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寒中見舞いをおくるときのマナー。デザインや写真、イラストの選び方
喪中の方へ出す場合などシーン別の文例
寒中見舞いは季節の挨拶状だけでなく、年賀はがきの返礼や、喪中の方へ年始のご挨拶状としても使うので、どのようなマナーに気をつけたらよいか気になるママもいるのではないでしょうか。今回の記事では、お相手に配慮した写真やイラストなどデザインの選び方、用途別の文例についてママたちの体験談を交えてご紹介します。
寒中見舞いとは
寒中見舞いは古くからの風習のひとつで、寒さが厳しい季節にお相手を気遣う言葉や自身の近況を伝えるために用いられる挨拶状を指します。寒中見舞いの多くは、ハガキや手紙で送ることが一般的とされているようです。
寒中見舞いを送るタイミング
寒中見舞いは、お正月期間である「松の内」をすぎてから立春までの間に出すことが好ましいようです。松の内の期間は、関東では元旦から1月7日まで、地域によっては元旦から15日までというところもあるので、お相手の住む地域に合わせた時期に届くよう心がけるとよいかもしれません。
季節の挨拶状以外としての用途
寒中見舞いは季節の挨拶状以外にも、年賀はがきの代わりや、喪中の方へ年始の挨拶状として送ることができるようです。お相手が喪中と知らず年賀状を送ってしまった場合のお詫びも、寒中見舞いですることができると言われています。
寒中見舞いに写真やイラストを入れるときのマナー
寒中見舞いに、子どもの写真やイラストを入れたいというママもいるのではないでしょうか。実際に写真やイラストを入れるとき、どのようなマナーに気をつけたかママたちに聞いてみました。
季節感が感じられるものを選ぶ
30代ママ
40代ママ
お世話になった会社の上司に、寒中見舞いを送りました。お相手に失礼のないよう、カジュアルなイラストは避け、椿の花など季節感のあるイラストがさりげなくがあしらわれたデザインを選びました。
寒中見舞いに、子どもの写真やイラスト入りのハガキを選んだママたちもいるようです。寒い季節の挨拶状なので、なるべく冬らしさが感じられる服装の写真や、イラストにも冬の風物詩が入っているデザインを選ぶよう心がけるとよさそうですね。
お正月を連想させるものを避ける
30代ママ
年賀はがきの返事を出すのが遅れてしまったので、寒中見舞いを送りました。お正月を過ぎてから出したので、干支の動物や縁起物のイラストが入っていないハガキを選びました。
寒中見舞いを年賀はがきの代わりに送ったというママもいました。寒中見舞いは、お正月期間である松の内を過ぎたあとに出すので、干支や縁起物のイラストが入らないよう気をつけるとよさそうです。
お相手の状況に応じて写真を入れる
30代ママ
寒中見舞いに子どもの写真を入れました。喪中のお相手がいることも考慮し、写真を小さくレイアウトするよう心がけました。
30代ママ
寒中見舞いを送る相手に応じて、2パターンのデザインを作りました。親しい方へは、家族の写真が入ったものを、喪中の方へは写真を入れず挨拶文と雪の結晶がデザインされたハガキを送りました。
喪中の方へ年始の挨拶状として寒中見舞いを送ったママやパパたちのなかには、写真を小さく入れるか、入れるのを控えたという声もありました。寒中見舞いを喪中の方へ送るときは、写真のサイズや入れ方に配慮したり、文章のみのハガキを選んだりするとよいかもしれません。
寒中見舞いの文例を書くときのマナー
寒中見舞いを、年賀状の返礼として送りたいときや、お相手が喪中の場合はどのような挨拶文にしたらよいか迷うママもいるのではないでしょうか。寒中見舞いを送るときのシーン別で具体的な文例をご紹介します。
季節の挨拶状としての文例
寒中お見舞い申し上げます
寒さの折いかがお過ごしでしょうか。
おかげさまで、私ども家族一同元気に過ごしております。
春の訪れが待ち遠しいですが、ご家族の皆様には
お身体を大切にお過ごし下さいますようお祈り申し上げます。
令和◯年一月
年賀状の返礼として送るとき
寒中お見舞い申し上げます
新年にはご丁寧な賀状をありがとうございました。
皆様におかれましてはお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。
私ども家族も無事越年いたしました。
まだ寒い日が続きますので、風邪などお召しになられませんようご自愛ください。
今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
令和◯年一月
喪中の方へ送るときの文例
寒中お見舞い申し上げます
喪中のことと存じ、年始のご挨拶はご遠慮させていただきました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
私ども家族は無事越年いたしました。
寒さもこれからが本番ですが、お身体を大切にお過ごし下さいますよう
お祈り申し上げます。
令和◯年一月
寒中見舞いの文例の流れは、「寒中お見舞い申し上げます。」に続き、時候の挨拶(相手を気遣う言葉)、ご自身や家族の近況報告、最後に結びの言葉としてお相手を気遣う言葉を添えるといった流れが一般的なようです。お相手の状況や関係性に配慮した文例や言葉遣いを心がけるとよいかもしれませんね。
マナーや送るタイミングに気をつけて寒中見舞いを送ろう
寒中見舞いを送るときは、季節感の伝わる写真やイラストを選ぶことや、送るタイミングを考えることも大切なポイントのようです。年賀はがきの返礼や、喪中の方への挨拶状として送る場合は、文例のマナーに気をつけて言葉を添えたというママの声が聴かれました。あらかじめ挨拶文やイラストがデザインされたハガキもあるので、マナーや文例に悩む方は活用してもよさそうです。お相手の状況に配慮して、気持ちが伝わる寒中見舞いを送れるとよいですね。
お正月に実家に帰れなかったので、子どもたちの近況報告も兼ね写真入りの寒中見舞いを送ることにしました。なるべく薄着の服装は避け、冬を感じられるようなロケーションで撮影した写真を入れました。