鯉のぼりはいつからいつまで飾る?兜や五月人形などの意味や時期

鯉のぼりはいつからいつまで飾る?兜や五月人形などの意味や時期

ママたちに飾る時期や何歳まで飾る予定かを調査

2019.01.12

鯉のぼりや兜飾り、五月人形などは、いつからいつまで飾るのがよいのでしょう。子どもの日を前に気になっているママやパパもいるかもしれません。せっかく飾るならそれぞれに込められた意味などもあわせて子どもに伝えられたらうれしいですよね。今回は周りのママの声なども参考に、鯉のぼりを飾る時期や意味について調査しました。

子どもの日には鯉のぼりでお祝いを

子どもの日のお祝いに鯉のぼりなどを飾っているご家庭も多いのではないでしょうか。ベランダに手作り鯉のぼりを飾ったり兜や五月人形を家の中に飾ったりなど、楽しみ方はさまざまですよね。

ひな祭りが終わると街中で鯉のぼりを見かける機会も増えてきますが、鯉のぼりなどはいつからいつまで飾る場合が多いのでしょう。周りのママたちに、飾っている時期や子どもが何歳まで飾る予定なのかなどについて聞いてみました。

鯉のぼりの意味といつからいつまで飾るのか

子どもの日の定番とも言える鯉のぼりですが、鯉のぼりにはどのような意味があるのでしょう。飾る時期とあわせてご紹介します。


鯉のぼりの意味

鯉のぼりを持っている子供
iStock.com/minkokeshi

子どもの日に鯉のぼりを飾るようになったのは、一般的に江戸時代中期ごろからと言われています。それまで武家の間では跡取りである男の子が生まれると家紋を描いたのぼりなどをあげる風習があったようですが、江戸時代中期ごろになると庶民の間でもその風習が浸透していったようです。その中で、竜門と呼ばれる滝を鯉だけが登りきり竜になれたという中国の故事「登竜門」から、立身出世の象徴として鯉のぼりをあげるようになったと言われています。

鯉のぼりには「子どもが将来出世しますように」という意味があったんですね。さまざまな説がありますが、鯉のぼりを外に飾るのは「天の神様が降りてきていただくときの目印になるように」「天の神様に男の子の誕生を知らせ見守ってもらえるように」などという意味もあるようです。ベランダに飾ったり外から見える窓辺に飾ったり、飾る場所のヒントにしてみてはいかがでしょうか。


鯉のぼりはいつからいつまで飾るのか

鯉のぼりをいつからいつまで飾るのかタイミングに悩んでいるママやパパもいるでしょう。鯉のぼりをいつからあげるか明確な決まりはないようですが、一般的に春分の日(3月20日や21日)を過ぎた3月下旬から4月下旬にかけて飾りだす場合が多いようです。いつまで飾るかについてもさまざまで、端午の節句を過ぎた次の日には片づける場合もあれば、旧暦にあわせて6月中旬に片づける場合もあると言われています。

飾りだす時期としまう時期にはそれぞれ1カ月ほど幅があるようです。周りのママはどの鯉のぼりをいつからいつまで飾っているのでしょう。

「いつから飾るのか悩みますが、毎年大体4月下旬から飾りだして、子どもの日を過ぎた次の日くらいには片づけています。庭にポールを立てて飾るタイプなので、鯉のぼりを出すのもしまうのも夫が休みの日と決めています」(30代ママ)

「4月の終わりごろから子どもの日を過ぎたあたりまで飾っています。ベランダに飾る鯉のぼりで、街中が子どもの日の雰囲気になってきたなと感じたら飾り始めています」(30代ママ)

鯉のぼりを飾る時期は、それぞれご家庭の事情にあわせて異なるようです。「外に飾るから晴れた日がよい」「大安の日がよい」「子どもといっしょに飾りたい」など希望があれば、ゆとりをもって飾りだす日としまう日を予定してみてはいかがでしょうか。

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鯉のぼりを飾るのは何歳までか

勉強中の子ども
iStock.com/Milatas

ママやパパの中には、子どもが何歳まで鯉のぼりを飾ればよいか疑問に思っている場合もあるかもしれません。飾る時期と同様、一般的に明確な決まりはないようです。周りのママはどのように考えているのでしょう。実際に飾っていた時期や今後の予定などを聞いてみました。

「大きな鯉のぼりを子どもが11歳まで飾っていました。毎年続けて飾るつもりでいましたが、洗濯などで色あせてしまったこともあり途中でやめました」(30代ママ)

「叔母の家では私のいとこが小学6年生まで鯉のぼりをあげていました。いとこ自身が中学生になりもう十分大人になったから、というのがやめた理由のようです。先のことなのでまだわかりませんが、うちの場合もその時期位まで飾るのかなと考えています」(30代ママ)

明確な決まりがない分、各家庭の事情によって鯉のぼりをいつまで楽しむかはさまざまなようです。子どもが喜んでくれるまでは鯉のぼりを飾りたい場合や、引っ越しなどの理由で鯉のぼりをやめ兜や五月人形のみ飾る場合もあるかもしれません。子どもの意向などもふまえつつ、子どもが何歳まで飾るかを考えてみてもよさそうですね。

兜や五月人形について

子どもの日に兜や五月人形を飾るご家庭もあるでしょう。さまざまな説がありますが、兜や五月人形には「災厄から身を守り、子どもの健やかな成長を願う」などという意味が込められているようです。兜や五月人形をいつからいつまで飾るかは特に決まりはないようなので、鯉のぼりを飾るのと同じタイミングで考えてみてもよいでしょう。

外飾りである鯉のぼりに対し、室内に飾る兜や五月人形は内飾りと一般的に呼ばれています。子どもがあやまって飾りを壊したり怪我をしたりしないよう、小さいうちは飾る場所を気にかけてみてもよいかもしれません。兜や五月人形をケースに入れて飾ったり棚の上に飾るなど、安心して楽しめるよう工夫したいですね。

家族で鯉のぼりを楽しもう

兜とパパと男の子
iStock.com/TAGSTOCK1

子どもの将来や成長を願う子どもの日に、鯉のぼりや兜、五月人形でお祝いしたいママやパパもいるかと思います。いつからいつまで飾ればよいかわかっていれば家族みんなで準備を進められるかもしれません。飾る意味など子どもに伝えつつ、家族で鯉のぼりなどを楽しんでみてはいかがでしょうか。

2019.01.12

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