生後5ヶ月でも寝返りしないのは普通?練習方法や意識したこと・気をつけたこと

生後5ヶ月でも寝返りしないのは普通?練習方法や意識したこと・気をつけたこと

生後5ヶ月の赤ちゃんの寝返りエピソード

2019.07.12

赤ちゃんが生後5ヶ月頃になると、寝返りが気になるママやパパもいるかもしれません。まだしないことに不安を感じたり、どのように練習すればよいのか知りたいと思うこともあるでしょう。今回の記事では、生後5ヶ月頃の寝返り事情や練習方法についてご紹介します。

生後5ヶ月頃の赤ちゃんの様子

生後5ヶ月をすぎ、そろそろ離乳食を始めようかなと考え始める保護者もいるのではないでしょうか。この生後5ヶ月頃の時期は、離乳食を始められる時期だけでなく、赤ちゃん自身もママやパパがわかるようになったり手で物を掴むようになったりと、成長が楽しみな時期でもあります。


このような成長著しい時期に寝返りしない状況だと「うちの子は成長が遅い?」と気になってしまう保護者も多くいるようです。また寝返りが早く始まり行動範囲が広がった赤ちゃんに対しては、どのようなことを気をつけるとよいのか気になるという声もありました。


今回は、生後5ヶ月頃の赤ちゃんが寝返りしない理由を見ていきながら、この時期の赤ちゃんの寝返り事情や練習方法、寝返りするようになった場合に考えたいことについて、体験談を交えて紹介します。

生後5ヶ月で寝返りをしない理由

生後5ヶ月になっても赤ちゃんが寝返りをしないと気にしている保護者の方がいるかもしれません。

赤ちゃんが寝返りをしない理由として考えられるのは、それぞれの成長ペースの違いによるところが大きいようです。厚生労働省の資料「乳幼児身体発育調査」の統計結果によれば、生後4~5ヶ月の乳児で寝返りができているのは52.7%となっており、約半数の赤ちゃんはまだ寝返りをしていないことが分かります。

このことからも、生後5か月で寝返りをしないのは、決して発達が遅いとは言えないことが分かりますね。

前述の資料によれば、寝返りとは「左右どちらかの方向にでも仰位から腹位にかわることができるもの」を指すようです。一般的には仰向けからうつ伏せに自力で転がることを呼びますが、筋力や体重、気質、また首座りの時期なども影響するでしょう。体が大きめの赤ちゃんや、比較的おっとりとした気質の赤ちゃんは、寝返りをはじめるタイミングが比較的ゆっくりなこともあるようです。

寝返りのタイミングの早い遅いは決して一概には言えない個性の差で生じるものと捉えて、赤ちゃんのペースを尊重ながら焦らずに見守りましょう。

出典:乳幼児身体発育調査/厚生労働省

生後5ヶ月のとき寝返りはした?

ベビーベッド
iStock.com/poligonchik

生後5ヶ月頃の赤ちゃんには、そろそろ寝返りできそう?と気になることもありますよね。赤ちゃんの状況は個人差が大きく、保護者が見ていないときに寝返りをすることもあるでしょう。実際に、生後5ヶ月のときに赤ちゃんが寝返りしていたかどうかについてママたちに聞いてみました。


30代ママ
30代ママ

うちの子は、生後5ヶ月になる少し前から寝返りをするようになりました。特にあお向けからうつ伏せへの寝返りが早かったです。


30代ママ
30代ママ

もうすぐ生後6ヶ月です。横向きになり、あと一歩で寝返りができそうなのですが、まだ一人で寝返りをすることはできません。赤ちゃんの体を少し支えてあげると、自分で寝返りをしようとする予兆が見られます。


30代ママ
30代ママ

上の子のときは寝返りは早かったのですが、下の子は上向きに寝ているのが好きなのか、まだ寝返りをしないです。しぐさを見ていると体を動かすのは好きなようなので、あまり気にせず赤ちゃん自身のペースにまかせています。


ママたちに聞くと、生後5ヶ月頃の赤ちゃんが寝返りをした、まだしないという声のほかにも、あと一歩でできそうなどさまざまな声がありました。


うつぶせに寝返りできるけれど、仰向けに戻るのはまだ難しそうという声や、できても片方に向き癖がある気がするなどといった声もあり、赤ちゃんの寝返り状況はさまざまなようです。


