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片づける前に知っておきたい、ストーブの上手な掃除方法とは
ストーブは日頃から頻繁に掃除するものではないかもしれませんが、片づけるときや出すときはきれいに掃除してから使いたいですよね。今回の記事ではストーブの掃除方法についてご紹介します。
ストーブの掃除の方法、仕方
冬のあいだ活躍したストーブですが、実はホコリや汚れがたまっていることもあるようです。来年また出すときのためにも、掃除してから片づけておくとよいでしょう。家にある身近な道具での掃除方法について考えてみました。
ストーブの掃除の手順
ストーブの掃除には手順があり、その通りに進めることで効率よく掃除ができそうです。
1.灯油を使い切る
まずは給油タンクに残っている灯油を使い切る、もしくは廃棄しましょう。時間が経過し質が悪くなった灯油は、不完全燃焼や点火しにくくなるなどトラブルの原因となるかもしれません。
灯油が残っている場合は運転して使い切るか、少量なら新聞紙に含ませてゴミとして捨てましょう。タンクなどに大量に余っている場合は、ガソリンスタンドや販売店などで回収してもらえるようです。
2.中央の筒を掃除する
灯油を使い切り熱が冷めたら、ストーブの燃焼筒の部分を掃除しましょう。
中央にある筒のようなものが燃焼筒です。燃焼筒を取り外して雑巾で拭きながら汚れを取り除きましょう。汚れが簡単に落ちない場合は、台所用洗剤を使うと落ちやすくなるようです。
3.反射板を掃除する
反射板はストーブの内側にあたる部分。芯から発せられる熱を効率よく使い、暖房機能を高める役目をします。しかしストーブの反射板にホコリや汚れがたまっていると、熱効率が落ちる原因にもなるようです。
反射板の汚れは濡らしたタオルや雑巾で拭き取りましょう。汚れがひどい場合や、長年経過しツヤを失ってしまっている場合は、台所用洗剤を使って磨くとよいでしょう。
4. 天板部分を掃除する
石油ストーブは上部が天板になっており、やかんや鍋が乗せられるようになっているようです。そのためお湯のこぼれや焦げ付きが起こりやすくい部分でしょう。
ものを乗せていなくても、髪の毛やホコリなどの焦げ跡が付くこともあるようです。ストーブの天板はビスで取り付けられてあるものが多く、簡単に取り外せるでしょう。外した天板は、クリーム状の研磨剤でキレイに落ちるようです。
電気ストーブの掃除方法
電気ストーブの場合は、表側にある網を取り外して掃除します。発熱体を覆っている網で、おおよその電気ストーブは網が取れる構造になっているようです。外せない場合は、網が付いた状態で掃除機を使ってホコリを吸い取りましょう。
網が外せたら、乾いた雑巾でホコリを拭き取りましょう。水滴が残っていると故障の恐れがあるため、水洗いはしないほうがよいでしょう。
あると便利なストーブの掃除道具
ストーブの掃除には特別な道具は必要なく、家にある身近なものできれいに掃除できます。用意しておくと掃除がしやすくなる道具をご紹介しましょう。
使い古しの歯ブラシ
使い古した歯ブラシは、雑巾や掃除機では取り切れない、細かい部分の汚れに役立つようです。特に石油ストーブの掃除に便利かもしれません。
中央の芯がすすで汚れている場合、古い歯ブラシを使うと簡単にすす汚れを落とせるようです。
雑巾
ストーブは熱を発するものなので、基本的に水洗いは避けましょう。汚れやホコリを取り除くには、固く絞った雑巾で水拭きしていきましょう。状況に合わせて乾拭きもできるよう、雑巾は2枚あるとより便利かもしれません。
新聞紙
灯油汚れを拭き取ったり、少量の灯油を廃棄したりするときに何かと役立つのが古新聞でしょう。取り外したパーツを置いておくことにも使えそうです。新聞紙を広げた上でストーブの掃除をすると、周囲を汚す心配も少なくなるようです。
掃除機
掃除機は全体的なホコリ除去に使えます。パーツの取り外しが難しい場合は、掃除機で吸い込むだけでもある程度ホコリがとれるようです。普段の掃除のついでにストーブの外装や網の部分をさっと掃除機でホコリを吸い取るなどしておくとよいでしょう。
ストーブ掃除の体験談
実際にストーブを掃除した人の体験談をご紹介します。
反射板を掃除したら新品みたいになった
「数年ぶりにストーブを掃除したときの話です。反射板を台所洗剤で磨くと汚れやアカが取れて、まるで新品のような輝きがよみがえりました。熱効率もよくなり、見た目にも気持ちよく使えるようになって、なんでもっと早く掃除しなかったのだろうと思いました」
片付ける前の掃除が次の冬に影響する
「毎年特に掃除をせずにストーブを押し入れにしまっていましたが、3年前の冬にとうとう点火せず故障してしまいました。手入れが必要だと知り、それからはストーブをしまうときはちゃんと掃除してからにしています」
ストーブを片づける前には必ず掃除を
つい使ったままの状態にしてしまいがちなストーブですが、手入れをしておくことで、次のシーズンも安全かつ安心して気持ちよく使うことができると思います。ストーブを長持ちさせるためにも、使う前と片付ける前の掃除は忘れず行いましょう。