共働き夫婦の家賃事情。家賃の目安や、折半など負担の割合、住居選びで家賃を抑えるポイント

共働き夫婦の家賃事情。家賃の目安や、折半など負担の割合、住居選びで家賃を抑えるポイント

2018.08.06

共働きの家庭が、家賃をどのようにやりくりしているのか気になるママやパパもいるのではないでしょうか。今回の記事では、共働き家庭の生活費に占める家賃の目安や、夫婦で家賃を折半するなど負担の割合、住宅選びで家賃を抑えるポイントをママたちの体験談をもとにご紹介します。

共働き家庭は家賃をどうやりくりしている?

生活費の中でも多くの割合をしめるとされる家賃。共働き家庭では、家賃をどうやりくりしているのでしょうか。

「子どもが生まれたので引っ越しを考えていますが、家賃があまり高くなるようだと収入を増やさなければならず、どうしようかと悩んでいます」(40代ママ)

「子どもが保育園に通い始めて私も職場復帰をしたので、家計について見直しをしようと思っています。家賃をはじめとした生活費の分担をどうしようか、夫婦で話し合っています」(30代ママ)

生活環境が変わったり、子どもが増えたりと、家族の形にあわせて住む場所を変えようと考える方もいるのではないでしょうか。家賃は生活費の中でも大きな出費になるので、収入に応じてどれぐらいの家賃を支払えるのか考える必要がありそうです。

また、子育て世代においては、家賃以外にも教育費や食費など、子どもの成長にあわせて必要となる費用もあるため、支出のバランスも意識しなければならないかもしれません。

共働き家庭の家賃の目安

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iStock.com/kokoroyuki

共働き家庭では、月の手取りのうちどの程度の金額を家賃にあてているのでしょうか。月の手取りのうち家賃がどれくらいを占めるのか、ママたちに聞いてみました。

「私がパートな上に子ども2人分の保育料がかかるので、家賃が月の手取りの20%くらいになるように目安の金額を決め、家を探しました」(30代ママ)

「将来的にマイホームを建てたいので、貯金を多めにしています。私がパートなので多少収入が変動することもありますが、家賃は手取りの20~25%くらいに収まるような感じです」(20代ママ)

「夫婦ともにフルタイムで働いていて子どもも1人なので、子どもを保育園に入れるタイミングで少し広めのアパートに引っ越しました。家賃は月の収入の30%くらいです」(30代ママ)

収入に応じて家賃の目安をたてたというママやパパの声がありました。夫婦の雇用形態や子どもにかかる費用など、家族の支出が何にどれぐらい必要なのかによっても、家賃が占める割合が違ってくるかもしれません。住居を決めるときは、必要な項目や経費を書き出して、家賃にあてられる分を逆算してから決めるようにするとよいかもしれません。

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共働き家庭の家賃負担の割合

共働き家庭では、家賃を誰が、どれくらいの割合で負担しているのでしょうか。家賃負担の割合についてママたちに聞いてみました。


収入の多いほうが家賃を負担する

「夫の方が収入が多いので、生活費の中で割合の多い家賃や光熱費は夫が、食費や日用品は私が負担するようにしていました」(30代ママ)

収入の多い方が家賃を負担するという家庭もあるようです。生活費はパパが全て負担してママのお給料は貯金に回しているという声もありました。


収入に応じて割合を決める

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「夫婦で給料に差があるので、収入比に応じて家賃を負担する割合も決めていました。私が時短社員だったこともあり、夫7割、私3割くらいの割合でした」(30代ママ)

夫婦の収入の比に応じて家賃の割合を決めているという家庭もあるようです。収入比に応じた負担の割合にすることで、どちらかだけに負荷がかかるということがなくなりそうですね。


夫婦で折半する

「私がフルタイムで働いていて夫婦の手取りが同じくらいなので、家賃を含め、生活費は折半しています。生活費を折半できるとお金の負担額でもめることもないので、気持ちも楽です」(40代ママ)

家賃を2人で折半しているという家庭もあるようです。家計を管理している共通の口座に夫婦が同じ金額を入金し、そこから家賃や生活費などが支払われるような仕組みをとっているというママの声もありました。

住居選びのときに家賃を抑えるポイント

生活費のなかで家賃の割合をできるだけ少なくできると嬉しいですよね。住居選びのときに家賃を抑えるポイントについて聞いてみました。


会社の住宅手当を利用する

「夫の会社は家賃の半分を住宅手当として出してくれるので、住宅手当を引いて支払っていける金額を目安にして物件を選びました」(30代ママ)

勤め先が家賃の一部を負担してくれる「住宅手当」をうまく利用するママやパパもいるようです。条件や支給金額などは会社によって違いがあるようなので、住居選びをするときは会社に住宅手当の制度があるのかどうかをまず確認し、担当者に詳しい話を聞けるとよいかもしれません。


家賃補助のある物件を探す

「所得や入居条件の基準を満たしていたので、『特定優良賃貸住宅』への入居を申し込みました。間取りも広いのに家賃の負担が減るのはありがたかったです」(20代ママ)

国や自治体から家賃補助が受けられる公的賃貸住宅制度や、自治体で設けている住宅補助などを利用するのも、家賃を抑える方法となりそうです。探している地域にこれらの物件があったり補助対象に該当する場合は、検討してみてもよいかもしれませんね。


条件の優先順位を決める

「出産前は駅に近いところに住んでいましたが、出産を機にスーパーやドラックストアが近くにあるアパートに引っ越しました。駅から遠くなってしまったのは少し不便だけど、その分買い物が楽になったし、家賃も抑えられたのでよかったです」(30代ママ)

住居を決めるときに条件の優先順位を決めることも家賃を抑えるポイントになるようです。すべての条件を満たした物件を探そうとすると、予算よりはるかに高い家賃の物件しか見つけられないということもあるかもしれません。住みたい地域、間取りや住居内の設備、周辺の施設や駅からの距離など、夫婦で優先したい条件をすりあわせていけるとよさそうです。

共働き家庭の家賃は夫婦でよく話し合って

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共働き家庭の家賃金額の目安は、夫婦それぞれの雇用形態や優先したい条件などによってさまざまなようです。家賃の金額をどの程度に設定するか、家賃負担は収入比に応じて割合を決めるのか折半にするのかなど、夫婦でよく話し合えるとよいかもしれません。家賃を抑える方法もいくつかあるようなので、それらもうまく利用してスマートに家計をやりくりできるとよいですね。

2018.08.06

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