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保育料がママのお給料と同じ?収入やキャリアについての考え方、0歳から3歳の保育料の平均相場について
共働き家庭の中には「給料のほとんどが子どもの保育料に消えてしまう」という方もいると思います。そこで、他の共働き家庭では保育料と収入・キャリアのバランスについてどう考え、どんな選択をしているのか調査してみました。また、0歳から3歳までの年齢別でかかる保育料の平均相場をご紹介します。
保育料とキャリアのバランス
この春、認可保育園への入園を希望しつつも落選。ところが「急きょ、認可外から入園OKの連絡がきた!」という人もいるでしょう。
当然ですが、子どもを預ければ保育料が発生します。保育料は施設や収入などによって違いますが、最近、この保育料が家計を苦しめ、仕事のために子どもを預けているのか、はたまた保育料のために働いているのかわからないようなケースもあるようです。
そこで、今回は保育料とキャリアのバランスについて考えてみました。
「預けて働く」を選択した人
保育料を支払いながらも仕事を続けることを選んだファミリーに、なぜその選択肢を選んだのか、保育料が占める家計への負担ぐあいなどを探ってみました。
共働きだからしょうがない、と割り切った
1歳半で保育園に預けたAさん。最初は無認可保育園で、
「一番保育料が高かったときは毎月8万円支払っていました。そのときは収入との兼ね合いを考えると、ちょっと保育料が高いなと感じてしましたが、共働きだから仕方ないと諦めていました」
その後、認可に入れるように毎月市の保育課に電話をかけ、2歳から認可保育園へ。
「今は収入とのバランスが取れています」とのこと。
(4歳のパパ・30代)
キャリア断絶はどうしても避けたかった
「今まで妻がコツコツと頑張ってきたことを考えると、キャリア断絶はどうしても避けたかったんです」
と語るのはBさん。
「妻の給料はほぼ保育料に相殺されるとわかっていても、育児休暇が終わる1歳から認可保育園に預けることに決めました。認可外に入園した後も、認可保育園の空き状況や入れる点数について役所にこまめに確認していました。その結果、2歳から認可保育園に転園することができました」
(6歳女児のパパ・30代)
選択の余地はなかった
Cさんは0歳から2歳まで認可保育園に。
「私の場合、ブランクが空いたら復職するのが難しい仕事。やめるという選択肢はなかったですね」
0歳のときの保育料は週5日9時~17時30分まで預けて12万円。
「家計への負担はありましたが、一時的なことと思って割り切っていました」
その後3歳から認可保育園に転園し、家計の負担もグッと楽になったそうです。
(9歳女児のママ・30代)
「家庭保育」を選択した人
一方で、仕事の内容や保育料などから考えて家庭保育を選んだ人もいるようです。
どんな経緯でその選択したのかを聞いてみました。
子育てしながら家で仕事
Dさんは、第一子は認可保育園に預けることができましたが、第二子はまさかの落選。
「これを機に思い切って働き方を出社の義務のないスタイルにし、家で子育てしながら仕事をすることにしました」
収入はやや減ったものの、認可外保育園に預けて働いていたことを考えると、お金に余裕ができたそう。
「けれどその分、子どもが寝てから仕事するようになったので、睡眠時間が減りました」
(5歳と2歳の男児・ママ)
専業主婦
0歳で認可保育園に預けたEさん。
海外出張が多い仕事で、実母にもかなり子守をお願いしていました。
でも子どもが2歳になるころ、母がギブアップ。
「最初は仕事を続けることを前提でいろいろと調整していましたが、ちょうど第二子を妊娠したこともあり、思い切って退職しました」
思い切って退職というのは大きな決断ですね。その際の収入面がどうだったのか気になって聞いてみたのですが、しばらくの間は失業保険で賄い旦那さんのお給料で調整しながらやりくりしていたとのことです。
「キャリアのため仕事は続けたかったのですが、あのときはどうしようもなくて。でも辞めたことで地元にママ友ができました」
というEさん。下の子が1歳になったのを機に保育園へ再び入園させ、現在は仕事をしているそうです。
(4歳男児、1歳女児・ママ)
年齢別でみる月額の保育料
厚生労働省が平成24年に行った認可外保育園の施設状況の調査によると、月額の保育料の平均相場はどの年齢でも3~5万円未満であるケースが多いようです。
それぞれ年齢別で保育料をみると、
【0歳】48475円
【1歳】45968円
【2歳】43608円
【3歳】39805円
という結果がわかりました。比較的手のかかる低年齢の子どもほど、平均の保育料が高い傾向にあるようです。
認可保育園と認可外保育園とで保育料は異なり、お住まいの地域によっても違いが生じます。また、世帯年収や家庭状況なども考慮され、支払う保育料には個人差があります。ぜひご希望の各保育園にあらかじめ確認してみてください。
無理せず、納得いく選択を
他の共働き家庭のお金やキャリアに対する考え方や選択、いかがでしたでしょうか。
「どれが一番よい」というものはありませんが、大切なのは「無理をしないこと」です。
収入や保育料の面でもそうですが、仕事を続けたいのに無理に専業主婦になると、納得できないまま子育てをすることになってしまいそうです。
0歳から3歳までの保育料の平均相場は各家庭や保育園によってそれぞれ異なります。収入や自分のキャリアのことを合わせて考えて、我が家ならではの納得いく方法を見つけてみてください。