングについて、ママたちの体験談を交えながら解説します。
30代ママ
20代ママ
夫婦とも育休を取得していたので、復帰のタイミングを調整するのに苦労しましたが、保育園入園の1ヶ月前に上司に連絡して復帰が決まりました。保育園入園後も最初のうちは慣らし保育があることを伝えたところ、最初の1週間を特別に看護休暇に充当してくれたので、慣らし保育中に菓子折りを買ってオフィスに復帰前の挨拶に行きました。
30代ママ
育休中に部署の再編があったので、復帰の2ヶ月前に人事部門に連絡を入れました。そのまま電話で所属先や役割について相談でき、新しい環境への不安が和らぎました。新しい部署だったのであえて復帰前には挨拶にいかず、復帰初日にお菓子を配って部署のみなさんに挨拶しました。
育休復帰前の挨拶タイミングは、通常復帰の1〜3ヶ月前が適切とされているようです。この時期に連絡を入れることで、スムーズな職場復帰の準備ができるといった声がありました。また、個人の状況に応じて、早めに連絡を入れたという方もいました。
特に、保育園入園の時期や夫婦での育児分担、所属部署の変更希望などがある場合は、より早い段階で連絡するのがのぞましいでしょう。
社内への挨拶については、面談で会社を訪問した際や復帰前の慣らし保育期間中にオフィスに挨拶に行ったという声や、新規部署への移動などの理由で、あえて復帰前には行かなかったといった両方の声がありました。
いずれにしても正解はなく、それぞれの職場の状況や復帰後の部署によっても変わってくるようです。
育休後の仕事復帰の面談について
育休からの職場復帰の前には、復帰面談をする職場が多いようです。面談では、業務内容の確認や勤務形態の相談、育児と仕事の両立に関する不安の解消など、さまざまな内容を話し合います。ここでは、復帰面談の時期や確認すべき事項について、ママの体験を交えながら詳しく解説します。
復帰面談の時期
40代ママ
私の会社では、育休復帰の2ヶ月前に面談がありました。その時期だと、保育園の入園も決まっていて、具体的な働き方について相談できました。また、業務全般の引き継ぎ状況も確認でき、スムーズな復帰につながりました。
多くの会社では、育児休暇が終わる1〜2カ月前に復帰面談が行われるようです。そのため、面談を希望する1〜2週間前に、復帰面談のアポイントメントを取っておきましょう。
面談前に確認すること
30代ママ
面談の際、子連れで行くことになりました。事前に上司に確認したところ、快く了承してくれました。ただ、職場の方々は通常業務中なので、お昼休憩中の時間帯を選んで訪問しました。この配慮が、スムーズな面談につながったと思います。
具体的なマナーやルールは決められていませんが、面談のアポを取るタイミングで、子連れでもよいか確認しておきましょう。もし、やむを得ず子連れで行く場合は上司や同僚たちは仕事をしているので、事前に一言断りを入れておくと安心です。
面談で確認すること
20代ママ
面談では、復帰後の業務内容や勤務時間、育児との両立に関する不安点を話し合いました。特に、時短勤務や急な休暇取得への対応について確認できたのがよかったです。また、復帰後の挨拶回りのタイミングや、必要な書類についても教えてもらえました。
復帰面談では、以下の点を必ず確認しましょう。
- 復帰後の業務内容と担当範囲、所属部署の変更の有無
- 勤務時間や勤務形態(時短勤務についてなど)
- 育児と仕事の両立に関するサポート体制
- 復帰日の決定と必要な手続き
- 復帰後の挨拶のタイミングと方法
- 保育園への急な呼び出しなど、緊急時の対応
- 復帰に必要な書類や手続きの確認
これらの点を育休明け前に明確にすることで、スムーズな職場復帰が可能になります。
職場復帰当日の挨拶について
育休を終えて職場に復帰する当日は、多くのママにとって緊張の瞬間かもしれませんね。同時に、久しぶりに会う同僚や上司への感謝の気持ちを伝える機会でもあります。ここでは、職場復帰当日の挨拶の仕方や、お菓子・菓子折りの選び方、挨拶例文について解説します。
お菓子や菓子折りは必要?
