子どもに交通ルールを伝えて安全に道路を通行しよう

車、電車、バスに乗り降りするときは?

子どもに交通ルールを伝えて安全に道路を通行しよう

子どもの交通安全について気になっているママやパパもいるかもしれません。今回の記事では、道路を歩くときや渡るときの交通ルール、車や電車、バスなどの乗り物に乗り降りするときに気をつけること、子どもに交通ルールを伝えるときの工夫について、ママやパパの体験談を交えてご紹介します。

子どもと交通安全について確かめよう

子どもが安全に道路を歩いたり乗り物を利用したりするために、交通ルールをきちんと伝えたいと考えているママやパパもいるのではないでしょうか。小学校に入学したときに子どもだけで安全に登下校ができるように、歩き方や電車、バスの乗り降りの仕方などをしっかり身につけておけるとよいですよね。

そこで今回は、ママやパパに聞いた入学前の子どもに伝えたいさまざまな交通のルールや伝え方をご紹介します。

道路を歩くときの交通ルール

家の周りの道路や車の行き来の多い道路など、子どもが歩く道路の様子はさまざまかもしれません。道路の交通の仕方について子どもに伝えていることをママやパパに聞いてみました。


道路の歩き方

40代ママ
40代ママ

道路を歩くときには車から離れた右端を歩くようにと子どもに伝えています。歩道を歩く場合も自転車に気をつけながら歩くことや、端に寄りすぎないようにすることなども、いっしょに歩きながら話しています。

道路を歩くときに車道から離れて歩くことや自転車にも気をつけることなどを子どもに伝えているママがいました。歩道と車道の間に縁石がある場合は、上に乗るとどのような危険があるかなども伝えておくとよいかもしれません。


信号の待ち方や横断歩道の渡り方

横断歩道の信号
iStock.com/Mercedes Rancaño Otero
30代ママ
30代ママ

横断歩道の前で信号が変わるのを待つときには、できるだけ車道から離れているようにと教えています。また、信号が青になってもすぐに渡らず、運転している人に見えるように高く手を挙げて、車が止まるのを確かめてから渡るように伝えています。

信号の待ち方や横断歩道の渡り方は、ひとつひとつていねいに伝えるとよいかもしれません。子どもは信号だけを見て渡ろうとすることもあるようなので、青信号になっても「右左右」をよく確かめてから渡ることをしっかり約束しておくとよさそうです。


雨の日の歩き方

40代パパ
40代パパ

雨の日は車の運転手から子どもがよく見えず、子どもも雨具や傘で周りの様子がわかりにくくなるので、普段以上にしっかりと安全確認をするように伝えています。少し雨に濡れてしまっても、目と耳を使って安全を確かめることを教えています。

雨の日は雨粒や雨具がじゃまをして、運転手も子どももお互いに安全確認が難しくなるかもしれません。雨が吹きつけているときも、前をしっかりと見て歩くように教えているというママの声もありました。

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乗り物を利用するときのルール

電車やバス、車などを利用する際には、どのようなことに気をつけるよう伝えるとよいのでしょう。乗り物に乗り降りするときに教えていることを、ママやパパに聞いてみました。


車の乗り降り

電車の座席
iStock.com/joel-t
30代パパ
30代パパ

車を使うときには車に子どもだけで近寄らないようにと伝えています。私や妻が車に乗っていると子どもが安心して近づいて来ることがあるので、家の車でもすぐ近くを通ったり周りで遊んだりしないように教えています。

ママやパパが乗っている車の近くでも気をつけるようにすることは、交通安全の大切なルールかもしれません。運転手の死角になる場所があるということを、自家用車に乗るときに子どもに教えるようにしているというママの声もありました。


電車の乗り降り

40代パパ
40代パパ

子どもが小学校に通うときには電車を使うことになるので、電車の待ち方や乗り方についてのルールを教えています。乗車位置にきちんと並ぶことや電車が停まったら左右に分かれて降りる人を待つことなどを、入学までに覚えてほしいと思っています。

電車を利用する場合、待つときと乗るときのルールを子どもにもわかるように教えておくとよいかもしれません。ママのなかには、子どもがホームから落ちないように、安全に歩けるスペースや待つ位置などをしっかり伝えているという声もありました。


バスの乗り降り

30代ママ
30代ママ

うちの子は小学校にバスで通学するかもしれないので、バスの安全な乗り降りの仕方を何度も教えています。バス停では順番を守って待つことや、バスから降りたら発車するまで動かずにいることなどを繰り返し伝えています。

子どもがバスで通学することを考えて、安全に乗り降りするためのルールをしっかり伝えようとしているママがいました。バスは車体が大きく運転手から子どもが見えないこともあるようなので、前や後ろを横切らないようにすることをきちんと教えておくとよさそうです。

子どもに交通ルールを伝えるときの工夫

子どもに交通ルールをわかりやすく伝えるためには、どのような工夫をするとよいのでしょう。実際にママやパパが行なっていることを聞いてみました。


子どもといっしょに確認する

40代パパ
40代パパ

子どもに安全な交通の仕方を伝えるときには、必ず実際の道路を歩きながらひとつひとついっしょに確認するようにしています。歩く位置や信号を待つ位置なども『ここだよ』と教えることで、子どもにもしっかりわかるのではないかと思います。

子どもに交通安全について伝える際は、実際の道路でいっしょに歩いたり渡ったりするとよさそうです。バスや電車の乗り降りの仕方を教えるために、バスを降りた後に待つ場所や電車に乗る前に降りる人を待つ位置を、子どもと確認しているというパパの声もありました。


絵本やクイズを使って伝える

30代ママ
30代ママ

実際の道路で歩き方や渡り方を教えたときは、その日のうちに絵本やクイズを使って子どもと交通ルールを確認するようにしています。歩きながら伝えたルールは忘れてしまうこともあるので、絵やクイズでしっかり身につけるように工夫をしています。

交通ルールをしっかり伝えるために、実際の行動で教えたことを絵本やクイズを使って子どもといっしょに確認しているママがいました。道路や横断歩道、駅やバス停で教えられたことを絵で見たりクイズに答えたりすることで、子どもの理解も深まりそうです。

子どもと交通のルールを確かめてみよう

電車を見る親子
© Monet - Fotolia

子どもに安全な交通の仕方を伝えるために、さまざまに工夫をしているママやパパがいました。道路の歩き方や渡り方、車や電車、バスの乗り降りを安全に行うためのルールを入学前に身につけておくと安心かもしれません。

子どもと道路を歩きながらルールを教えたり、駅のホームで待つ位置を教えたりして、交通安全について確認できるよいですね。

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