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ベビーフードのコンソメはいつから使う?離乳食のレシピへの取り入れ方
ベビーフードのコンソメはいつから使える?
離乳食にベビーフードのコンソメを取り入れたいと考えているママもいるかもしれません。今回の記事では、ベビーフードのコンソメを使う離乳食中期や後期からのレシピ、ベビーフードを使うときに気をつけたいことについて、ママたちの体験談を交えてご紹介します。
ベビーフードのコンソメはいつから使える?
赤ちゃんが離乳食を食べるようになると、ベビーフードのコンソメを取り入れてみようと考えるママもいるのではないでしょうか。一般のコンソメは塩分が入っているために離乳食に使うことはできないようですが、ベビーフードのコンソメには5カ月くらいから使える塩分控えめのタイプもあるようです。
そこで今回は、ベビーフードのコンソメを使う離乳食中期以降のレシピを、ママたちの体験談を交えてご紹介します。
ベビーフードのコンソメの種類
粉末タイプ
粉末タイプのベビーフードコンソメは、インスタントで溶けやすく使いやすいのが特徴です。お湯に溶かすだけで簡単に使えるため、忙しいママにも人気があります。一般の粉末コンソメとは異なり、乳成分や小麦などの特定原材料の有無を確認しやすく、アレルギー対応したい場合にも選びやすいでしょう。
原材料表示をしっかり確認して、牛肉や化学調味料が含まれていないものを選ぶママも多いようです。計量しやすいので、離乳食の量に合わせて調整できるのも便利です。
固形タイプ
固形タイプのベビーフードコンソメは、キューブ状になっており、1個あたりの使用量が決まっているため、計量の手間が省けるメリットがあります。ただし、粉末タイプに比べて溶けにくいこともあるため、しっかりとお湯で溶かしてから使用するのがポイントです。
固形タイプも塩分控えめで作られていますが、食塩摂取量が気になる場合は、パッケージに記載された量より少なめに使うこともできます。小麦や特定原材料が含まれている場合があるので、アレルギーがある赤ちゃんには原材料をしっかり確認することが大切です。
ベビーフードのコンソメを使う離乳食中期のレシピ
厚生労働省の資料には、離乳食中期には「いろいろな味や舌ざわりを楽しめるように食品の種類を増やしていく」と記載されています。野菜や肉などとベビーフードのコンソメを使って作る離乳食のレシピを、ママたちに聞いてみました。
じゃがいもと玉ねぎのコンソメスープ
30代ママ
コンソメと玉ねぎを使ったスープは適度な甘みがあるために、離乳食中期の赤ちゃんが喜んで食べてくれそうです。じゃがいもの代わりにほうれん草などの緑黄色野菜を使って作れば、見た目にもきれいなスープになるかもしれません。
食材の栄養バランスを考えながら、減塩コンソメを使うことで、塩分を控えつつも味わい深いコンソメスープに仕上がります。
鶏肉と野菜のあんかけ
iStock.com/Satoshi-K
40代ママ
鍋に水を大さじ4杯とベビーフードのコンソメ2グラムを入れ、みじん切りにした野菜と鶏ひき肉を加えて野菜が柔らかくなるまで煮ます。にんじんやキャベツを使うと野菜の自然な甘みを出すことができます。仕上げにとろみをつけると赤ちゃんに食べやすい離乳食になります。
離乳食中期になると鶏ひき肉を取り入れるレシピもおいしいかもしれません。ベビーフードのコンソメを使うことで、味がまろやかに整えられそうです。とろみにもベビーフードを利用しているというママの声がありました。
トマト粥
20代ママ
トマトは湯むきをして種を取ってから細かく刻みます。お湯で溶いたベビーフードのコンソメに、あらかじめ作っておいたお粥と刻んだトマトを入れ、赤ちゃんが食べやすい固さになるまで鍋で煮て仕上げます。
普段のお粥にベビーフードのコンソメとトマトを取り入れるレシピで離乳食を作ったママがいました。刻んだトマトを使うことで、赤ちゃんが新しい食感を味わえるかもしれません。ママのなかには、鍋の代わりに電子レンジで簡単に仕上げているという声もありました。
トマトは緑黄色野菜の一種で、栄養価も高いため、離乳食作りには適した食材です。インスタントタイプのコンソメを使えば、調理時間も短縮できます。
離乳食後期からのコンソメを使うレシピ
離乳食後期から完了期に作るベビーフードのコンソメを使うレシピには、どのようなものがあるのでしょう。実際に、ママたちが作ったレシピを聞いてみました。
鮭とほうれん草のリゾット
40代ママ
生鮭を焼いて細かくほぐし、ほうれん草は茹でて細かく刻みます。鍋に水とご飯、ベビーフードのコンソメを入れて火にかけ、沸騰する前にスプーン2杯ほどの粉ミルクと具材を入れてひと煮立ちさせて仕上げます。チーズを加えると一層おいしくなります。
離乳食後期になると3回食に進む赤ちゃんもいるようなので、リゾットなどバラエティー豊かな主食を作ると喜んでもらそうです。厚生労働省の資料には「離乳食後期は歯ぐきでつぶせる固さ」とあるので、赤ちゃんの様子を見ながら茹で加減を調節するとよいかもしれません。
乳成分を含むチーズを使う場合は、アレルギーに注意しながら少量から試すのがおすすめです。緑黄色野菜のほうれん草と鮭の組み合わせで、栄養バランスの良い一品になります。
豚肉と野菜のポトフ
30代ママ
豚肉とかぶ、にんじんを使って具だくさんのポトフを作りました。まず最初に豚肉や野菜を細かく刻みます。鍋に水とベビーフードのコンソメ、刻んだ具材を入れ、弱火でコトコトと煮込みます。赤ちゃんが歯ぐきでつぶせるくらいの固さになったらでき上がりです。