30代ママ
私は復帰当日、お世話になった方々への感謝の気持ちを込めて、個包装のクッキーを持参しました。育休中に仕事をカバーしてくれた同僚や上司に配りました。日持ちするものを選んだので、当日会えなかった人にも後日渡すことができました。この小さな気遣いが、スムーズな職場復帰につながったと感じています。
職場復帰の当日は、育休中に仕事をカバーしてくれていた上司や同僚へ感謝の気持ちを込めて、お菓子や菓子折りを持参しましょう。当日顔を合わせられない人もいるかもしれないため、個包装になっていて日持ちするお菓子や菓子折りが無難でしょう。
もし職場復帰当日、時間に余裕がなさそうなら、事前に行う復帰面談の時点でお菓子や菓子折りを渡しておくと安心です。
菓子折りを選ぶポイント
40代ママ
お世話になった職場に、みんなで楽しめる焼き菓子の詰め合わせを選んで挨拶回りしました。アレルギーに配慮して、原材料表示のあるものを選んだのがポイントです。また、個包装なので衛生面でも安心でした。復帰後、同僚から「美味しかったよ」と声をかけてもらえて、コミュニケーションのきっかけにもなりました。
菓子折りを選ぶ際は、以下のポイントを押さえるとよいでしょう。
- 個包装で日持ちするもの
- アレルギー表示のあるもの
- 職場全体で楽しめる種類の豊富さ
- 価格帯は1000〜3000円程度が適切
- 地域の名産品や季節感のあるもの
これらに配慮することで、より多くの人に喜んでもらえる菓子折りを選ぶことができます。産休・育休期間中にお世話になった感謝と、これからの挨拶をまとめて伝えられるとよいですね。
朝礼での挨拶
社内全体に向けた挨拶は朝礼時なのか、取引先や関連会社への挨拶のタイミングはいつなのかなど、事前に上司へ確認しましょう。
社内でお世話になった上司や同僚、先輩、後輩ひとりひとりへの挨拶回りは出社後すぐに済ませておくとよいですね。全体への挨拶後、個人の席を回ってお菓子を手渡ししながら手短に挨拶して回るとさらにていねいな印象になるかもしれません。
仕事復帰の挨拶例文
本日より復帰させていただく○○です。
育休中のフォローをどうもありがとうございました。
おかげさまで育児に専念でき、職場復帰の日を迎えることができました。
少しでも早く戦力となれるよう初心に戻って業務に取り組ませていただきたいと思っています。
今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします
ポイントは、産休・育休中に仕事のカバーをしてもらったことに対する感謝と、今後前向きにがんばろうとしている意思を伝えることでしょう。
時短勤務になる場合は、その旨を伝えておくと周りも配慮しやすくなります。
人前に出ると緊張してしまう人も多いですが、初日だからこそ笑顔で明るいトーンで挨拶するよう心がけましょう。
育休復帰時に所属部署が異動になった場合
復帰前の面談で意向を伝える
復帰するタイミングで所属部署が異動になる場合があります。このような場合は、復帰面談時に元の部署への復帰か、時短勤務や残業が少ない働き方のどちらを優先させるのか、人事担当者や直属の上司に相談しておきましょう。
会社としては元の所属部署へ戻って欲しいものの残業が多いという理由から、異動を提示しているケースもあります。勤務時間や所属部署異動に対する意向、業務全般などについて、会社側としっかりとすり合わせておきましょう。
復帰後に新しい所属部署へ異動になった場合は、どのような挨拶がよいのでしょうか。挨拶例文を紹介します。
異動先での挨拶例文
本日から復帰することになりました、○○と申します。
育休中、みなさまに業務をフォローしていただけたことを心から感謝しています。
以前は○○部で○○を担当していましたが、この度、復帰と同時にこちらへ異動させていただくことになりました。
異動したばかりでわからないことが出てくる場面も増えると思いますが、できるだけ早くみなさまのお力になれるよう努力してまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
