こちらの記事も読まれています
新生児とすごすとき、エアコンはつけっぱなしにする?夏と冬の適度な室温と湿度は
新生児とすごすときのエアコンの温度設定や、エアコンをつけっぱなしですごしてもよいのか、エアコンの風やカビなどが心配なママもいるようです。今回の記事では、夏の暖房と冬の冷房の目安の室温や湿度はどれくらいなのか、エアコンを使うときの注意点やエアコンなしですごす場合のコツについて調べてみました。
新生児とすごすときのエアコンの使い方
新生児の赤ちゃんとすごすとき、エアコンをつけて室温を調整をしているママが多いのではないでしょうか。夏と冬の室温の設定や湿度について、気をつけていたことをママたちに聞いてみました。
夏の室温
東京都福祉保健局の資料によると、夏の室温は外の気温より4℃から5℃低い温度が目安のようです。
「日当たりがよい部屋だったので24℃に設定して、厚手のタオルケットをかけて寝かせていました」(1歳児のママ)
「夏は28℃に設定し、部屋の温度が一定になるように意識していました。新生児期は家ですごすので、起きている間はエアコンをつけて過ごしていました」(2歳児のママ)
日当たりの関係や地域の気温などにもよるかもしれませんが、夏場は24℃から28℃くらいの温度設定にしているママが多いようです。
冬の室温
東京都福祉保健局の資料によると、冬の室温は20℃から25℃が目安のようです。
「暖房は24℃から25℃に温度設定していました。部屋をすぐに暖めたいときにエアコンを使い、部屋が温まったらヒーターに切り替えていました」(1歳児のママ)
「冬の暖房は気温が特に下がった日にエアコンを23℃に設定して使っていました」(2歳児のママ)
冬は、エアコンで部屋を暖めたらストーブに切り替えたり、エアコンといっしょにヒーターも使っている家庭が多くありました。
湿度
東京都福祉保健局の資料によると、湿度は50%前後が目安のようです。冬にのどや肌の乾燥対策で加湿器を使用する場合にも、湿度が60%以上にならないようにするとよさそうです。
「新生児期は乾燥で赤ちゃんが風邪をひかないように気をつけ、湿度計が50%を切らないように意識していました」(1歳児のママ)
「乾燥で風邪をひくことが心配で、冬は加湿器をつけて湿度を保っていました」(2歳児のママ)
夏は熱中症、冬は乾燥から赤ちゃんが風邪をひかないように気をつけているというママの声がありました。横になってすごす新生児期の赤ちゃんは背中や頭に汗をかきやすいようなので、熱中症対策としてもエアコンを上手に使うとよさそうですね。
エアコンはつけっぱなしでもいいの?
新生児期は1日を家ですごすため、エアコンをつけっぱなしにしているママもいるようですが、エアコンをつけっぱなしにしていると、部屋が乾燥しやすくなるようです。赤ちゃんの肌が乾燥してカサカサになった、というママの声もありました。
エアコンのつけっぱなしは控え、夜はタイマーを活用し冬場は朝方の寒い時間に暖房が入るように設定したり、加湿器の使用や室内に濡れタオルを干すなど乾燥対策が大切かもしれません。また、東京都福祉保健局の資料によると、ダニやカビの発生を予防のためにも定期的な換気を心がけるとよいようです。
エアコンを使うときの注意点
新生児がいるご家庭でエアコンを使うときにはどのようなことに注意したらよいのでしょうか。
使用前に掃除をする
エアコンのカビやホコリが気になっているママは多いようです。
「エアコンをつける前にフィルターをお風呂場で洗い、市販の泡洗浄をしてから使いました」(1歳児のママ)
「エアコンを使う時期が近づくとフィルターを外して水洗いをしています。ニオイも気になっていたので、エアコンをつけ始めたときはいっしょに換気もしていました」(2歳児のママ)
新生児がいるご家庭では、エアコンを使う前にはフィルターを掃除してから使っていたママがほとんどでした。
子ども基準の温度にする
乳幼児期は、ママやパパがこまめに室温を調整してあげることが大切でしょう。
冷えた空気は下にたまりやすく床に布団を敷いている場合、赤ちゃんにとっては涼しすぎることが多いようなので、ママやパパが快適に感じる温度よりも少し高めに設定するとよさそうです。冬は必要以上に部屋を温めすぎないように注意しましょう。
冷暖房の風は赤ちゃんに直接当てない
東京都福祉保健局の資料には、エアコンの風について以下のように書かれています。
“
冷房のときにエアコンの風が体に直接当たったままにしていると過剰に体温が奪われます。暖房のときもエアコンの風で肌や粘膜が乾燥し、体調をくずす原因となることがあります
出典: 「赤ちゃんのための室内環境」/東京都福祉保健局
赤ちゃんに直接エアコンの風がかからないように風向きに注意しましょう。
エアコンなしですごすときは
新生児期にエアコンなしですごすときにはどのようなことに気をつけたらよいでしょう。
日差しを避ける
赤ちゃんを寝かせるときは直射日光が当たる場所を避け、ベビーベッドを置く位置も工夫しましょう。
扇風機
エアコンがない場合は、扇風機を使って過ごしてもよいようですが、赤ちゃんに直接風が当たらないように注意していたというママの声もありました。
シャワー
特に汗をかく夏には、こまめに着替えさせるように意識しているママもいるようです。あせもにならないために汗をかいたらシャワーを浴びたり、タオルでこまめに汗を拭いてあげることも大切かもしれません。
グッズの活用
保冷剤をタオルにくるんで頭の近くに置くなどの方法もあるようです。「日当たりのよい家なので、夏場はベビーベッドに赤ちゃん用のひんやりシートを敷いていました」というママの声もありました。
新生児期のエアコンの使用は大人の管理が大切
新生児期の赤ちゃんには、温度、湿度の設定やエアコンの風が直接当たらないようにママやパパの管理が大切でしょう。夏の冷房と冬の暖房の設定温度をきちんと使い分けたいですね。カビなどが発生しないようにエアコンの掃除も定期的にしたほうがよさそうです。
また、部屋の乾燥などの理由から、エアコンのつけっぱなしには注意が必要なようです。エアコンなしですごすときにはグッズを使いながら、赤ちゃんが熱中症にならないように気をつけましょう。エアコンやグッズを上手く活用して新生児が快適にすごせるような工夫ができたらよいですね。