生後5ヶ月で寝返りしない場合の体験談

生後5ヶ月の赤ちゃんはまだ寝返りをしないことも珍しくないでしょう。この時期に寝返りをしなかった赤ちゃんの保護者に体験談を聞いてみました。


20代ママ
20代ママ

うちの赤ちゃんは、生後5ヶ月になっても寝返りをしませんでした。あお向けの姿勢で過ごすことが多く、特に寝返りの予兆らしきものも見られませんでした。でも、風呂上りにおなかや体全体を伸ばすようなしぐさをよく見せるようになるなど動きたい感じも見られたので。赤ちゃん自身の成長ペースに合わせて見守るようにしました。


20代ママ
20代ママ

赤ちゃんがなかなか寝返りをしなくて心配でしたが、ある日、ベビーベッドにつけていたメリーを手で追うようにしながらおなかを使って寝返りをし始めました。あお向けで過ごすことがほとんどだったので予兆もなかったのですが、赤ちゃんも自分なりに練習していたようです。パパと一緒に支えるなど、もう少し積極的に動かしてあげればよかったかなと今では思います。


30代ママ
30代ママ

うちの赤ちゃんは向き癖がついていたのか、ベビーベッドで同じ方向ばかり見ていました。寝返りをしない状況が続いていたので、お風呂上りに体が温まったときに少し支えをしながら寝返りの練習をしてみると、生後半年くらいで次第に体を動かすようになりました。


生後5ヶ月の赤ちゃんが寝返りをしない状況もよくあることです。赤ちゃん自身の成長過程で、あお向けで過ごす時間が長いことが原因の一つかもしれませんが、焦らずに見守ることが大切です。

寝返りは赤ちゃんの成長の一環ですが、寝返りをする予兆が見えなくても焦らず、赤ちゃん自身のペースに合わせて見守るというパパやママが多いようです。

離乳食をはじめて体をよく動かすようになってから、お風呂上りなど体が温まっているときに寝返りの練習を取り入れてみたという声もありました。


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生後5ヶ月の寝返り練習方法

赤ちゃんとすごすなかで、寝返りの練習を取り入れたいと思うこともあるかもしれません。生後5ヶ月頃の寝返り練習について聞いてみました。


遊びのなかに取り入れる

40代ママ
40代ママ

赤ちゃんとのスキンシップや遊びを兼ねて、寝返りの練習をしました。足を交差して、体を優しく支えながらうつぶせに転がし、寝返りの感覚が味わえるようにしていました。

30代ママ
30代ママ

支援センターで教えてもらったぞうきんの遊び歌のリズムにあわせて、赤ちゃんを優しく揺らしながら寝返り練習をしていました。うちの子は楽しいのか声を出して喜んでいましたね。

遊びのひとつとして寝返りの練習を取り入れることができると、ママも赤ちゃんも嬉しいのではないでしょうか。楽しく寝返りの感覚がつかめるように、練習方法を工夫してみるのもよさそうです。


優しく手を添える

赤ちゃんに手を添えるママ
iStock.com/AlenaPaulus
30代ママ
30代ママ

赤ちゃんが横向きになり、寝返りしそうなときに、背中に手を添えて寝返りの補助をしていました。なるべく自分の力で寝返りできるよう、力加減を調節しました。

赤ちゃんが寝返りしそうになったタイミングで、手を添えて手助けしていたママもいるようです。あと一歩で寝返りできそうなときなど、赤ちゃんの様子をみながらさり気なくサポートするのもよいかもしれませんね。


おもちゃを使う

30代ママ
30代ママ

お気に入りのおもちゃを使って目を引き、手を伸ばしたり体をねじろうとする動きを促していました。何度も続けていくうちに、ころんと寝返りできるようになったときは嬉しかったです。

赤ちゃんの「おもちゃを触りたい」という手を伸ばしたり体をねじったりする動きが、寝返りの練習につながることもあるようです。ほかにも、赤ちゃんが横向きになったときに、おもちゃを使って寝返りするようサポートしたというママの声もありました。

寝返りをするようになったら考えたいこと

赤ちゃんが寝返りするようになると、行動範囲が広がることから安全面などが気になることもありますよね。保護者はどのようなことを意識していたのでしょうか。



環境を整える

20代ママ
20代ママ

寝返りをするときに、赤ちゃんが埋もれてしまいそうな柔らかいクッションなどは片づけて、飲み込んでしまう恐れのある小さな物が落ちていないか確認するようにしていました。また、床やマットなども積極的に掃除して清潔に保つよう心がけました。