異動先で知っている顔が少ないかもしれませんが、挨拶時は前向きな気持ちが伝わるよう、笑顔を心がけましょう。
実際に職場復帰したママの体験談
育休後の職場復帰は、多くのママにとって不安と期待が入り混じる瞬間です。ここでは、実際に職場復帰を経験したママたちの体験談を紹介します。
育休後の復帰に不安を感じていたけれど
30代ママ
年以上も職場を離れていたので、社内に戻った後の生活が想像できませんでした。以前と同じように働けるのか、子どもが熱を出したらどうしようなど不安もたくさんありました。復帰の電話をかけるまで、1人で何度も悩んでいましたが、勇気を出して連絡したところ、前の上司が明るく「おかえり!待っていたよ」と言ってくれたので、歓迎してもらえたことをうれしく感じ、落ち着いた気持ちで復帰当日を迎えられました。
30代ママ
育休からの復帰前に上司や人事部門に連絡を取り、挨拶とともに育休中の状況や育休明けに希望する勤務形態、保育園入園の日程など自分の現状を伝えました。おかげで職場の理解と支援を得ることができました。勤務先には育児を卒業した世代のママが多いので、社内の挨拶回りに子どもを連れて行って個包装のお菓子を配ったら後任の方々から大歓迎されました。
復帰前の不安は多くのママに共通していることがわかります。子育てと仕事の両立への不安は自然なものですが、職場とのコミュニケーションを取ることで、その不安を軽減できるようです。不安を抱え込まずに、早めに相談することが重要なポイントかもしれませんね。
6年の休暇を経て仕事復帰
40代ママ
1人目の育休明けを待たずに2人目を妊娠し、結局6年お休みをいただきました。戻りにくくなるのは嫌だったので、お休み中からコンスタントに会社へ連絡。子どもが生まれたタイミングはもちろん、保育園に申し込んだときや保育園が決まったときも連絡し、職場復帰したいことを伝え続けました。そのためなのか、復帰の連絡時に気まずさはなく、当日は新入社員のような気持ちでスタートを切れました。
30代ママ
産休をとらずに退職した職場に、子どもが小学校に上がったタイミングで声をかけてもらい復帰しました。成長や保育園の状況など、職場復帰に関わる重要な情報を当時の同僚や上司などにSNSなどを通じて報告していたので、会社も職場復帰のタイミングをはかってくれていたそうです。私の後任だった女性が今度はママになるそうで、産休と復帰のバトンタッチもスムーズにできました。
長期の育休を経ての復帰は、ママにとって大きな挑戦でしょう。体験談から得られるポイントは、継続的なコミュニケーションの維持の大切さ。育休期間中も会社との接点を持ち続けることで、スムーズな復帰が可能になったという声が多くあったのもうなずけます。長期育休後の復帰を考えているママは、積極的なコミュニケーション戦略を参考にしてみてはいかがでしょうか。
職場復帰と同時に所属部署を異動
20代ママ
最初、異動と聞いたときは復帰を快く思われていないのかと不安になりました。ただ、復帰当日に人事担当の方から「ここなら時短勤務経験者がたくさんいるから」と連絡がきて、こちらへの配慮から異動になったことが分かり、不安がやる気に変わりました。
30代ママ
時短勤務制度を使っているママ社員が多い部署に異動になりました。上司も仕事と育児の両立に関する理解が深く、職場の同僚ともお互いにフォローし合える環境なので働きやすいです。業務内容は未経験でしたが、今はやりがいを持って両立できています。
育休復帰と同時の部署異動は、多くのママにとって不安要素ですよね。でも、会社側の意図を知ると、異動が育児と仕事の両立をサポートするための配慮だったという声がいくつかありました。
復帰面談や人事部門とのコミュニケーションを通じて、異動の理由や新しい部署の環境について十分に情報を得ると無理なく職場復帰できそうです。
育児と仕事を両立させるポイント
育児と仕事の両立には、家庭と職場の両方での工夫が必要です。育休復帰後に育児と仕事の両立を実現させたママたちはどんなことを味方につけたのか、体験談を聞いてみました。