かぶやにんじんの入った具だくさんのポトフは、離乳食後期の赤ちゃんが喜んで食べてくれそうです。野菜の甘みにコンソメを加えることで味が整えられ、おいしいポトフを作ることができたというママの声もありました。
豚肉は細かく刻むことで、食べやすく咀嚼の練習にもなります。減塩コンソメを使うことで、塩分を控えながらも旨味のある料理に仕上がります。
豆腐ハンバーグ
© 名美 寺澤 - Fotolia
20代ママ
水を切った豆腐にベビーフードのコンソメを加え、パン粉や粉ミルク、細かく刻んだにんじんや玉ねぎを混ぜあわせて豆腐ハンバーグを作りました。離乳食完了期に入っていたので少量のバターを使って焼いたところ、子どもがおいしそうに食べてくれました。
豆腐と野菜を取り入れたレシピで、おいしいハンバーグの離乳食を作ったママがいました。離乳食後期からは粉ミルクの他にフォローアップミルクを使ってもよいかもしれません。ベビーフードのコンソメを加えることで、豆腐や野菜の味が引き立ちそうです。
パン粉には小麦が含まれているので、アレルギーがあ る場合は米粉などで代用するといいでしょう。離乳食完了期になると、食材の種類も増え、料理のバリエーションも広がります。
ベビーフードを使うときに気をつけたいこと
離乳食にベビーフードを使う場合、どのようなことに気をつけるとよいのでしょう。ママたちが意識していることを聞いてみました。
赤ちゃんの様子を見て使う
30代ママ
ベビーフードは月齢別にさまざまな種類があるようですが、初めて使うときには一口だけ食べさせて様子を見るようにしています。食べた後で赤ちゃんのお腹の調子に変化があると感じた場合は、しばらく使うのを控えるように気をつけています。
離乳食の進み方は赤ちゃんによって異なることもあるようなので、ベビーフードを使う場合も赤ちゃんの様子を見ながら気をつけて使うとよいかもしれません。ベビーフードのコンソメを初めて使うときには、記載された量よりも少量にしたというママの声もありました。
特に牛肉を原材料に使ったコンソメは、アレルギーのリスクもあるため、慎重に導入するのが良いでしょう。
使い方を確認する
20代ママ
ベビーフードのコンソメのように料理に加えて使うものは、使い方をしっかり確かめることを心がけています。お湯に溶かすだけでよいのか沸騰させるのかなど、使い方が異なる場合があるので、使う前に最後まで説明を読んでいます。
用意したベビーフードがそのままで使えるのか加熱が必要なのかなど、使い方を確認することを意識しているママがいました。ベビーフードにはそれぞれに使い方が詳しく記載されているようなので、しっかり読んでから使うと安心かもしれません。
粉末タイプと固形タイプでは溶かし方も異なることがあるので、説明書きをよく読むことが大切です。
アレルギー表示や原材料を確認する
ベビーフードのコンソメを選ぶ際は、必ずアレルギー表示や原材料を確認しましょう。特に特定原材料(卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かに)が含まれているかどうかは重要なチェックポイントです。牛肉や小麦、乳成分などのアレルギーが心配な場合は、それらを含まないコンソメを選ぶことができます。
また、化学調味料や保存料の有無も確認するようにしましょう。市販のベビーフードコンソメには、化学調味料不使用をうたった商品も増えています。赤ちゃんの健康を考えると、できるだけシンプルな原材料で作られたものを選ぶのがおすすめです。加工食品のため、製造過程で使われている成分についても気にするママが増えているようです。
食塩摂取量に気を付ける
離乳食作りでは、赤ちゃんの食塩摂取量に注意することが大切です。厚生労働省によると、1歳未満の赤ちゃんの食塩摂取目標量は1日あたり1.5g未満とされています。市販のベビーフードコンソメは、通常の料理用コンソメと比べて塩分が控えめに作られていますが、それでも使いすぎには注意が必要です。
減塩コンソメを選ぶのもひとつの方法です。または、パッケージに記載されている量より少し少なめに使い、野菜の自然な甘みで補うという工夫もできます。離乳食完了期に近づくにつれて、少しずつ味に慣れさせていくことも大切ですが、塩分の摂りすぎには注意して、バランスの良い食習慣を身につけさせましょう。
コンソメを使っておいしい離乳食をつくろう
© aijiro - Fotolia
ベビーフードのコンソメを取り入れた離乳食には、さまざまなレシピがあるようです。赤ちゃんの様子を見ながら、使う食材や固さ、調理方法などを考えて離乳食を作っているママがいました。コンソメスープやポトフなど、野菜の旨味を引き出す料理には特に適しています。
ベビーフードのコンソメには5カ月頃から使えるものもあるようなので、赤ちゃんがおいしそうに食べる姿を思い浮かべながら、離乳食作りに取り入れることができるとよいですね。
塩分控えめで安心して使える加工食品として、忙しいママの強い味方になるでしょう。食の楽しさを赤ちゃんに伝えるためにも、さまざまな料理にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
※記事内で使用している参照内容は、2019年9月10日時点で作成した記事になります。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。
じゃがいもと玉ねぎを5ミリ角に刻みます。大さじ4杯の水とベビーフードのコンソメ4グラムをいっしょに鍋に入れ、じゃがいもが舌でつぶせるくらいの固さになるまで煮込みます。最後にきざみパセリをふりかけて仕上げます。