30代ママ
30代ママ

寝返りができるようになると、いろいろなところに転がって移動していることがあるので、赤ちゃんがすごす部屋の環境を再度見直しました。

寝返りをしやすいように部屋を片づけたり、寝返りで動き回っても危なくないよう環境を整えたママもいるようです。寝返りをするようになり、ますます好奇心旺盛な赤ちゃんが安心してすごせるよう、サポートできるとよいですね。


目を離さないようにする

30代ママ
30代ママ

うつぶせに寝返りができても、まだ仰向けに寝返りできない時期がありました。ニュース記事などで乳児は窒息が起きやすいと読んだことがあり心配だったので、できるだけそばにいるようにしていました。

30代ママ
30代ママ

寝返りしたての時期は、うつぶせ状態だとうまく頭が持ち上がらないようだったので、目を離さないように気をつけていました。

20代ママ
20代ママ

ソファに寝かせて目を離したすきにはじめて寝返りをしてしまい、落ちて頭を打ちそうになったことがありました。どんどん成長するので目が離せませんね。


生後5ヶ月頃は、まだじゅうぶんに一人で寝返りできない場合もあり、うつぶせ状態が続くことが心配なママもいるようです。また、赤ちゃんが自由に体を動かせるよう、ベビーベッドやソファから落ちないように気をつける、床にクッションマットを敷くなど環境を整え、安全なスペースを確保したという声もありました。


寝返りしやすいようサポートする

30代ママ
30代ママ

赤ちゃんが寝返りを始めたとき、ベビーベッドの柵におなかを押し付けることがあり、頭が下がってしまうことが心配でした。そこで、柔らかい支えを使って体を守りつつ、寝返りの姿勢を整えるようにしました。


30代ママ
30代ママ

最初は、おなかを下にしたうつぶせの状況が長く続き、赤ちゃんが苦しそうに見えました。頭が十分に持ち上がらないため、寝返りをしているときは必ず近くで見守り、無理のない姿勢に戻してあげるようにしています。


寝返りが始まった赤ちゃんは、あっという間に行動範囲が広がることもあります。特におなかを下にした姿勢では、頭を上げる力がまだ十分でない場合があるため、ママやパパの適度なサポートがあるとよい場面もあるようです。

赤ちゃんが寝返りする予兆

赤ちゃんが寝返りをする前には、いくつかの予兆があるようです。保護者が気づいた予兆のしぐさや、気づいた際に行った準備について聞いてみました。

30代ママ
30代ママ

寝返りが成功するようになる少し前から、頭をよく動かしたり、おなかを使って体を少しずつ動かそうとするしぐさが見られました。


30代ママ
30代ママ

ベビーベッドの中で片方だけに向き癖がついてきたなと感じることがありました。ほかにも、風呂上りにバスタオルに寝かせたときに体をよじるような動きをすることもあったので、今から思うと予兆のしぐさだったのかもしれません。


20代ママ
20代ママ

予兆と気づいたしぐさは特になかったのですが、ある日急に寝返りができていました。もしかしたら私やパパが見ていないうちに練習していたのかもしれません。


個人差はありますが、このようなしぐさや状況に応じて今までにない体の動かし方が見えてきたら、赤ちゃん自身が寝返りの準備をしている証拠かもしれません。パパやママがいないときでも、赤ちゃんは体を使って自分なりに寝返りの練習をしていることもあるようです。


生後5ヶ月の赤ちゃんの寝返りを見守ろう

布団の上にいる赤ちゃんとママ
iStock.com/Satoshi-K

生後5ヶ月頃の寝返り事情をママたちに聞くと、したという声や、まだしないという声があり、赤ちゃんによってさまざまなようです。寝返りの練習をする場合は、楽しく寝返りの動きが体験できるよう、遊びのなかに取り入れたり、おもちゃを使ったりするなど、工夫しながら取り入れてみてはいかがでしょうか。

赤ちゃんの寝返りは、成長の大切なステップですが、それに伴う安全対策も忘れてはなりません。赤ちゃん自身が自由に動き回れるように環境を整え、特にうつぶせの姿勢や床の周囲に気を配りましょう。

今回の記事を参考に環境を整えたり、パパやママもいっしょに準備をしながら目を離さないように配慮して、赤ちゃんの成長にともなう寝返りを見守ることができるとよいですね。

2019.07.12

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