こちらの記事も読まれています
離乳食で使うささみの下ごしらえの方法。ささみの保存方法や離乳食段階別の簡単レシピ
離乳食でささみを使うとき、下ごしらえや保存の方法はどのようにしたらよいのでしょうか。今回の記事では、離乳食でささみを使うときの下ごしらえや保存方法、ささみを使った段階別の離乳食レシピを、ママたちの体験談を交えてご紹介します。
離乳食のささみはいつから?
ささみはいつから離乳食に使用できるのでしょうか。
厚生労働省の資料によると、離乳食の開始はおかゆから始め、慣れてきた頃からじゃがいもや野菜、果物を、さらに慣れてきたら豆腐や白身魚、ささみなどのたんぱく質を徐々に増やしていくとよいとされています。
実際にママたちはささみをいつから離乳食で使い始めたのでしょうか。
「豆腐や魚にも慣れてきたようなので、子どもが7カ月になったタイミングでささみを取り入れてみました」(8カ月の赤ちゃんのママ)
「8カ月から食べさせました。おかゆが大好きで野菜や魚をなかなか食べなかったので、ささみにたどり着くまで少し時間がかかりました」(10カ月の赤ちゃんのママ)
豆腐や白身魚などのたんぱく質に慣れた離乳食中期以降に、ささみを取り入れるようにしていたというママの声がありました。子どもの様子や離乳食の進み具合を見ながらささみを使っていけるとよいかもしれません。
離乳食でのささみの下ごしらえの方法
離乳食でささみを使うとき、赤ちゃんの食べやすさや保存のしやすさなどを考えて下ごしらえをするとよいかもしれません。下ごしらえはどのようにしていたのか、ママたちに聞いてみました。
筋をしっかり取り除く
「包丁で筋のわきに切り込みを入れてから、包丁の背を使って筋を取り除いていました」(9カ月の赤ちゃんのママ)
「フォークに筋の端を引っかけてからぐっと引っ張ると、ささみの身も崩れずきれいに取ることができました」(8カ月の赤ちゃんのママ)
筋があると赤ちゃんが食べにくいこともあるようなので、きちんと取り除くようにするとよいかもしれません。フォークの代わりに穴あきお玉を使って筋取りをするママもいました。
片栗粉をまぶして茹でる
「鍋で茹でるときは、茹でる前に片栗粉をまぶしてから茹でていました。ささみのまわりを片栗粉がコーティングしてくれるので、茹であがりがしっとりします」(8カ月の赤ちゃんのママ)
ささみに片栗粉をまぶしてから茹でることで、水分が逃げにくくなりささみがしっとりするようです。ひと手間を加えるだけでささみがパサパサするのを防ぐことができ、赤ちゃんにとっても食べやすくなるかもしれませんね。
電子レンジで加熱する
「ささみと少しの水を耐熱の器に入れて、ふんわりラップをかけて加熱していました。水とラップを使うことで水分が飛ばず、茹でているのと同じように加熱できるので便利でした」(10カ月の赤ちゃんのママ)
電子レンジを使うと、鍋で茹でるのと同じようにささみの水分を保てるようです。調理時間の短縮になるだけでなく、火を使わずに調理することができるので、手間も少ないかもしれません。
上記以外の方法として、下ごしらえが済んでいる缶詰やパウチ入りのささみを使っていたというママの声もありました。負担なく離乳食を準備できるように、下ごしらえを工夫するとよいかもしれませんね。
離乳食で使うささみの保存方法
1回の離乳食に使うささみの量は多くないため、ささみをどのように保存するか、ママたちはさまざまな工夫をしているようです。ささみの保存方法についてママたちに聞いてみました。
生のまま冷凍保存
「1度に使う量が少ないので、スーパーから買ってきたら1本ずつラップにくるんで冷凍保存していました」(8カ月の赤ちゃんのママ)
「生のまま冷凍したささみを凍ったまますりおろし器ですりおろし加熱します。包丁で刻むよりも細かくなって子どもにもあげやすくなりました」(8カ月の赤ちゃんのママ)
