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七五三に男の子が着る袴の着付けの仕方。おしゃれな柄や選び方
子どもに似合う色や生地、柄
男の子が七五三に着る袴について気になっているママやパパもいるかもしれません。今回の記事では、おしゃれな柄などの男の子が七五三に着る袴の選び方や、着物や袴の着付けの仕方、男の子に袴を着付けるときのポイントを、ママたちの体験談を交えてご紹介します。
男の子の七五三のお祝い
七五三とは3歳、5歳、7歳の子どもの成長をお祝いする3つの儀式をまとめた行事のようです。5歳のお祝いは、男女ともに初めて袴を着けるという平安時代に行われていた儀式が、江戸時代に男の子のみの風習となり、現代に続いているとされているそうです。
5歳の男の子の七五三では、羽織袴に身を包んで神社に参拝することもあるようです。大切なお祝いごとなので、子どもに似あう袴を用意したいと考えるママやパパもいるかもしれません。
そこで今回は、男の子の七五三の袴についてママたちに聞いてみました。
男の子が七五三に着る袴の選び方
七五三に着る袴はどのように選ぶとよいのでしょう。ママたちに、袴の選び方を聞いてみました。
子どもに似あう色
40代ママ
子どもに似あう色にしたいと考えて袴を選んだママがいました。七五三の袴には金色を基調にしたものや白を基調にしたものなど、さまざまなタイプがあるようなので、実際に子どもに着用させて似あうものを選ぶとよさそうです。
男の子向けの柄
30代ママ
七五三の袴は男の子向けの柄を選びたいと思いました。縦縞や亀甲などの柄がありましたが、子どもが「殿様みたいでかっこいい」と言った蜀江柄を選びました。金糸銀糸で縫い取りをしたおしゃれな柄なので、子どもがとても気に入ってくれました。
袴の柄には縞や亀甲、蜀江の他に花菱といったものもあるようです。柄の縁を金糸銀糸で装飾した袴は格調高く見え、男の子が喜んで着てくれるかもしれません。
ママのなかには、羽織に勇壮な鷹が大きく描かれているので、袴はシンプルな縦縞にしたという声もありました。
生地
30代ママ
うちの子は活発に動くことが好きなので、羽織袴を着ても自由に遊べるようにポリエステルの生地を選びました。お祝いに着る袴は正絹がよいかとも思いましたが、外で動き回って汚れても簡単に洗える生地の袴にしました。
男の子の七五三の袴を選ぶ際は、生地をポイントにしてもよいかもしれません。汚れを気にせずに着ることができる生地の袴を選ぶことで、活発な男の子も七五三を楽しんでくれそうです。
ママのなかには、大切なお祝いごとだからと祖父母が正絹のセットを用意してくれたという声もありました。
七五三の着物や袴の着付けの仕方
男の子に七五三の着物や袴を着付ける場合の、準備するものや手順などをまとめてみました。
準備するもの
・羽織
・着物
・袴
・長襦袢
・角帯
・草履
・足袋
・羽織紐
・腰紐2本
・半襟
男の子の七五三に準備するものは着物や袴以外に、腰紐や半襟などの小物までさまざまあるようです。他に扇子や懐剣、お守りといった装飾品も準備しておくとよさそうです。
襦袢と着物の着付け方
1、下着の上に半襟をつけた長襦袢を着付けて腰紐を締めます。襦袢が長い場合は事前に腰上げをして丈を調整し、袴を着けたときに裾が見えないように短めに着付けます。
2、襦袢の上に着物を着せます。着物は下前から上前の順にあわせ、裾はくるぶしくらいになるようにして腰紐を締めます。半襟が見えるように襟元を整えます。
3、腰紐の上に角帯を2巻し、後ろで水平に形を整えて結びます。
襦袢や着物は、襟元をきちんとあわせるように意識するときれいに着付けられるようです。角帯の結び方が難しいので、事前に何度か練習をしたというママの声もありました。
袴の着付け方
1、袴の裾を足の甲くらいになるようにはかせ、前紐は帯と同じ高さになるように決めて、体の中心にあわせます。
2、前紐は後ろの帯の結び目の上を通して交差させてから前に回し、脇できれいに折り返して再び後ろに回して、帯の下で蝶結びにします。
3、袴の後ろを背中につけ、腰板についているへらを帯に挟んで安定させます。
4、後ろ紐を前に回し、前紐の下で十文字になるように結びます。上下に紐を出さずに一文字に結んでもよいようです。
5、最後に扇子、懐剣、お守りを脇に差します。
袴を着付けるときには、腰板が背中で結んだ角帯の上になるようにするとよいかもしれません。ママのなかには、前紐や後ろ紐が窮屈に感じないように、子どもの様子を確かめながら結んだという声もありました。
男の子に袴を着付けるときのポイント
男の子に袴を着付けるときには、どのような工夫をするとよいのでしょう。ママたちに着付ける際のポイントを聞いてみました。
便利なアイテムを使う
40代ママ
七五三のお参りをしている途中で袴がずれることのないように、サスペンダーを使いました。羽織で隠れるように位置を確かめながらつけたところ、周りの人からサスペンダーが見えず、子どもが動き回っても袴がずれないので、便利なアイテムだと思いました。
活発に動く男の子が着ても袴がずれたり落ちたりすることのないように、サスペンダーを使ったママがいました。着物の色にあうサスペンダーを選べば、羽織がずれたときにも目立たないかもしれません。
七五三に使った後で、フォーマルな場面でも使うことができたというママの声もありました。
褒めながら着付ける
30代ママ
七五三の袴を着付けるのは時間がかかるので、子どもが動いてしまわないように褒めながら着付けました。「かっこいい」「お侍みたいにきりっとしているね」などと声をかけることで、子どもも着付けが終わるまで得意そうに立っていてくれました。
男の子に着物や袴を着せるときには、子どもが喜ぶように声をかけながら着付けをするとよいかもしれません。着物や袴を着付けている間、かっこよさを褒める言葉をかけることで、子どもも着付けが進むのを楽しんでくれそうです。
七五三に子どもにあう袴を用意しよう
七五三は子どもの成長を祝う大切な儀式とされており、男の子の場合は5歳の七五三に羽織袴を着用することがあるようです。家庭で着付けをする場合は、あらかじめ手順を確認しておくと手早く着付けられるかもしれません。
七五三のお祝いをするために、男の子らしい柄やおしゃれな柄など、子どもに似あう袴を用意できるとよいですね。
子どもの袴は色をポイントに選びました。うちの子は屋外で遊んでよく日焼けをしているので、肌の色が映えるように裾が深い青色で上に行くにしたがって銀色になる、おしゃれなグラデーションカラーの袴にしました。