保育園入園後の密な連携
30代ママ
保育園入園後は、園との連携が重要でした。毎日の連絡帳でのやりとりや、定期的な個人面談を通じて、子どもの様子を把握し、必要な対応を素早く取れるようになりました。また、同じ保育園に子どもを預けている職場の先輩ママから、両立のコツを教えてもらえたのも心強かったです。
保育園との密な連携は、育児と仕事の両立において重要と言えるでしょう。情報共有をこまめにしておくことで子どもの健康状態や発達の様子を把握し、適切な対応ができるよう気をつけたというママの声が多くありました。また、職場内でのママ同士のネットワークは、実践的なアドバイスや精神的なサポートにもなりそうです。
家事の効率化
20代ママ
復帰当初は、仕事と育児の両立に苦労しましたが、徐々にコツをつかんでいきました。まず、夫婦ともに協力してできる家事の効率化を図りました。夫と家事を分担し、休日にまとめて作り置きをするようにしました。
夫婦での分担や作り置きなど、時間を有効活用する工夫が大切です。子どもの急な発熱など、予期せぬ事態にも対応できるよう、日頃から準備しているという声もありました。効率的な家事は、育児と仕事の両立を支えてくれそうです。オンラインショッピングの活用や、時短家電製品をかしこく使うなどして効率化をはかりましょう。
業務の優先順位付け
30代ママ
職場では、業務の優先順位付けを明確にし、効率的に仕事を進めるよう心がけました。時短勤務制度を利用していますが、限られた時間内で成果を出すことで、かえって仕事への取り組み方が改善されたと感じています。
限られた時間内で最大の成果を出すために、タスクの重要度を見極めているという声がありました。産休前と同じように働くのは難しいため、復帰後は自分なりの両立スタイルを確立していくようにしているといったママの声も。業務全般を見直し、不要な業務を削減することで、より効率的な仕事の進め方を見出すこともできそうです。
職場の理解と協力
40代ママ
上司や同僚の理解もあり、時短勤務制度や個人的な裁量で働けるフレックスとテレワークを導入してもらい、業務をこなしながら急な保育園の呼び出しにも対応できるようになりました。
上司や同僚とのコミュニケーションを密に取り、互いの状況を理解し合うことが、スムーズな両立のポイントと言えるでしょう。時短勤務やテレワークを活用するなどして時間の制約をポジティブに捉え、効率的な働き方を身につける機会として活用しているママも増えているようです。
また、所属部署内での役割分担を明確にし、チームワークを強化することで、個人の突発的な事情にも柔軟に対応できる職場環境づくりができそうです。
明るい挨拶でスムーズな職場復帰を
子連れでの面談はOKなのか、復帰の時期などの疑問点を確認してきました。誰でも緊張してしまう育児休暇明けの職場復帰。特に復帰のタイミングで異動になると、どうしても不安になりますよね。
復帰当日に行う朝礼時の挨拶では、明るい笑顔で、例文を参考に感謝の気持ちと今後のやる気を伝えられたらよいでしょう。復帰当日は同僚によろこばれそうなお菓子や菓子折りを忘れずに持参。スムーズな再スタートが切れるとよいですね。
適切な準備と職場の理解、前向きな姿勢があれば、育児と仕事を両立しながら充実したワークライフバランスを実現することができそうです。復帰前の不安は自然なものですが、会社との連携を密に取り、同僚や上司の理解を得ることで、その不安を軽減することができるでしょう。
育休復帰は新たなスタートです。時短勤務や柔軟な勤務制度の活用、家庭での役割分担の見直し、保育園入園など、さまざまなサポートを活用しながら、育児と勤務が両立できる自分らしいキャリアを築いていきたいですね。
育休期間が1年間だったので、復帰の3ヶ月前に上司に連絡を入れ、後日、復帰後の勤務制度や業務内容について社内で面談。そのときにオフィスで同僚や先輩後輩に挨拶しました。私の育休復帰は上司が伏せていたらしく、サプライズだったようでみんなとても喜んでくれました。