買ってきたささみは生のまま冷凍保存ができるようです。1本ずつラップでくるんでおくと、使うときに必要な分だけ取り出せてよいかもしれません。生のまま冷凍したささみをおろし器ですりおろすと繊維が細かくなり、子どもも食べやすくなるようです。
茹でてから冷蔵、冷凍保存
「お鍋でささみを茹でてから、細かくさいて冷凍庫に入れていました。最初は少量なので、製氷皿に入れて小分けにして、必要な分だけ取り出して使っていました」(7カ月の赤ちゃんのママ)
ささみを茹でてから食べやすい大きさにさき、1回分に分けて冷凍すると使いやすいかもしれません。離乳食でささみを使い始めたばかりのときは、より細かくするために包丁を使って細かく刻むのもよさそうです。
ミンチにして冷凍保存
「ささみを細かく刻んでミンチにして、薄味のそぼろにした後フリーザーバックに入れて保存していました。多めに作っておいて、子どもが1週間で食べきれないときは大人のおかずに使用していました」(9カ月の赤ちゃんのママ)
解凍後すぐに使用できるため、ミンチやそぼろにしてから保存するママもいるようです。ミンチにすると料理に使いやすく、アレンジも広がるかもしれませんね。
離乳食用に保存したささみは、なるべく早いうちに使い切るようにしていたというママの声がありました。保存容器もさまざまなものがあり、少量であれば製氷皿やシリコンカップ、たくさんある場合はラップやフリーザーバックを使うなど、子どもが食べる量や使い勝手に応じて工夫するとよさそうです。
段階別ささみを使った離乳食レシピ
ささみを使った離乳食のレシピにはどのようなものがあるのでしょう。離乳食中期以降の段階別の簡単レシピをご紹介します。
ささみとかぼちゃのとろとろ
「ささみを始めたばかりの頃は、赤ちゃんが好きなかぼちゃと混ぜてあげていました。それぞれ加熱したものをすりつぶして、お湯やだしでのばしていました」(7カ月の赤ちゃんのママ)
加熱したささみをすりつぶしてかぼちゃに混ぜると、かぼちゃのでんぷんでとろとろになってのどごしがよくなり、子どもも食べやすいようです。甘味の強いさつまいもや子どもが好きな野菜を使うと、子どもも喜んでくれるかもしれません。お湯やだしの他に、粉ミルクでのばすというママの声もありました。
ささみと野菜の煮込みうどん
「細かくさいたささみを食べられるようになったら、いろいろな野菜と茹でて細かくさいたささみをだしで煮込んでいました。ささみの口に残る感じが苦手な子どもも、煮込むことでパサパサが気にならなくなり食べやすくなるようでした」(9カ月の赤ちゃんのママ)
ささみを野菜といっしょに煮込むと、野菜とだしのうまみが加わって食べやすくなるようです。うどんを加えると主食になるので、忙しいときには便利かもしれません。
ささみのトマトドリア
「離乳食後期くらいのときは、軟飯の上に加熱したささみをのせ、皮をむいてサイコロ状に切ったトマトと粉チーズを散らしてドリアを作っていました。いろいろな食材を一皿にまとめられるので洗い物も少なく簡単です」(11カ月の赤ちゃんのママ)
ささみの上に水分の多い野菜を載せることで、ささみがしっとりするそうです。いろいろな野菜といっしょにチーズやホワイトソースなどを加えると、うまみが上乗せされおいしく食べてくれるかもしれません。
ささみを使うときは下ごしらえをしっかり
ささみを離乳食で使うときは下ごしらえをしっかりしてから調理することで、赤ちゃんにも食べやすくなるようです。離乳食でささみを取り入れるためにさまざまな保存容器を使って、保存方法を工夫しているママたちがいました。赤ちゃんの様子や離乳食の進み具合を見ながら、ささみを使った離乳食のバリエーションを少しずつ増やしていけるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2018年6月1日時点で作成した記事になります。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。